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2016年8月18日更新

沖縄の未来をつくる企業|垣花食品

沖縄の魅力を発信する企業を紹介。vol.121

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独自の技術で「唯一」の商品

黒糖わたあめに思い熱く



垣花食品


代表者 垣花力男さん

夏祭りの時期になると夜店で見かけるわたあめ。それに魅せられ、「ここにしかないものを作ろう」と全力を傾ける浦添市勢理客にある垣花食品代表者の垣花力男さん(52)。独自の技術で黒糖を使い、通常の20分の1に圧縮しながら、食感や味わいはそのままの「黒糖わたあめ」を開発した。「県産品にこだわり、沖縄の魅力を広く伝えたい」と情熱を注ぐ。


Q.なぜ「わたあめ」にこだわりを?
A.幼いころ、父親が露天商としてわたあめを売る姿を見ていて、興味を持ち始めたからです。わたあめは祭りがあると売れますが、天気に左右されたり、夏祭りの時期が中心になったりと、収入は不安定でした。
それを解決するために、日持ちして、いつでも買える商品を作ろうと、2003年、この会社を興しました。その中で、当社しかできないもの、大手企業や他社に負けない商品として、わたあめを主力商品に改良を重ね、現在は「黒糖わたあめ」に力を入れています。

Q.「黒糖わたあめ」の特徴は?
A.通常の20分の1に圧縮した点です。沖縄産の黒糖を主材料に、ふんわりした食感を残し、程よい甘さも特徴です。
この商品を作るために、機械も自分で作りました。圧縮することを前提にしているので、砂糖の部分への空気の入り具合等の調節が難しく、最初のころはやめてしまおうかなとも思ったぐらいです。
でも、この味や食感を市場に出していきたいという思いが強く、何度も試行錯誤を繰り返しました。わたあめを作る機械は回転数を上げ、熱の伝わり方を研究し、圧縮するプレートも考案した結果、製法特許も取得できました。

Q.商品の評判や今後の目標は?
A.賞味期限が半年と日持ちすることと、コンパクトで沖縄の黒糖を使っていることから、観光客からお土産品として喜ばれています。また、お年寄りからは口の中で溶けやすいため、噛む力が弱くなっても食べられると言われて、老人施設等からの注文もあります。
最近は外国人観光客が分かるように「コットンキャンディー」と英字で書いたパッケージにするなど、工夫しています。
今後は黒糖わたあめのPRにも力を入れながら、新たな商品開発も考えています。わたあめの副産物として出る黒糖の塊がありますが、空気の入り具合が絶妙で、何とも言えない食感です。それを多くの人に食べてもらえるよう、機械の開発も含めて研究し、ここでしか作れないおいしい商品を提供していきます。


娘の理佐さん(右)も会社を手伝い、仲の良さが伝わる垣花さん親子/写真


独特の食感と風味の黒糖わたあめ
ピンクのパッケージが特徴の黒糖わたあめ(写真)。県内では土産品店や道の駅、小売店などで販売している。完全密封されているので、ふんわりとした食感を残しながら常温で保存が可能。沖縄の産業まつりでは特許・実用新案の部で県知事賞・優秀賞を受賞した。


垣花食品
098-988-8193


<過去の記事>
発信!沖縄の魅力 ー未来をつくる企業ー

 


『週刊ほーむぷらざ』発信!沖縄の魅力ー未来をつくる企業ー<121>
第1518号 2016年8月18日掲載

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