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2017年12月28日更新

2018年は、美しく健康にダイエット「知念伽央梨さん×宮國由紀江さん」

「2018年こそダイエットしたい」と考えている方に、ほ~むぷらざで毎月連載している知念伽央梨さんと宮國由紀江さんからすてきなアドバイス。アーユルヴェーダと同じくインド発祥のヨガの基本について知念さん、薬膳的な食の視点から宮國さんがさまざまな提案をしてくれました。「美しく」「健康に」ダイエットしませんか?

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ヨガで美しく 冬にリセット

最近人気のヨガですが、アーユルヴェーダと同じくインド発祥で、正式には「ヨーガ」と言います。ちょっとした時間で、ちょっとしたスペースで気軽にできます。

ポーズをとり、呼吸を整えることで頭の中まで整理整頓できる点も特徴です。年末年始のように特に忙しいと、知らず知らずのうちに体に疲れがたまっていくのを実感しますが、少し自分の心と体に目を向けてみませんか。

今回は呼吸法を中心に紹介します。呼吸法は「プラーナヤーマ」といいます。正しい呼吸によって、体の活力や心の安定、明せきな精神を生むとされています。「プラーナ」は当社の社名にもなっていますが、「気、風、あらゆる物へ命を与えるエネルギー」という意味があります。

プラーナが通りやすいように背骨と首と頭が一直線になる安楽のポーズか、半蓮華座、蓮華座で座ります。蓮華座は右足を左足の太ももの付け根部分に置き、左足は右足の付け根に置いて交差させるような座り方。半蓮華座は片足のみです。あぐらをかくように座りますが、その時、おへその下にある「丹田」という部分に少し力を入れるようにしましょう。


吐く息を長めに

呼吸法は5つ。カパラパーティ、アヌローマ・ヴィローマ、ブラフマリ、シートゥカーリー、シータリーです。柱になるのは2つで、1つはカパラパーティで、通常の呼吸と同じように1回吸って、1回吐く動作を20回行います。

もう1つはアヌローマ・ヴィローマで、鼻くうを交互に使います。一方の鼻くうを押さえ、もう片方から息を吸い、両方を押さえて軽く息を止め、吸った側と反対の鼻くうから吐きます。これを20回ほど繰り返します。

これらの呼吸法は自律神経を整える効果があると言われています。できれば吸う息より、吐く息を長くするように心がけてください。

たくさんのポーズがありますが、それぞれの症状や体の不具合に応じたものがあり、できればそれに食やケアをプラスするのが良いと思います。自分に合った方法を少しずつでも暮らしに取り入れるといいですね。

(インド政府公認ヨーガインストラクター)


宮國さんがチャレンジ!
できる範囲でじっくり

ほ~むぷらざの紙面で対談も行い、交流がある知念さんと宮國さん。「体が硬いから」としり込みする宮國さんを、「きつくない程度に、自分のできる範囲で」と知念さんがサポートする。
初心者の場合は呼吸を止めがちになることがあるようで、知念さんも指導の時は「息を吐いて」「ゆっくり吸って」と声をかけながらポーズをとっていく。
屋外での撮影だったため、肌寒かったが、最初の5分ほどで宮國さんは「体がポカポカしてきた」とびっくり。終了するころには、「ヨガは体の軟らかい人がやると思っていたが、少しずつならできそう。体の筋肉を伸ばす感じでとても良かった」と笑顔になった。
知念さんも「無理しないで大丈夫。できるところから続けていくと、どんどん体も軟らかくなる」とアドバイスしていた。


宮國:ヨガって気持ちいい~
知念:ゆっくり呼吸して~
撮影協力/東南植物楽園(沖縄市)


i-PLANA
知念伽央梨さん

受講生募集中
アーユルヴェーダ学会認定初級講座(セルフケアアドバイザー資格)
開 講/4月から全55時間
受講料/14万8000円(税別、分割払い可)
講 師/アーユルヴェーダ医師・浅貝賢司、栄養療法主宰・崎浜キヌ、知念伽央梨
※詳細、質問は下記メール、電話で受け付け。
メール i-plana-okinawa@ked.biglobe.ne.jp
090-1946-9030

 




中医学で実践 太りにくい体

中医学的ダイエットの基本方針は、太りにくい体作りなので、痩せることを目的としている一般的なダイエットとは異なります。意識するのも体重ではなく体調と体脂肪です。

極端なカロリー制限よりも栄養バランスが取れた食事で、体質ごとに方法が異なり、緩やかにそして確実に減量することを目指したダイエット方法です。見た目の美しさだけでなく、健康的な体を作ることこそが中医学的ダイエットの本質と言えます。そこから太りにくい体づくりを目指すのです。

