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2023年12月28日更新
[プロフェッショナルに聞く④]お金の学校「セカンドマネー」 代表の兼島良太さん|分かりやすく資産運用伝える
ダイエットや健康、マネーなどの分野で活躍する県内7社の代表が登場。現在注力していることや自社の強みのほか、新年の抱負を語る。
「講座は、入門者向けにとにかく分かりやすくがモットー。受講後にも質問を受け付けています」と兼島さん
-お金の学校「セカンドマネー」では、どんなことをしている?
多くの方に資産運用について知ってほしいと、資産運用やNISA(少額投資非課税制度)の講座(2時間3千円~)を開いています。興味はあっても、知識がなくて踏み出せない人は多い。講座では、できるだけ分かりやすい説明を心掛けていて、ゲーム感覚でできる資産運用のシミュレーションも好評です。
ほかにも、iDeCo(個人型確定拠出年金)やふるさと納税の講座もあります。今年から、さまざまな行政・企業の依頼で市民や従業員・顧客を対象とした講座の講師もしていて、これまでに500人ほどの方に受講いただいています。
-資産運用の魅力は?
資産が増える可能性があること。ゆとりが生まれると、家族で毎月ちょっと豪華な外食を楽しむ、親に恩返しするなど、できることが増えます。また、日経平均株価や米国の政策金利など、経済に意識が向くようになり、経済・社会のことをより深く知ることができます。
私は前職を退職後、資産運用を始めて、やり方を学べば利益を重ねていけることを実感。多くの人に資産運用の魅力を伝えたいと、2021年10月に、お金の学校「セカンドマネー」を始めました。スポーツと同じように、資産運用もルールブックを見るだけでなく、やってみなければ分からないことは多い。そのスタート前の不安の壁を、解消できればと思っています。
-2024年力を入れたいことは?
中小企業向けに、企業型DC(企業型確定拠出年金)を推進したいです。企業型DCとは、企業や従業員が掛金を毎月積み立てて従業員が年金資産を運用する制度で、老後の資金作りに役立ちます(引き出しは原則60歳以降)。掛金によっては企業も従業員も社会保険料を削減でき、退職金代わりに利用することもできます。企業にも従業員にもメリットのある制度なのですが、まだまだ浸透していないので広めたいです。
企業や行政向けのセミナーにも力を入れていきたいですね。子どもたちに伝えたいお金のこともたくさんあるので、いずれは学校でも講座ができればと思っています。
有料セミナー申し込み先
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfoMHotzLMC4ijf1YUKfq6a1V7p9uePnZuwt1vqtaoYFJ2iIQ/viewform?usp=sf_link
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第1899号 2023年12月28日掲載