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2023年6月29日更新
[プロチームを応援]J3優勝を目指す|FC琉球|熱戦にちむドンドン①
沖縄県内のプロスポーツチームを応援する新企画。初回は、ことしで結成20年目を迎える「FC琉球」。チームの特徴や目標はもちろん、試合の楽しみ方も含め紹介。選手らの熱い戦いを間近で観戦しよう!
FC琉球対福島戦の後半、琉球のMF清武功暉選手がシュートを放つ=タピック県総ひやごんスタジアム(沖縄タイムス社提供)
J3優勝を目指す|FC琉球
キャプテンの野田選手(右)と沖縄県出身の上原選手
沖縄市の「タピック県総ひやごんスタジアム」をホームに熱い戦いを繰り広げ、県外でのアウェー戦を含め、年間40試合以上を行う。サポーターをはじめ、サッカー好きや盛り上がるのが大好きな人など、熱い気持ちをもった観客がスタジアムに集う。
キャプテンの野田隆之介選手(34)は「チーム全員が意識しているのが最後まで走りきること。得点やボール支配率を高め、良い試合運びをするためには継続して走れるかにかかっている」と説明。チームの特徴については「足元の技術が高い選手が多いので、その良さを試合でもっと出していきたい。目標はJ3での優勝」と力を込める。
子どもに夢与えるプレーを
試合中、観客席ではチームがチャンスの際にタオルを振り回したり、太鼓に合わせて手拍子したりと一体感に包まれる。ゴールが決まった瞬間、わっと歓声が沸き上がり、感動を呼び起こしてくれる。周りのサポーターとハイタッチして喜びを分かち合うのも醍醐味だ。
チームには3人の県出身選手が所属。上原牧人選手(24)は「子どもたちに夢を与えられるような思い切ったプレーをしたい。クロスだったり、ダイナミックなボレーシュートだったり、いろいろなシーンを見せられるよう頑張ります」と話した。
試合前には楽しいイベントや屋台に並ぶさまざまなグルメ、応援を盛り上げるオリジナルグッズの販売も。試合後は選手と交流できるファンサービスもある。ほかにも、小学生を対象にFC琉球のホームゲームが無料で観戦できる「夢パス」が発行されている。興味のある人はHPで確認を。
天皇杯県予選決勝、対沖縄SV戦で野田選手がボレーシュートを放つ(沖縄タイムス社提供)
次世代につながる100年以上続くクラブに
サポーターの池間弘章さん(59)
FC琉球が結成された2003年から応援し続けています。沖縄を拠点にするプロチームを応援できるって、とても幸せなことだと思います。近年は、若いサポーターも増えているので、とても頼もしく思います。
チームの魅力は、選手とサポーターの距離が近いこと。試合はもちろん、イベントなどで交流できる場を積極的に設けているのがサポーターやファンにとってはとてもうれしいこと。結成20年ですが、もっと下の子どもの世代までずっと愛され続け、100年以上続くクラブになってほしい。
試合前にも楽しみがいっぱいです。個人的には、試合前の練習、ウオーミングアップを見るのがおすすめ。特にサッカーをやっている子どもたちには、ぜひ見てほしいと思います。ボールを蹴ったり、トラップしたりと試合では、なかなか見ることができない選手のプレーが見られますよ。
サポーターたちの憩いの場
サポーターの池間さんが運営する「フットボールカフェ ・カンプノウ」は、飲食を楽しみながらテレビモニターを通し、サッカー観戦ができるとあって、サポーターたちの憩いの場になっている。FC琉球のアウェー戦では、地元サポーターでにぎわい、ホーム戦にはアウェーチームのサポーターが集う。サポーター同士の交流の場にもなっている。
■那覇市牧志1-3-14
電話=098・941・2411
『週刊ほ〜むぷらざ』熱戦にちむドンドン<1>
第1873号 2023年6月29日掲載