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2019年7月4日更新

[彩職賢美]タレントの糸数美樹さん|伝える喜び実感 元気を発信!

アナウンサーを希望し全国のテレビ局を受験しましたが、採用まで至らず落ち込むことも。そんな中、地元ラジオ局にパーソナリティーとして採用いただき、タレント活動を始めました。ラジオ番組だけでなく、テレビ番組やCMなど、活動の幅も広がりました。これも、視聴者やリスナーの方々からの意見や励ましの声があったから。伝えることの喜びを実感しています。感謝の気持ちを忘れず、元気を発信していきたい。

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視聴者やリスナーの声が励み

タレント
糸数美樹 
さん

裏方の経験を生かし 番組進行の細かな配慮も

「ミキトニー」の愛称で親しまれているタレントの糸数美樹さん。テレビ番組のMCをはじめテレビCMやイベント・結婚式の司会など、多彩な仕事をこなす。

「視聴者やリスナーさんが辛いことがあっても忘れられたり、少し前向きな気持ちになれたら」という思いで仕事に取り組んでいる。「私を応援してくださる方々に何かが伝わったと感じたときが一番の喜び」。伝えた事に対して共感の声があったり、「それは違うんじゃない」という意見があったりと、良くも悪くも反応があることがうれしいという。

一方、メンタル的に弱くなることも。プライベートで嫌なことがあっても、仕事で笑わないといけない時はやはり辛いという。「番組が始まる直前まで泣いていたこともありました。しかし、視聴者やリスナーさんの声を思い出し、自分を奮い立たせ何とかこなせました。聴いてくれる人のおかげで人としても成長できたと思います」と感謝している。

タレント活動を始めたころ、裏方の仕事を経験したことがプラスになったという。「アシスタントディレクターを務め、番組ができる仕組みを覚えることはもちろん、出演者や周りの人たちへの気配りを特に意識し業務をこなしていました」

その経験から「今この話題に対し、こういう内容のメールを読んだらもっと広がるはず、どうやったら私もうれしいかなあとか。細かい気付きができるようになりました」。番組が少しでも面白く、内容の濃いものになるように神経を研ぎ澄まして仕事をするようになったと、自らの変化を実感している。


アナウンサーになるのが夢で大学卒業後、自分の強みがほしいと、好きだった語学を磨くために渡米。「就職活動もあり、一年間と決めて留学し、帰国後は、アナウンサーを目指し全国のあらゆるテレビ局を受験しました。しかし、なかなか採用までは至らず、気持ちも焦っていました」と振り返る。そんな中、地元・沖縄のラジオ局のパーソナリティー募集を聞き、面接を受けたところ、合格の知らせを受けた。

「仕事の際、『あまり笑わないで』、『なまらないで』と注意されていました。生放送ってどうしても個々のクセが出るので、意識していても少しずつ化けの皮がはがれてしまって…。それをリスナーさんが面白がってくれ、受け入れてもらい、今の中部なまりを盛り込みながら話すキャラが成立したんです」。

そんな自然体で仕事に臨む姿がリスナーを魅了し多くのファンを楽しませてきた糸数さんだったが、ことし3月で9年間務めたラジオ番組を降板した。「少し前から、人として次のステップを踏まないといけない段階にきているなあというのがあって。その時、プライベートでは、彼氏ができ結婚へと。仕事や家庭のことを考え、少し息抜きの時間も大切だと降板を決めました」と心境を語る。

「今思えば、枠にとらわれ過ぎていた自分が現在、タレント業という大きな枠組みでいろいろと仕事ができることは、なんて幸せなんだろうと思う」としみじみ語る。

最近では、周りから「落ち着いたね」と言われるようになったと笑う。「夫という絶対的な信頼関係を築いた人ができたことが大きいかも」と言う。仕事でうれしいことや嫌なことがあると夫に話し、気持ちが落ち着くとも。パートナーの存在は精神的な支えとなり、元気の源にもなっている。

「これまで沖縄のみなさんに育てられたという思いが強いので、今後、恩返しをしていきたい。女性の体の悩みや子育てなどをテーマにセミナーのようなイベントを手掛けていけたら」と抱負を述べた。


リスナーへ感謝伝える旅

全国行脚の際に訪れた、愛知県の富士浅間神社のまねき稲荷で(糸数さん提供)

ラジオ番組を降板後、糸数さんはこれまで支えてもらった全国のリスナーに自腹で会いに行く全国行脚を行った。

「辞める時は全国のリスナーのもとに行き直接、感謝の気持ちを伝えたかった。リスナーと直接話せるオフ会があり、沖縄はもちろん、東京、大阪、名古屋、福岡の5カ所を訪れました」。番組にメールを送ってくれた常連リスナーを中心に、初対面のリスナーからも「聞いていたよ」と声を掛けられ、「みんなに支えられていたんだなあと実感できた」と喜ぶ。


連休があれば旅に

城崎温泉で妹と(糸数さん提供)


石垣島で川平湾をのんびり眺める糸数さん(糸数さん提供)

旅行が大好きという糸数さんは「仕事の間が2日以上あいたら、旅行に行くことが多いです。珍しい景色や観光地などを見ることで気持ちのリフレッシュになります。妹が大阪にいて、一緒に旅をすることもありますね」と話す。石垣で知り合いの披露宴の司会を依頼された際は、延泊し夫を呼んで2人で旅行したことも。多い時には月に3回、旅行に出掛けるそう。


糸数さんのパワーの

Q.おしゃれに関してのこだわりは?
常に見た目は意識しています。昔は自分の見た目に自信がなくて。周りにいるかわいい子を見て研究していました。今ではメークやファッションにこだわりを持つようになりました。普段から、顔のこの角度がかわいいとか、右と左の目の大きさが違ったら、ここだけアイラインを太めに引いてみようとか…。そんなことを繰り返す中で、少しずつ自分が好きになれ、自信が持てるようになりました。

Q.糸数さんが目指すタレント像は?
目指しているタレント像はありません。そういう人をつくってしまうと、この人をまねてしまうから、私ではなくなるのが嫌で。ラジオ番組では、最初の2年くらいは、自分のしゃべった回は毎日聞き返して「この間は遅かったなあ」、「このコメントはこうだったなあ」と自分なりに反省する時間を設けていましたが、今は素の自分を大切にしています。

※糸数さんがメインMCを務める「Aランチ」は、毎週土曜11時58分から琉球放送で放送中​

 

プロフィル
いとかず・みき

1985年、沖縄市出身。高校卒業後、県外の大学へ進学。大学卒業後の2008年、語学留学のため渡米。帰国後の10年、FM沖縄「ゴールデンアワー」ラジオパーソナリティーとして採用されタレント活動を開始。13年より琉球放送「コザの裏側」、18年より「Aランチ」のMCを担当。そのほか「メガネ一番」をはじめ、au(沖縄セルラー電話(株))など数多くのCMに出演している。イベントや結婚式の司会などでも活躍中。


撮影協力/琉球放送(株)
ヘアメイク/照屋美咲


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今までの彩職賢美 一覧


撮影/比嘉秀明 文/安里則哉
『週刊ほ〜むぷらざ』彩職賢美<1338>
第1666号 2019年7月4日掲載

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スタッフ
安里則哉

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編集者
日々、課題ばかりですが、取材ではできる限り、対象者の人間性が引き出せたらと思い、仕事に努めています。食べることが大好き。そのためダイエットにも力を入れたところですが、いまだ実現せず(笑)。

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