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2016年9月22日更新

産後、スキルがアップ【働き方ラボ】

ワークライフバランスコンサルタントの比嘉華奈江さんがつづるエッセー vol.6。
自身の体験を通して、楽しく柔軟な働き方を考えます。

働き方は生き方だと思っている。なぜなら、1日の大半を仕事が占め、それによって日常が大きく左右されるからだ。

ワーク・ライフバランスは、仕事と育児の両立支援だと誤解されることが多いが、そうではない。「ライフ」には、仕事以外のすべての時間が含まれる。つまり、対象者はすべての人だ。1日24時間は万国共通。限られた時間をどう過ごすのか? 自分の人生を自分でマネジメントすることが、最も重要になる。社会人になって一人暮らしの10年は、仕事中心ながらも、資格取得や趣味など、ライフも充実した期間だった。



大好きな海で娘と。育児で仕事時間への意識が変わった/写真
 

思い通りにならない!


出産を通して、時間への感覚がガラリと様変わりした。何もかもが、予定通りにいかないことだらけになった。特に子どもが新生児の時は睡眠不足で、ご飯は立って食べる状態。どれだけ計画的にスケジュールを立てても、子どもは出がけに牛乳をこぼす、車に乗ったと思ったらトイレと言う(さっき行ったばかりじゃないか!)、熱が出た、けがをしたと保育園へ急きょお迎え。とにかく「思い通りにならない」のが当たり前。

現在も7歳と3歳の子どもたちと、慌ただしい日々の真っ最中だけど、明らかに変わったのは「仕事時間」への意識だ。

今は朝9時~夕方5時30分までに何が何でも仕事を終わらせなければ、保育園のお迎えに間に合わない。とにかく無駄な動きがないようにスケジューリングをする上で、移動の順序や持ち物について、かなり細かく計画を立てる。

遠方に行くならば、その周辺でできることや行こうと思っていた訪問先、自分の用事まで考えて行動し、お客さまとのコミュニケーションも早め早めを心掛けている。「ダメだったら次がある」「何か起きたら考えよう」という意識でいると、後手後手になり、ロスが発生するからだ。

そして、一度で的確に、お客さまとコミュニケーションが取れるように、聴き方・伝え方を学んだ。結果、自身のチャンスが増え、生産性が上がったことを実感した。コミュニケーション・トレーナーの資格も取得し、ニーズにお応えできるようになった。

生産性を上げるには、自分のスキルアップの時間を確保することと、そのために、周りと協力体制を築くためのコミュニケーションが大切だ。立場や働き方を問わず、多くの人に当てはまることではないだろうか。




Life is Love(比嘉華奈江さん)

[執筆]
比嘉華奈江(ひが・かなえ)
客室乗務員を経て、2012年に(株)Life is Loveを設立。(株)ワーク・ライフバランス加盟コンサルタント。

(株)Life is Love
http://www.lifeislove-okinawa.com/

funokinawa|ワークライフバランスコンサルタントの比嘉華奈江さんがつづるエッセー


『週刊ほーむぷらざ』
第1523号 2016年9月22日掲載

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この記事のキュレーター

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比嘉華奈江

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株式会社Life is Love代表
日本教育推進財団 認定コミュニケーション・トレーナー
14年間の客室乗務員経験を経て、2012年起業。
経営戦略構築・働き方改革・チームビルディングなどの組織活性化コンサルティングから
人事評価制度や賃金制度を構築していく労務コンサルティングまでを
ワンストップサービスで提供。また、元客室乗務員メンバーから成るチーム「PLUS+」の総括も担当。
”価値をプラスする印象づくり”をテーマに、印象戦略支援や沖縄観光の価値の向上をお手伝い。

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