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2021年11月25日更新

[沖縄]いざという時の子どもの預け先|ファミリー・サポート・センター

子育て中のママやパパにとって、急な用事で子どもの預け先に困ってしまったという経験は多いのでは。そんな時にサポートしてくれるのが「ファミリー・サポート・センター」。いざという時の子どもの送迎や一時預かり先として知っておくと心強い。     

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一時預かりや送迎
事前登録でスムーズ

育児を地域で助け合う「ファミリー・サポート・センター」。沖縄市ファミリー・サポート・センターセンター長の與座初美さんは「利用者が増えることで、地域の人との出会いがあり、支え合いの輪が広がっていくのがうれしい」と話す。


利用料は1時間600円から

19年前、県内で最初に開設された沖縄市ファミリー・サポート・センター(以下ファミサポ)。ファミサポとは、育児の援助を受けたい人と行いたい人が会員となり、地域で育児を助け合う有償ボランティア組織だ。

同センター長の與座さんは「主に、保育施設などへ子どもの送迎をしてほしい、仕事・通院・学校行事・冠婚葬祭の際に子どもを預かってほしいといった要望に応えています」と説明する。

利用の流れは、自分の住まいにあるセンターでまず、「おねがい会員」として会員登録し、事前打ち合わせを行う。依頼の日時や内容をファミサポのアドバイザーと相談し、条件のあった「まかせて会員」を紹介してもらい、両会員の合意を得てサポートが開始。「まかせて会員」は事前に育児に関する講習会を受け、認定後に会員となり、サポートする。

預かる子どもの年齢は、0歳児からおおむね中学生まで。1時間あたり600円(日・祝は700円)で利用できる。「サポーターにもよるが、利用時間は2、3時間が目安。『1カ月契約でサポートしてほしい』といった相談もあるが、難しいのが現状。長時間の場合は、一時預かり保育事業=下「市町村の保育園」参照=を活用するのも手」とアドバイスする。

利用のポイント

会員で3人の子どもを育てる20代シングルマザー・Nさんは「子どもの保育園の送迎や、私の就職活動の際に子どもを預かってもらったりと、とても助かっています。サポーターの方もとても優しく、安心して預けられるのでありがたい」と感謝する。

30代・Yさんは、ことし入会。「コロナの感染症拡大で休園になった際、頼れるところがなく、子どもを職場に連れていって面倒を見ながら過ごしました。今後は、いざというとき、ファミサポのお世話になりたい」と話した。

與座さんは「女性の社会進出など、働き方の多様化に伴い、ファミサポのような事業は必要性が増すと思います。コロナ禍で一時は依頼を断ることがあり悩む時期もありましたが、気持ちを改めサポートの質の向上に努めていきたい」と力を込めた。

事前打ち合わせを行う、まかせて会員(手前左)とおねがい会員(同右)。アドバイザー(奥)がお互いの橋渡し役を担う
事前打ち合わせを行っている間など、子どもを遊ばせたり、休ませたりすることができるスペースも設置されている=沖縄市ファミリー・サポート・センター内


沖縄市ファミリ・ーサポート・センター、センター長の與座初美さん
 


 利用のポイント 

・保育施設の開始前や終了後の送迎を含む預かりや親の病気や急な用事の際の預かりなどのサポートが受けられる。

・短時間預かりが原則、長時間預かりは要相談。宿泊を伴う預かりや病児・病後児預かりなども行う。

・原則として、まかせて会員の自宅でお子さんを預かる。預かる場所は相談可能。

・急な預かりは難しいので、前もって会員登録していると比較的スムーズにサポートが受けられる。

・利用者にとって地域の人との出会いがあり、地域の中に支え合いの輪が広がっていくところがメリット。

※現在、県内には、23のファミサポが設置されている
 

 県内のファミリー・サポート・センター 

※開設順に掲載

 

長時間預けたい場合の主な一時預かり先

 市町村の保育園 
待機児童など保育園に入れない子どもを対象に、市町村の認可保育園や認可外保育園などの一部で、1日や数時間単位で子どもを預けられる一時預かり保育事業を行っている。園内で行われるレクや給食などのプログラムがあり、集団生活を体験できるといったメリットがある。生後2カ月ほどの0歳児から預かるところもあれば、2歳児以上を対象としているところも。

近年は、企業型保育園や認定こども園、小規模保育園などでも行われている。利用を希望する場合は、申請書などが必要なので、詳細は、お住まいの市町村役場の担当課(保育・幼稚園課や子育て支援課など)の窓口やホームページで確認することができる。
 

『週刊ほ〜むぷらざ』いざという時の子どもの預け先
第1790号 2021年11月25日掲載

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この記事のキュレーター

スタッフ
安里則哉

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編集者
日々、課題ばかりですが、取材ではできる限り、対象者の人間性が引き出せたらと思い、仕事に努めています。食べることが大好き。そのためダイエットにも力を入れたところですが、いまだ実現せず(笑)。

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