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2017年2月16日更新

[冬物]革製品や帽子、ジュエリーをキレイにする方法・お手入れ

[特集 冬モノお手入れ]自分のお気に入りや愛着のあるアイテムこそ、長く使い続けたいもの。そのためには、メンテナンスが大切だ。革製品をはじめ、帽子、アクセサリー・ジュエリーのお手入れ法を、それぞれの品を扱う店主に教えてもらった。




革製品

専用せっけんで洗濯も

革製品は乾燥するとひび割れるし、湿気があるとカビや悪臭が発生する。ほこりや汚れも劣化の原因になる。革製品を気持ち良く、長く使い続けるためには適切で正しいメンテナンスが必要だ。
革製品は大きく三つに分けられる。身につける衣服やかばん、帽子などの小物、そして体から一番遠い存在の靴だ。取り分け靴は汚れやすく、ぬれやすく、傷つきやすいため、こまめなメンテナンスが必要。
58ファクトリーの目取眞之利さんは「革製品の革は女性の顔の皮膚と同じ。丁寧に優しく扱わないといけない」と話す。手入れの基本は、汚れ落とし。定期的に専用せっけんで洗い、乾いた布で水気を取り、風通しの良い日陰で干す。その際に簡易的なシュー・キーパーでしわを伸ばすと形崩れ防止に良い。2、3日掛けて完全に乾いたら、うるおいや栄養を与えるクリームを塗る。
保管は、衣服や小物はほこりを防ぐ麻や綿の布で覆って、風通しの良い場所に掛けておく。靴は靴箱に金網などを敷いて湿気を防ぐようにする。目取眞さんは「革ジャンやカバンは他の布製品と一緒にタンスの中に保管するのはカビる原因になるので厳禁」とアドバイスした。



 

手入れの手順


1.たっぷりの水につける
大きめのタライに水をたっぷり入れて、靴の中まで水に浸す。靴の中は何度か水を出し入れして、汗などが水に溶けて濁ってきたら水を取り換える。



2.専用せっけんで優しく
ブラシやスポンジに専用せっけんをつけて、革の表面を優しく洗う。すすぎなし。泡が刷り込まれて消えれば終了。靴の中は洗わない。



3.乾いた布で水気を取る
水気は乾いた布で丁寧に拭き取る。水むらに要注意。ドライヤーは使用厳禁。



4.2~3日陰干しする
棒などに逆さにさして日陰で2~3日、自然乾燥させる。乾いたら革の種類に合う専用のクリームを塗る。

 

カビたときは早めに隔離して

革製品にカビが発生した場合は、乾いた布で拭き落として、ビニール袋で隔離する必要がある。そうすることで他の革製品に菌がつくのを防ぐ。その後、除菌しないといけない。除菌の方法などは専門家に相談するとよい。


水洗いNG

カビが発生したら水洗いは禁物。菌が革の奥に入り込むので、ぬれた布で拭くのもNG。


縦シワ防止に

履かないときは簡易的なシュー・キーパーでしわを伸ばすと良い。

保管方法

1.麻や綿の布で覆う
カバンやジャケットは麻や綿の布で覆って風通しの良い場所に掛ける。


2.靴箱に金網を敷く
靴底に空気が通るように金網を敷く。定期的に網ごと靴箱から取り出して陰干しする。

※革の種類や手入れ法について分からないことは専門家に確認を。

58ファクトリー(呉屋恒夫代表) 
沖縄県那覇市前島2-18-15 A102 
098-867-2588
10時半~19時半
日曜定休
※同店では靴、バッグ、革製品の修理とレザークリーニングを行う。
 