中医学で一番古い医学書である『黄帝内経』の冬の養生方法には、現代的な考え方とは逆のような以下の内容が書かれています。

『冬の三カ月を閉臓という。もろもろの門が閉ざし、閉じこもる季節である。この期間は、寒さが厳しく、さすがに天の陽気もこれを和らげることができない。夜は早く寝て、朝は遅くまで床にあって日が昇ってから起き、寒気に体温が損なわれないようにしなければならない。精神的には気を静めて、何かしなければと思う心は伏せる』。

つまり、冬は精神が乱れ、エネルギーを消耗するため、心も体も休ませ、ゆったり、のんびりが大切というのです。しかし現実的に年末年始にはそれは難しいですね。

気と血の巡りを良く

冬は、寒邪という邪気に犯されやすいとされ、寒邪とは『冷え』です。足腰や腎・ぼうこうにまとわりつき、体の内外を冷やします。すると自然に血行不良・代謝が低下し、太りやすくなります。無理なダイエットを考えず、体をゆっくり動かし、しっかり呼吸を整えることで、全身の気の巡りが良くなり体が温まり、血の巡りもよくなります。そうすると老廃物を排せつさせる力が高まることも期待できます。

さらに、食事では体を温める食材やエネルギーを補充する食事を取り入れることが重要です。今回紹介した3品は、体力を補充し、きれいにダイエットを目指す「山芋お焼き」、デトックス効果があり、胃腸を休め、エネルギーを補充する「緑のスープ」、血の巡り・気の巡りを良くし代謝をアップする「スパイスティー」。

山芋のお焼きに使ったラードは、良質な脂質でトランス脂肪酸を含まず、不飽和・飽和両方の脂肪酸を含みます。骨や血を作り、皮膚や体の中が乾燥を潤してくれる「食べる美容液」と薬膳では考えます。山芋は老化防止・疲労回復・消化促進効果があるので食べてください。

(琉球薬膳料理研究家、国際中医薬膳講師、栄養士)


<おすすめ食材>
米・もち米・山芋・サツマ芋・エビ・かき・豚肉・卵・ブロッコリー・マシュルーム・キャベツ・長ネギ・唐辛子・ショウガ・ニンニク・こしょう・クローブ・黒ゴマ・紅茶・黒ウーロン茶・黒砂糖・赤ワイン


写真上から時計回りにスパイスティ―、緑のスープ、山芋のお焼き

山芋のお焼き(6枚分)
山芋/220g
芋くず粉、黒ゴマ、ラード/各大さじ1
水/大さじ4
塩/小さじ1

【作り方】

  1. 山芋は皮を付けたまま、蒸し器で蒸し、熱いうちに皮をむいてつぶす。
  2. 水で溶いたくず粉を1と混ぜ、塩を加えしっかりこねる。
  3. 2に黒ゴマを加え、直径約5cmの円形にのばす。
  4. フライパンにラードを熱し、3をしっかり焼く。


緑のスープ(2人分)
キャベツ/200g
生マッシュルーム/4個
ブロッコリー/半株
エビ/30g
ニンニク/1片
水/500ml
塩/小さじ1

【作り方】

  1. キャベツは、3~4cm程度に切り、マッシュルーム、ブロッコリーはボイルしカットする。
  2. 鍋に水を入れ、1とエビを入れ加熱し、火が通ったら、取り出し、火を止める。
  3. 2をミキサーにかけ、かくはんする。
  4. 鍋に3を入れ、加熱して塩で味を調え、器に盛り2のエビをのせて出来上がり。


スパイスティー
紅茶/1パック
クローブ/3粒
シナモンスティック/1本
ナツメ/2個
クコの実/3粒
陳皮(ミカンの皮を乾燥させたもの)/2g
お湯/300ml

【作り方】

  1. ポットに全ての材料を入れ。5g分程度蒸らし紅茶のパックを取り出す。





薬膳龍花
宮國由紀江さん


受講生募集中
琉球薬膳初級講座
・3月開講で全65時間
「気軽に薬膳」講座
・2月開講で全6回
中医薬膳茶師
・2月開講で全10回
※詳細については、下記HP参照

薬膳龍花(うるま市宮里251-1)
090-5485-0221
http://www.y-ryuka.com/

 


『週刊ほーむぷらざ 年末年始特別号』
第1589号 2017年12月28日掲載

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この記事のキュレーター

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ちぃちゃん

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元企画・編集プランナー
身の回りの「はてな?」や「なるほど!」を追い求めながら、好奇心のアンテナを張り巡らせて日々、取材中。何でもやるからには「徹底的」に。そのための息抜きも大切に。メリハリのある暮らしと、メリハリのある仕事のこなし方ができるよう心がけています。

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