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2017年8月17日更新
[ペットと暮らす]読谷村 山城尚子さんとユラ
ペットとわたしの暮らし方「いつもいっしょ。vol.86」
読谷村の陶芸家、山城尚子さん(45)は、自宅兼工房で愛猫ユラと暮らしながら、日々創作活動に励んでいる。「ユラがいると和み、癒やされ、楽しくなる。大切な存在です」と笑顔で話す。
愛猫ユラとくつろぐ山城尚子さん。手にしているはたき状の「猫が喜ぶおもちゃ」はテレビで見て手作りした=読谷村の自宅
読谷村 山城尚子さんとユラ
二人で楽しく自由に
山城さんは小さいころから家に犬や猫などのペットがいて慣れ親しんできた。現在、共に暮らす愛猫のユラは、1人暮らしを始めてから2代目のペットになる。
約10年前の東京時代。知り合いによって保護され、山城さんが引き受けた初代の猫は、手にくぎが刺さった状態で発見された。「虐待されたんだと思う。他人への警戒心が強く、体だけでなく心に受けた傷の深さを感じた」と振り返る。山城さんのもとでケガも回復し、一緒に沖縄へ帰省。元気に過ごしていたが、病気で他界してからは「あまりに悲しくてしばらくペットは飼えなかった」と話す。
3年前、友人の畑に2匹の子猫が捨てられた。「1匹は友人の実家へ、もう1匹は私が引き取ることになった」とユラとの出会いを語り、「すぐに懐いてくれた」と顔をほころばせる。
創作のため工房にこもることが多い山城さんは、ユラとの時間がとても良い気分転換になっていると言う。「気付けば人と会話していない日があるんです。ユラがいるので自然と話し掛けたり、世話をするために動く。ユラがいるから独りではないという感覚は大きいですね」。
日の当たる工房の窓際はユラの特等席。二人を包む和やかな空気は、そのまま作品の印象と重なる。
得意ワザ&ポーZoo
工房で昼寝
山城さんの作った大皿は、ユラの大好きな場所でもある。「小さいころはカップに入ることもありましたが、成長してさすがに入らなくなりました」と笑う。
DATA
ユラ(メス)
☆種類
雑種
☆年齢
推定3歳
☆体重
3.4kg
☆何代目
2代目
☆名前の由来
引き取ったばかりのころ、体がずっとユラユラと揺れていたから。
☆好きな食べ物
普段はキャットフードを食べているが、にぼしをあげるとテンションがあがる。
☆好きなこと
デコレーション用の小さなキラキラした玉で遊ぶこと。山城さんが玉を投げると一目散に追いかけ、口にくわえて、「また投げて♪」と言わんばかりに持ってきて置く。でも、飽きたら知らんぷり。
☆好きな場所
夏は涼しい廊下。冬は暖かい窓際。
☆苦手なこと
掃除機。山城さんが掃除機を掛け始めるとすぐ逃げて姿を隠す。
☆困ったクセ
突然かむことがある。「かむ理由やタイミングが分かりにくいので困る」と山城さん。初めての来客には伝えて気をつけるようにしている。
はい!チーZoo
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K・M(うるま市)
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ライター/赤嶺初美
『週刊ほーむぷらざ』ペット生活。いつもいっしょ<86>
第1570号 2017年8月17日掲載
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