ジュエリー・アクセサリー

使ったらから拭きを

肌に直接着けるジュエリーやアクセサリーは、見た目以上に汚れやすい物。放っておくと、汚れや黒ずみ、サビなどで変色してしまう。輝きを保つためにも普段からのお手入れは大事だ。
ジュエリーに携わること約30年、リ・ジュエリー エイブル代表の比嘉律子さんは「アクセサリーやジュエリーの汚れのほとんどが、汗や化粧品などの付着が原因。普段から心掛けたいのが、身に着けたら柔らかい布などで優しくから拭きしてあげること」と話す。家でも簡単にできる洗浄法(イラスト参照)もあるので、「時には洗うことをおすすめします」とも。
「ゴールドでもシルバーでもこの方法で洗浄できますが、自分で洗浄する際、宝石類は注意が必要。パールやターコイズなど、水やお湯、中性洗剤、歯ブラシ洗いに弱い素材もあるので、手入れの際には注意をした方がいいでしょう。また、メッキ製品のアクセサリーはあまりこすらず洗って完全に乾いた状態にして、ジップ付きの袋に入れての保管をおすすめします」とアドバイス。迷う際は、ジュエリー店に相談することも大切だ。


 

手入れの手順


1.ジュエリー類を浸す
カップなどの耐熱容器にお湯(80℃~90℃)を入れ、台所用の中性洗剤を数滴入れる。そこに指輪やネックレスなどのジュエリー類を浸す。



2.汚れを拭き取る
だいたい、2・3分を目安に汚れが浮いてきたら取り出し(それでも落ちなければ、さらに1・2分浸す)、柔らかい布で拭く。布がなければ、キッチンペーパーでもOK。



3.溝などの汚れを取る
指輪の内側の溝などは、汚れがたまりやすく取れにくいので、小児用歯ブラシを使って取り除く。



リ・ジュエリー エイブル代表
比嘉律子さん

リ・ジュエリー エイブル
沖縄県北中城村島袋165番地
098-933-6976
http://able-houseki.okinawa/
12時~19時(日・祝は18時まで)
月曜定休
※同店では、古いジュエリーを別の形に作り変えるリメイクも行う。
 



帽子

ホコリ取り こまめに

帽子を汚れたままかぶり続けると、変色やシミの原因に。快適にかぶるためには、こまめにお手入れすることが大切だ。
TESTA Hats&Others代表の横森隆司さんは「帽子に着くホコリは、風合いを損ねたり劣化を早める原因にも。例えば、手入れ法で質問が多いフェルト素材のハットなど手洗いができない品は、普段からかぶった後は洋服ブラシなどでホコリを払い落とすこと」と説明する(イラスト参照)。
さらに「内側のスベリ(額につく部分)は汗を吸収していることが多いので、アルコールを含ませたウエットティッシュで軽くたたくようにして汚れを落とし、風通しのいいところで乾燥させて」。汗や皮脂などの臭いが気になる場合は、市販の除菌・消臭スプレーを帽子の裏側から吹き付けて乾燥させることも大事とも。
「ハンチングやニット帽など、素材によっては、丸洗いできるものもありますが、形崩れや色落ちなどを避けるために軽く押し洗いをするのが基本。取り扱い表示を確認することも忘れずに」と話した。

手入れの手順


1.ブラッシング
上部から、クラウン(頭部を覆う部分)、ブリム(ツバの部分)の順にブラッシングしながら、ホコリを落とす。毛の流れに沿って(通常は反時計回り)ブラッシングする。



2.スベリ部の汚れを落とす
スベリの部分の汗じみは、ウエットティッシュなどで、軽くたたくように汚れを落とし、陰干しして乾燥させる。



3.内側に紙を詰める
長期保管の場合は、クラウンの内側に紙や新聞紙を詰め、厚紙などでクラウン部を覆う。



4.箱の中にしまう
型くずれ防止のためブリムを上にして、箱に入れて保管。箱内には乾燥材を入れる。



TESTA
Hats&Others
横森隆司さん

TESTA<那覇店>
沖縄県那覇市牧志1-9-4
098-861-7756
14時~22時

TESTA<宜野湾店>
沖縄県宜野湾市喜友名1-30-32
098-963-9967
12時~20時

http://testa.ti-da.net/
 


特集 冬モノお手入れ:デリケートな冬物衣類。洗濯、シミ抜きのコツ>


編集/上間昭一・安里則哉​
『週刊ほーむぷらざ』特集 冬モノお手入れ
第1544号 2017年2月16日掲載

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