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2018年7月26日更新

[沖縄をあそぼう]迫力満点! 大綱引き

[沖縄をあそぼう!vol.26]沖縄のダイナミックな伝統行事のひとつ、大綱引き。今回は沖縄3大綱引きと称される与那原大綱曳、糸満大綱引、那覇大綱挽に加え、個性あふれる地域の大綱引きを紹介する。綱引きが行われる当日は、道ジュネーなどが行われ地域が祭りムード一色に。飛び入りで綱を引くこともできるので参加してみて!

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8月12日(日)与那原大綱曳

叩きつけるように綱を引く

約440年前から続き、多くの特色を持つ与那原大綱曳。与那原町の小学校内にある水田と金武町屋嘉の藁を使い、与那原町内の13区で小綱を作成。綱曳前日の8月11日に小綱を合わせて全長90㍍、重さ5トンの大綱を完成させる。
また当日の15時50分からは大綱を担いで綱曳会場となる御殿山青少年広場まで練り歩く道ジュネーが行われる。大綱の上に支度を乗せたままというのが大きな特徴だ。会場へ到着すると東西の綱を結合しカナチ棒を挿入。その瞬間、担がれていた大綱が地面に落とされ、支度は綱から飛び降り綱曳がスタートする。綱の引き方も個性的で上下に叩きつけるようにして綱を引き合う。
綱曳は2回行われるが1回目に勝った方が「勝ち」。2回目の綱曳では1回目に勝った方が勝ちを譲るという。「与那原大綱曳では『曳き清らさ、勝ち清らさ、負け清らさ』といわれています」と与那原町観光商工課の桑江朝照さん。勝っても負けても綱を曳くことで一体感と心地よさが味わえるという意味だそう。勇壮ながらもどこかおおらかな与那原大綱曳をぜひ体感してみよう。
綱曳は8月11日、12日に開催される「与那原大綱曳まつり」のメインとしてとして開催され、ライブや花火などが催される。


まさに東西に綱が結合する瞬間。この後カナチ棒を入れて綱曳がスタートとなる


綱曳終了後、東西の旗頭をぶつけあう。こちらも見逃せない


だれでも綱を担ぐことが可能。15時までに与那原町中央通りに集合しよう

「ボラ(ほら貝)やソーダ(鐘)の音が鳴り響き独特の雰囲気が味わえますよ」
与那原町観光商工課の桑江朝照さん

<問い合わせ>
098-945-5323(与那原町大綱曳実行委員会・与那原町観光商工課)
開催場所:与那原町御殿山青少年広場
※写真は与那原町観光商工課より提供


\こちらもcheck!/

与那原町立綱曳資料館

沖縄では唯一の綱曳に特化した資料館。与那原大綱曳の古写真や歴史、文化についての展示物が並ぶ。1/4スケールで再現した大綱の模型(写真)は特に目を引く。



沖縄県与那原町与那原556(地図
098-945-0511
13時~17時30分(土・日曜は10時~)
木曜、祝、慰霊の日、年末年始休館
入館無料
P5台



 

9月24日(月)糸満大綱引

勝負左右する駆け引きに注目

五穀豊穣(ほうじょう)、大漁祈願、家内安全などを願い、南北に分かれた雌雄の大綱を引き合って吉凶を占う糸満大綱引。約400年の歴史を持つとされ、現在でも旧暦8月15日に開催されるなど伝統を重視している。
「綱を自分たちで作って自分たちで引くのが特徴」と同行事委員会事務局長の上原清徳さん。市内10地区で小綱を作り、綱引当日の午前中に組み合わせて全長180メートル、重量約10トンの大綱が完成。まさに地域の祭りだ。当日13時30分には12の旗頭が糸満小学校グラウンドに整列。14時からの旗頭による道ズネーも圧巻だ。
大綱引は17時15分頃から行われるが、その引き方も独特。一斉に引き合うのはわずかで、相手方が綱を引いている時は綱の上に乗ったり座ったりして重量をかけ綱を引かせないようにするなど、双方の駆け引きによって勝負が成り立っている。


時間内に10メートル引いた方が勝ち。戦前までは勝負がつくまで引き合い、深夜にまで及んだこともあるとか


各地域の旗頭が道を練り歩く道ズネーもお見逃しなく


約2週間前に地区の老若男女総出で小綱を作る。見学も可

「糸満大綱引のポロシャツも販売(ライオンズクラブ・098-992-3174)しています。当日着用して綱を引きましょう」​
左から商工観光課の佐久川さん、糸満大綱引行事委員会事務局長の上原清徳さん、同副委員長の上原義隆さん

<問い合わせ>
098-840-8135(糸満市商工観光課)
開催場所:県道256号糸満ロータリー~白銀堂前
※写真は糸満市より提供



 

10月7日(日)那覇大綱挽

世界最大級の大綱引き合う

その歴史は1450年までさかのぼるとされる那覇大綱挽。一度は中断されたものの那覇市制50周年を迎えた1971年に復活再現し今回で48回目を迎える。1995年には「米藁を使用した世界一の大綱」としてギネスに認定され知名度が上昇し沖縄を代表する祭りとなった。
総延長200メートル、総重量40トンという巨大な綱を東西に分かれ約1万5千人で引き合う様は圧巻。当日11時から那覇市内の東西14地区の旗頭が国際通りを練り歩く「うふんすねーい」が祭りムードを盛り上げる。綱挽会場は国道58号久茂地交差点。14時30分から交通規制が始まり、式典や空手演武、支度ガーエーを経て16時10分頃にスタートする。10月6日~8日は「那覇大綱挽まつり」として市民フェスティバルなどが奥武山公園で開催。



約27万5000人もの観衆を集めスケールの大きさをうかがわせる那覇大綱挽

<問い合わせ>
098-866-4858(那覇大綱挽保存会)
開催場所:那覇市国道58号久茂地交差点
※写真は那覇大綱挽保存会より提供

 

\ほかにもあるよ!個性派大綱挽/

巨大しゃもじをぶつけ合う
10月20日(土)城間松明大綱引き
かつて夜通し綱を引くため沿道に松明(ティービー)を焚(た)いたのが由来とされ、最大の特徴は男性よりも女性が主役である点。女性空手など女性の演武が多く、特に背丈よりも大きなしゃもじをぶつけ合う「ミシゲー」は迫力満点。


写真は城間自治会提供

城間自治会
098-877-2072
サンパークてだこ通り泉小公園前



300年余の歴史を持つ伝統の勝負
7月29日(日)大山大綱引き
大綱の頭(カナキ)部分に施された装飾は県内でも美しいと言われ、綱引き前に雄雌の大綱を空中高く持ち上げぶつけ合い相手を倒す「アギエー勝負」が見どころ。独特かつダイナミックな勝負を間近で体感して!


写真は大山区自治会提供

大山区自治会
098-897-3303
大山小学校グラウンド

 


取材・文/トラベローグ(伊東一洋)
『週刊ほーむぷらざ』沖縄をあそぼう・第1618号 2018年7月26日掲載

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