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2022年5月19日更新

[沖縄・ダイエット]ダイエットは我慢&ストレス?|健康チャレンジ!(26)

医師の安谷屋徳章さんが、ダイエットの基本について話します。
執筆:安谷屋徳章さん

ダイエットはホントに簡単?

今回もダイエットについてお話しします。ダイエットという言葉は、英語では「食事」自体のことを指すのですが、日本語では痩せるために食事量を抑えることとして使われています。最近、「ダイエットは簡単」「おなかいっぱい食べても大丈夫」といったタイトルの本や広告を見かけますが、本当にそうでしょうか? その本を読むと、簡単という割には続けるのが難しいことが書かれていたりします。実践できる簡単な範囲でやってみると、数キロなら体重は落ちるのですが、大きくは落ちないことが分かると思います。

体質を改善したり糖尿病の人が薬を減らしたりできるほどのダイエットには、どうしても努力や我慢が必要なようです。食事量を抑える時に普段食べているものを減らすのが、単純なやり方だと思いますが、ここで少しこつをお伝えしようと思います。それは、ダイエット業界では常識になっている糖質や炭水化物から先に減らすダイエット法です。糖質や炭水化物には空腹感や食欲を強くする作用があります。「風邪をひいた際、食欲がないのでおかゆを食べた」「気分が悪くて吐き気がして何も食べられないのでバナナとゼリーだけを食べた」という経験を聞いたことがあると思いますが、糖質や炭水化物は食欲ゼロの状態でも食べることができてしまうのです。

つまり、それだけ食欲を強くする作用があるということです。おなかいっぱい食べた後でもケーキは別腹だから食べられるというのもそうで、とても強い食欲増進作用なのです。逆にこの作用を利用して、ダイエット時には糖質や炭水化物を積極的に減らすことで、ダイエットのつらさを少し楽にしようというのが糖質制限ダイエットや炭水化物オフダイエットの考え方です。糖質と炭水化物を一切食べないのではなく、ダイエットのつらさを少し楽にしてくれるダイエット法として利用するといいと思います。


あだにや・のりあき。糖尿病や生活習慣病の改善を専門とするゆいゆい内科クリニック院長。自身も糖質コントロールで20キロ痩せた。著書に「沖縄の医師が教える糖質コントロール健康法」など



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「第1815号 2022年5月19日紙面から掲載」

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