[沖縄をあそぼう]地域密着|コミュニティーバスで ゆらりプチ旅|fun okinawa~ほーむぷらざ~

沖縄で暮らす・食べる
遊ぶ・キレイになる。
fun okinawa 〜ほーむぷらざ〜

沖縄の魅力|スマイリー矯正歯科

毎日を楽しく

体験・遊ぶ

2018年10月25日更新

[沖縄をあそぼう]地域密着|コミュニティーバスで ゆらりプチ旅

[沖縄をあそぼう!vol.28]地域住民の移動手段の確保を主な目的として自治体が運営しているコミュニティーバス。一般的な路線バスと異なり、ルートや車体塗装などローカル色たっぷりで、本島内では読谷村や中城村などで運行されている。今回はことし4月に本格運行を始め運賃が無料の「東村コミュニティバス」を紹介する。

体験・遊ぶ

タグから記事を探す

東村コミュニティバス

使用するバスは2台。イエローのボディーに村のキャラクターパインマン1号が描かれている
 

4月から本格運行高齢者の移動手段や通学に

東村コミュニティバスは、昨年10月からの試験運行を経てことし4月に本格運行がスタートした。「東村は南北に26キロと広い上、高齢者世帯も多い。子どもたちは中学を卒業すると村外の高校に通うため寮に入ってしまう。村内から通学できるような交通手段も必要なことから、利用しやすいバス路線の実現が急務でした」と運行に至る経緯を語るのは東村総務財政課課長、上原朝文さん。現在、路線は名護市源河~東村役場を結ぶ平良・源河線と、大宜味村白浜と東村高江を結ぶ高江・大宜味線の2系統があり、いずれも村外のバス停で路線バスに乗り継ぐことができる。運賃が無料ということもあり、運行開始から半年が経過した今、利用者は徐々に増えて県外から訪れた観光客も利用しているという。

森と海眺めのんびりムード

今回は2系統のうち利用者が多いという平良・源河線に乗車してみた。
源河バス停から県道14号線を東村有銘へ向けてスタート。県道14号線は、やんばるの東西を結ぶ山越えルートで、車窓にはイタジイやヒカゲヘゴなどが広がり、やんばるらしい風景が楽しめる。分水嶺を越えると東村へ入り山を下るルートとなる。源河を出発して約10分、石田バス停へ到着。ここで初めて東村コミュニティバスのバス停を見ることになる。
有銘共同売店前バス停を過ぎ、国道331号を5分ほど北上すると慶佐次バス停に到着。ここは国指定天然記念物「慶佐次湾のヒルギ林」の最寄り。すぐ目の前の東村ふれあいヒルギ公園には遊歩道もあり、ヒルギ林(マングローブ)を観察できる絶好のスポット。この日もマングローブカヌーを楽しむ観光客でにぎわっていた。バス停前の慶佐次共同売店の店主、吉本恵理子さんは「診療所へ通うお年寄りが増えました。観光客もバスでお店に来られますよ」とニッコリ。お菓子やアイスもあるので、休憩がてら立ち寄って吉本さんとアレコレ話すのも楽しい。
再びバスに乗車してしばらく北上すると、バスは海岸線を走行。右手には太平洋の大海原が広がり開放感たっぷり。創業70年以上という平良共同売店バス停を過ぎるとバス旅もいよいよラスト。5分ほどで終点の東村役場に到着した。
約15キロ、乗車時間は30分のプチバス旅だったが、素朴でのんびりしたムードや地元の人との触れあいに癒やされた。



平良共同売店前バス停


窓はフィルムが張られているため景色を楽しむなら運転席に近い方がおすすめ(左)


品ぞろえも豊富な慶佐次共同売店


慶佐次共同売店Tシャツ(2700円)はバス旅の 記念に


平良共同売店バス停から徒歩3分にある「サンライズひがし」。東村の特産品を扱う売店や食堂がある


東村ふれあいヒルギ公園。本島最大規模のマングローブが広がっている




<問い合わせ>
東村総務財政課
0980-43-2201
時刻表など「東村コミュニティバス」を検索




\\こちらも乗ってみよう!//

護佐丸バス 中城村

中城村内の公共交通空白地帯や地形的に分断されている村の東側と西側を結ぶために2015年に運行開始。伊集回り線、久場回り線は各1日5便運行。また通勤通学に便利な久場琉大線、伊集普天間線は各1日2便運行している。運賃は1回乗車200円。土、日、祝日は運休。

<問い合わせ>
中城村企画課企画調整係
098-895-2131
時刻表など「護佐丸バス」を検索


 

読谷村コミュニティバス鳳バス 読谷村

運行を始めたのは2009年。読谷村の形が鳳に似ていることからこの名称となった。おもにJAゆんた市場を起点に、北ルート、南ルート、西ルートが設定され、それぞれ、1日11便、8便、7便運行。運賃は1回乗車200円。何度も乗降する場合は、1日フリー乗車券400円が便利。

<問い合わせ>
読谷村総務課
098-982-9201
詳細は「読谷村コミュニティバス鳳」を検索


 

中心市街地循環バス 沖縄市

沖縄市の中心市街地の活性化を目的に主要施設間を循環。運賃は1回乗車100円。胡屋ルートとコザルートの2系統あり、両系統のバスがとまるコリンザ、沖縄市役所、ミュージックタウンでは無料で乗り継ぎが可能。降車の際、運転手に申し出て「無料乗継券」を受け取ろう。

<問い合わせ>
沖縄市役所建設部都市整備室都市計画担当
098-939-1212
詳細は「沖縄市市街地循環バス」を検索


 

北谷町コミュニティバス 北谷町

2019年度の本格運行を目指して2017年から実証運行中。北谷町観光情報センターを起終点として、ハンビー・謝苅方面を結ぶ南コースと砂辺・上勢頭方面を結ぶ北コースの2系統運行。運賃は1回乗車200円で北谷町観光情報センターで南北コースの「無料乗継券」を発行している。

<問い合わせ>
北谷町総務部企画財政課
098-936-1234
時刻表など「北谷町コミュニティバス」を検索

 




取材・文/トラベローグ(伊東一洋)
『週刊ほーむぷらざ』沖縄をあそぼう・第1631号 2018年10月25日掲載

体験・遊ぶ

タグから記事を探す

この記事のキュレーター

スタッフ
funokinawa編集部

これまでに書いた記事:4441

沖縄の大人女子を応援します。

TOPへ戻る