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2021年4月1日更新

ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄 スペシャリティレストラン シラカチ 統括料理長 嘉数順さん|沖縄料理に趣向凝らし

沖縄の魅力を発信する企業を紹介。vol.323
恩納村の「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」にある「スペシャリティレストラン シラカチ」が先月から営業を再開した。シラカチは「炉端・日本料理・鉄板焼・鮨(すし)・バー」の四つのレストランとバーからなり、再開にあたって「炉端」のメニューを刷新した。同レストラン統括料理長の嘉数順さん(47)に話を聞いた。

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島らっきょうの仕込みをしているスペシャリティレストラン シラカチ 統括料理長の嘉数順さん。料理は体力と根気が必要とほほ笑む
 

東シナ海を一望 お酒も種類豊富

ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄
スペシャリティレストラン シラカチ 統括料理長
嘉数順さん


Q 新店舗の特徴は?

 店内は海やビーチを望む三方向が一面ガラス張りになっており、東シナ海のロケーションを楽しみながら、家族や友人とにぎやかに料理とお酒が味わえます。店の中央に設けたキッチンでシェフが炭火焼きなど仕上げの調理をするライブキッチンも楽しめます。料理は、鶏や牛、豚の炭火焼きをはじめ、自家製一夜干しなどの魚介料理、沖縄の食材を使ったおばんざいや沖縄料理=下参照=などの単品料理を提供。コース料理もご用意しています。お酒は泡盛、日本酒、焼酎、ワインなど取りそろえ、料理に合わせてお楽しみいただけます。
 

Q 料理のこだわりは?

 食材本来の味を生かしつつ、ホテルならではの趣向を凝らした料理を心がけています。お客さまの前での仕上げの調理は、出来るだけシンプルに。仕込みでは時間と手間をかけるようにしています。例えば、骨付き鶏もも肉などは軟らかくなるよう低温調理を施し、昆布だしにじっくり漬け、野菜は火が均一に通るよう大きさや形を整えて一つひとつ丁寧にカットして食感なども大切にしています。


Q 沖縄料理への思いは?

 沖縄出身の私が統括料理長をしていることもあり、沖縄料理も提供していきたいという思いでメニューを組んでいます。私は琉球料理伝承人の資格を取得しており、お客さまにはしっかりした沖縄料理を味わってもらい、スタッフには沖縄料理の食材や調理法を伝えていく使命もあると感じています。しかし、伝統的な調理法でそのまま提供するのではなく、基本を押さえながらもさらにひと工夫を加え、ホテルらしいものを提供していきたいと考えています

 

Q 今後の展開は?

 県内のお客さまにも、ちょっとした宴席などで利用していただけるようなお店になっていければと思っています。沖縄の人が普段食べ慣れている沖縄料理にホテルならでは趣向を凝らすことで、そのおいしさを再発見してもらえればうれしいです。そのためにもスタッフと試行錯誤しながら、オリジナルメニューも提供していきたいです。

店内の窓は、三方向が一面ガラス張り。開放的で夜景もきれい。中央のキッチンではライブキッチンが楽しめる

「スペシャリティレストラン シラカチ」入り口の花ブロック



  オリジナルの沖縄料理を提供  

同店おすすめの沖縄料理は「島らっきょうと鮪(マグロ)ほほ肉のちゃんぷるー」=写真。島らっきょうの風味が引き立つよう味付けはシンプルに、鮪ほほ肉を加えて味わい深く仕上げている。下写真は「ヤギ刺しサラダ」。




嘉数順(かかず じゅん)スペシャリティレストラン シラカチ総括料理長
1973年生まれ。沖縄調理師専門学校卒業、県内のホテルで研鑽を積み、ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートでは、日本料理「雲海」、琉球料理「オーキッド」の料理長を務める。2018年8月に開業したハイアット リージェンシー瀬良垣アイランド 沖縄の立ち上げメンバー、同年11月より「スペシャリティレストラン シラカチ」総括料理長に就任。琉球料理伝承人、泡盛マイスター資格取得。


ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄
電話098(960)4321
恩納村瀬良垣1108

 

関連記事:[HOTELに習う空間作り]ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄(恩納村)


『週刊ほ〜むぷらざ』発信!沖縄の魅力ー未来をつくる企業ー<323>
第1756号 2021年4月1日掲載

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