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2016年10月6日更新

沖縄県発明協会|「知的財産」の普及に全力

沖縄の魅力を発信する企業を紹介。vol.128
(一社)沖縄県発明協会 企画主幹・宮川準さん

将来見据え 発明の輪広げ

「知的財産」の普及に全力




(一社)沖縄県発明協会
企画主幹 宮川準さん

特許や商標など「知的財産権」に関する事業を担う、うるま市州崎にある一般社団法人「沖縄県発明協会」。企画主幹の宮川準さん(49)は、「知的財産は将来を考えて取得・活用することが重要。そのためのお手伝いをする組織としての知名度を上げ、若い世代を含めた知財の輪を広げたい」と話し、協会のPRにも力を入れている。

Q.業務の内容は?
A.主に「発明の奨励と振興」「特許等の情報提供」「産業財産権制度の普及と活用」などです。特許に関して言うと、明治時代から運用されている制度ですが、「特許を出願するのは難しいのではないか」と思われがちでもあります。そんな皆さんからの相談を受け、協会では商品名や会社のマークといった商標登録も含めた「知的財産権」に関する情報提供や手続き等のアドバイスをしています。

Q.具体的な事業は?
A.毎年1回開催する「沖縄県発明くふう展」やさまざまな説明会、講習会などです。特に力を入れているのが「知財総合支援窓口」での相談業務です。
ビジネスにおける知財の必要性や出願準備、外部技術とのマッチング、海外展開の支援など幅広い分野で、専門家や担当者が相談にのっています。相談件数は年間900件になりますが、これまで窓口に来たことがない方へ裾野を広げる必要があると思っています。

Q.沖縄の発明の特徴は?
A.食品やバイオ関係の特許が多いことで、沖縄の薬草などの健康成分を取り出す技術の開発が盛んです。また、沖縄の気候に対応するために、台風や塩害によるサビに強い建材など建物に関わる特許や、離島県として島内のゴミ処理を安全かつコンパクトに行うための廃棄物処理技術もあります。
発明というと特別なもののように思う方もいますが、暮らしの中で不便に感じたことを改善したいという視点からスタートする場合が多いです。その不便さや困ったことにとことんこだわって発明に結び付いているのが、発明家と呼ばれる方々です。

Q.今後の課題、目標は?
A.次の時代を担う若い世代の発明家も含めて、意見交換をする場を設け、「知財の輪」を広げたいと考えています。沖縄の発明は東アジアを中心とした海外からも注目を集めているので、そのサポートも進めたいです。
さらに、創業からビジネスの成長段階まで、継続して知財を活用いただき、沖縄の企業がさらに大きくなるためのお手伝いをしていきます。




知的財産に関する相談窓口をPRしている宮川さん(前列右端)と発明協会の職員の皆さん/写真


 

発明くふう展開催



沖縄県発明協会では10月21日(金)から開催される沖縄の産業まつり会場内で、第45回沖縄県発明くふう展を開催する。那覇市の県立武道館・アリーナ棟で、23日(日)まで。
ことしは個人や企業から特許、実用新案、意匠に関する20件を超える応募があり、審査結果も発表される。

 


 

(一社)沖縄県発明協会
098-921-2666
http://okinawa-jiii.jp


<過去の記事>
発信!沖縄の魅力 ー未来をつくる企業ー
 


『週刊ほーむぷらざ』発信!沖縄の魅力ー未来をつくる企業ー<128>
第1525号 2016年10月6日掲載

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