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2016年6月2日更新

母の不安や悩み軽く【吉澤早苗さん・助産師】

才色兼備『沖縄で働く女性は、強く、美しい』

出産の自信 子育てにも
助産師・吉澤早苗さん【(社)沖縄県助産師会 母子未来センター】




(社)沖縄県助産師会母子未来センターで助産師として働く吉澤早苗さん(36)。通常の業務に加え、子育てママたちの悩みの軽減や、より良いお産を目指し、「ベビー&ママクラス」や「ヨガ教室」などを開いている。助産師として12年目、「ママたちに寄り添い、自信を持って子育てができるよう支援したい」と業務に励む。






「妊娠期間から産後まで、子育ての不安や悩みなどの共通点を持つママたちがつながり、笑顔になるのを見るとうれしい」と吉澤さん。妊婦検診をはじめ、検診の際の保健指導、お産の介助や産後の母乳育児の支援、電話相談など業務は多岐にわたる。

「妊娠したら、短期間で体が変化していくので、戸惑う方もいらっしゃいますし、お産への不安を抱えている方も少なくはありません。また、産後は慣れない育児に不安と孤独感を感じ、子育てを辛いと感じる方もいます」。もっと気楽に子育てができるようにと力を入れているのが、週に一度開いている「ベビー&ママクラス」や「マタニティーフィーリングヨガ」だ。

「ベビー&ママクラス」は、ベビーマッサージをはじめ、参加者同士が子どもの成長や子育ての悩みなど情報を交換し合う場になっている。「マタニティーフィーリングヨガ」では、出産や育児に必要な体作りや胎児とのコミュニケーションの時間を大切にしている。参加者からは、「心地よく運動ができた」「腰痛や肩こり、尿漏れなど、妊婦特有の体の悩みが緩和された」「お産が楽しみになりました」といった声が上がっている。

「クラスに参加して、子育てしている母としての自信や、女性としての自信を持ってほしい。ここを卒業した後も子育てのことで、家族や友人、社会など周りを巻き込むのに必要なコミュニケーション力を高めるきっかけになれば」とニッコリ。

母親が看護師だったこともあり、もともとは看護師を目指していた吉澤さん。「看護大に通っていたころ、お産を見せてもらった際、出産した母親のすごさと、小さな命が育っていく姿を目の当たりにし、命の偉大さを実感しました。そこに携われる仕事を考えたとき、助産師にと思った」と振り返る。

卒業後は、恩師が北海道で助産師向けの大学院を立ち上げることを知り、沖縄を離れて勉強することを決意。2年間学び、助産師の資格を取得した後、2005年に那覇市立病院に就職。約10年、同病院で業務に従事した。

そんな中、「より身近にママたちと触れ合いたい。新生児訪問など、もっと地域に出て働きたい」との思いを知り合いの助産師に話していたところ、昨年、現在働く母子未来センターから声が掛かり、同センターでの新たな船出を決意した。

同センターに来て特に印象的だったことが、お産に立ち会う先輩の助産師の姿勢。「その先輩はお産をするママをとても褒め、認めていた。ああして、こうしてではなく、『呼吸が上手だよ』『これでいいんだよ』といった具合に」と説明。出産後のママが「自分で産めた。産む力があったんだ」と、自信に満ちあふれた表情を見せたのが印象的だった言う。「生命の誕生のお手伝いができるのはもちろん、出産の自信がそのまま子育てへの自信につながる、とても重要なことだ」と改めて実感した。

「今後は、もっと妊婦と産後のママの交流の場を増やしたい。ここに来て元気をもらって帰れる。そんなママたちのパワースポットにしたい」と笑った。



 

女性としての「性」学ぶ



「本当の『女性らしさ』は、女性としての『性』を大切にすること」と吉澤さん。主に胎児を育む子宮について勉強しているという。「子宮と向き合うことで女性であることを見つめ直しています。包み込む優しさの母性の部分と、オシャレを楽しんだり、キュンキュンを感じるオンナとしての女性性を認め、ハッピーな女性になることを意識しています」。




情報交換や交流の場に
「ベビー&ママクラス」では、子どもとのスキンシップを図るベビーマッサージや、「子どもが、なかなか寝てくれない」といった子育ての悩みを質問する時間も。参加者同士でお茶会をするなど、交流の輪も広がっている。




娘との交換日記
「夜勤が続くと子どもと会えないこともあるので、娘と交換日記をしています」と言い、子どもとのいいコミュニケーションツールにもなっているそう。「面と向かって言いづらいことも、文章だと書けたりもするんですよね。『こんなこと考えているんだ』などと、感心することも」。


 

吉澤さんのハッピーの種

Q.仕事と家庭の両立は大変では?
お産がある場合、昼夜問わず呼ばれることもあり、子どもたちには寂しい思いをさせています。家庭と仕事の両立は大変ですが、夫や実家の家族、職場の人の支えがあり、好きな仕事ができ、周りには感謝しています。
 私の経験上、楽しく子育てをしている人は、夫や家族をうまく巻き込んでいる人が多い。一人で悩んでいる人がいたら、周りの友人や家族、地域のファミリーサポートセンターや子育て支援センターなどに頼ってみては? 母子未来センターでも電話相談も受けているので、利用してみて。
 

運動や子育てアドバイスも

同センターでは吉澤さんが担当し、子育てに関するアドバイスや、運動ができるクラスがある。興味のある人は要チェック!
「ベビー&ママクラス」毎週水曜10時〜12時、参加費500円※バスタオルを1枚準備。
「マタニティーフィーリングヨガ」毎週金曜10時〜12時、参加費4000円(4回チケット)・1100円(1回)
※詳細は問い合わせ先へ。


■問い合わせ先/母子未来センター
電話:098-938-1103
ホームページ:http://bosimirai.com/​

PROFILE
よしざわ・さなえ
1980年、南風原町出身。高校卒業後、1999年に県立看護大学に進学。2003年の卒業後、北海道の天使大学大学院助産専攻科へ。2005年、助産師の資格を取得後、那覇市立病院に就職。10年間の業務に励んだ後、2015年、母子未来センターへ。現在、通常業務に加え、子育て中のママや妊婦を対象にした教室などの講師も行う。三児の母。



週刊ほーむぷらざ「彩職賢美」|輝く女性を応援!
今までの彩職賢美 一覧
撮 影/比嘉秀明
編 集/安里則哉
『週刊ほーむぷらざ』彩職賢美<1216>・第1507号 2016年6月2日掲載

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安里則哉

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日々、課題ばかりですが、取材ではできる限り、対象者の人間性が引き出せたらと思い、仕事に努めています。食べることが大好き。そのためダイエットにも力を入れたところですが、いまだ実現せず(笑)。

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