企業紹介
2021年9月23日更新
[沖縄・企業紹介]沖縄の魅力|子供写真専門館リオスタジオ 代表者 兼城 覚さん|創業から60年 子ども写真専門
沖縄の魅力を発信する企業を紹介。vol.344
「赤ちゃんの撮影はスピードが大事」と、スタジオでカメラを構える子供写真専門館リオスタジオの代表者、兼城覚さん
赤ちゃんの笑顔を撮るプロ
子供写真専門館リオスタジオ
代表者 兼城 覚 さん
創業60年、百日写真や七五三、十三祝いなど子どもの記念写真の撮影を手掛ける子供写真専門館リオスタジオ。代表者の兼城覚さん(59)は「赤ちゃんの笑顔を撮るのがうまいとお客さまから好評です」と笑顔で話す。
Q 百日写真が評判だとか?
A創業者の父は、赤ちゃんの笑顔を撮るのがうまいと、全国放送のテレビで紹介されたほど。私もアシスタントをしながら父の撮影を学んで、赤ちゃんの笑顔を引き出す術(すべ)を身につけました。父も私もカメラマンというより赤ちゃんを笑わせる職人という感じです。
眠くなったり、おなかがすいたりと赤ちゃんは集中力が持続しないので、撮影はスピーディーに終わらせることを心掛けています。赤ちゃんから笑顔を引き出すには、撮影をする私自身が心から笑顔で接することが何より大事です。今まで撮影した経験上、赤ちゃんはそうした感情の機微に敏感です。私が疲れてテンションが下がっていたらそれが分かるようで、そんな時は笑顔を返してくれません。そのため、撮影には100パーセント元気な状態で臨んでいます。
おかげさまで口コミなどのお客さまが多く、スタジオのある中部に限らず本島内や遠くは離島から利用していただいています。
Q そのほか仕事で気をつけていることは?
A 生後100日の赤ちゃんは、表情が豊かになるとともに人見知りをするようになるようです。まず最初にこの子は人見知りしそうか、表情や視線などを観察して判断します。人見知りしそうな場合は、赤ちゃんに「この人誰だろう?」と警戒されないよう撮影まではなるべくその子の視界に入らないようにします。
また、赤ちゃんはお着替えが好きではないようで、衣装替えで機嫌が悪くなることがあります。そのため、自分が着替えさせられていることに意識が向かないようにオモチャなどで気を引きます。試着を希望の場合は、撮影当日ではなく、前日までにしていただくことをおすすめしています。
昨今のコロナ禍、感染症対策も徹底。密をさけるため、なるべくスタジオにいる時間が少なくなるよう工夫しています。予約で待ち時間をなくし、受け付けは家族どなたかお一人でやってもらい、衣装選びは駐車場の車内でサンプル写真を見て決めていただきます
撮影では心からの笑顔で赤ちゃんに接する兼城さん
Q やりがいは?
A赤ちゃんのかわいい笑顔を見るのがやりがい。百日写真の撮影が一番楽しいです。リピーターのお客さまも多く、七五三、十三祝いと成長していくお子さんを見ると親戚のおじさんのような気持ちになります。親子2代にわたって利用してくれる方もいてうれしいです。今後も百日写真を中心に取り組んでいこうと思います。
マタニティーフォトを提供
リオスタジオでは、妊娠8カ月ごろ~臨月くらいの妊婦やその家族の記念写真としてマタニティーフォトを平日無料で撮影している。六つ切りサイズを1枚無料でプレゼントする。予約は下記問い合わせ先まで。
子供写真専門館リオスタジオ 北中城村字島袋706-7
電話098(933)0321
『週刊ほ〜むぷらざ』発信!沖縄の魅力ー未来をつくる企業ー<344>
第1781号 2021年9月23日掲載