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2019年5月23日更新

[ぶら~りまちある記]雨にもマケズ 気軽に街散策

ぶら~りまちある記[1]
記者がまちを歩き、気付いたことや感じたこと、見つけた新しい店など、一市民の目線でつづります。一回目は、梅雨でも雨にぬれることなく散策できるスポットを紹介。一昨年にオープンしたのうれんプラザから牧志公設市場付近のアーケード街を歩いた。



相対売りに珍動物 新旧が混在!

「県民の台所」として親しまれた農連市場(那覇市樋川)が移転した新施設「のうれんプラザ」に入った。 飲食店や日用品店、総菜店など多くの店が軒を連ねている。施設内を歩いていると「相対売場」を発見。昔ながらの市場をほうふつとさせる光景が広がっていた。農家の人たちが育てた自慢の野菜や花などが格安で買えるとあって、一般客や近隣店舗の店主などが商品を求めて訪れ、午前中を中心ににぎわいを見せる。農家の人たちが「これじょうとうよ!」と元気な声で、楽しそうに販売する姿に元気をもらえた。

施設内を歩いていると、精肉店の前で立ち止まる。目に付いたのが「BIGカツ」。気になり注文してみる。手渡されるとビックリ! 自分の顔以上の大きさにテンションも上がる。

腹を満たし、のうれんプラザを後にして、「太平通り商店街」に入る。そこの両サイドには飲食店や雑貨店などが並ぶ。老舗店舗も多い印象でどこか懐かしい光景が広がる。さらに「新天地通り」に入る。ジーマーミ豆腐の専門店など沖縄らしい店もあれば、アジアン雑貨を扱う店もあり、異国情緒があふれ、旅行に来たようで心も弾む。

足を進めると「市場中央通り」にさしかかる。そこで目に飛び込んできたのが「ふくろうの楽園」。フクロウを腕に乗せた店員に招かれるように店内へ。常時10羽以上のフクロウに触れることができ、そのまんまるな目で見つめられるといとおしく感じ、思わずなでなで。 通りはお土産品や総菜を買う場所という印象が強かったが、珍しい動物とも触れられる意外性に驚いた。


新鮮野菜や生花 格安で

旬の野菜や花を並べ顧客とゆんたくしながら販売する農家ら=のうれんプラザで


      瀬長シゲさん(92)

戦後から販売
朝3時過ぎから6時頃まで相対売場で野菜を販売し、戦後からこの仕事に携わっています。近年は農家が減ってきているのがさびしい。でも、ここで私と同じように品を売るメンバーらと、ゆんたくしながら販売するのが私の生きがい。




インパクト大のBIGカツ
顔の大きさほどもあるインパクト大な「上原BIGカツ」(500円)。そのほか精肉や自社ブランドの加工品などを販売している。

上原ミート農連店
098‐853‐6638
 

親子で楽しむ“珍”小動物園
手のひらサイズから中型まで、30羽ほどのフクロウがいて、常時10羽以上のフクロウと出合うことができる。なでることや、手乗せ体験もできる。そのほか、ハリネズミや白蛇、コウモリなども。普段ではなかなかふれあえない動物たちばかり。入場料は大人1200円~、小人900円~、3歳以下無料(各プランで料金が変更)。

ふくろうの楽園
098‐963‐9889



ふくろうの楽園を後にし、市場中央通りから一つ中に入った「パラソル通り」へ。色鮮やかな傘が立った休憩スペースで、しばし休憩。飲み物片手に休む人や、総菜を広げ食事をとる人も。

再び市場中央通りに戻り、牧志公設市場付近に着くと、通り一番のにぎわいに。中国語や韓国語、英語などが飛び交い、多くの観光客が行き交っているのがよく分かる。牧志公設市場は、建て直しのためにぎわい広場に移転が決まっている。建設中の移転先にも足を運ぶ。「ここで新たな歴史が始まるのか」と、さらなる魅力を発信し続けることを期待し、その場をあとに市場中央通りへ引き返す。

途中で何やら行列を発見。そこは、ポークおにぎりの店「ポークたまごおにぎり本店」。ちょうど小腹がすいたので列に並ぶ。島豆腐やナーベーラーなどが挟まった沖縄らしさ満載のポークおにぎりを堪能し、大満足。足取りも軽くなる。

歩を進め市場中央通りから平和通りへ。お土産品店を中心に多彩な店が軒を連ね、活気にあふれている。通りを抜け隣接するてんぶす那覇に。そこでは、首里織・壺屋焼体験など沖縄の伝統工芸体験も楽しめる。館内を見ていると、爽やかなブルーの店内が目を引くタピオカカフェ「amitapi」を発見。容器や見た目もおしゃれでインスタ映え間違いなし。

他にも牧志公設市場周辺には、たくさんの裏道がある。なにげなく入った裏道にすてきな出合いや発見があるかもしれない。



休憩しながら本も
市場中央通り沿いの水上店舗の隣にあるパラソル通りには、一般客はもちろん市場のスタッフがお昼時間などで利用している休憩スポットも。カラフルな傘があり、日差しや雨をしのげる。一角には多彩な本が並ぶ「みんなの本棚」もあり、気軽に本を読みながら休憩できるのがうれしい。



2019年7月に移転、牧志公設市場
現在、移転先のにぎわい広場に整備が進む牧志公設市場。那覇市によると、1950年に開設し、1972年の建て替えで現在の建物に。多くの観光客が訪れる観光地として人気を集めた。一方で、建物や設備の老朽化で再整備が必要に。ことし7月、仮設市場がオープン予定だ。

 

小腹の足しに人気
手軽に味わえるとあって多くの人たちが列をなすほど人気の「ポークたまごおにぎり本店」。スタンダードの「ポーたま」(230円)をはじめ、スペシャルメニューの「島豆腐の厚揚げと自家製油味噌」(400円)や「ナーベラ天と自家製油味噌」(390円)など一度味わってみたい品ばかり。 

ポークたまごおにぎり本店
098‐867‐9550

 

見た目鮮やかSNS映え
生クリームに紅芋タルトやちんすこうがトッピングされた「紅芋タルト・デ・ミルク」(700円)やオレンジソーダにアイス、タピオカが入った「オレンジタピッシュ」(500円)など人気。どの品も、見た目もかわいく、インスタ映え間違いなし。

amitapi
098‐861‐0129


編集/安里則哉
『週刊ほ〜むぷらざ』ぶら〜りまちある記[1]
第1660号 2019年5月23日掲載

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日々、課題ばかりですが、取材ではできる限り、対象者の人間性が引き出せたらと思い、仕事に努めています。食べることが大好き。そのためダイエットにも力を入れたところですが、いまだ実現せず(笑)。

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