フィリピン・ダバオ｜物価安く食が豊富［やっぱり旅が好き！⑩］

日本に来て約20年になる山川シェリルさん。「フィリピンは果物が安く手に入る。豚の丸焼きやピーナツのおつまみなども食べてみてほしい」と食の魅力を紹介する。

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フィリピン・ダバオ
物価安く食が豊富

－どんな都市か？

フィリピンはいくつもの島が連なっている国です。南にあるミンダナオ島のダバオは、ホテルや飲食店も充実していて、日本よりも物価が安いので観光客が多い地域です。海や山もあります。

フィリピン人は家族を大事にするのが当たり前で、家族や友人と集まるホームパーティーが大好き。明るく陽気な人が多いイメージです。家庭ではタガログ語、仕事などでは英語で話すので、街中では英語が通じやすいと思います。

また、旅行時の近距離移動では、タクシーよりも安く乗れるトライスケールという3輪バイクが便利ですよ。運転手の他に2人ほど乗れます。日本にはないのでぜひ体験してみてください。

「ダバオ」の基本情報

国名：フィリピン共和国
首都：マニラ
言語：タガログ語、英語
通貨（レート）：フィリピンペソ
1フィリピンペソ＝2.64円（2024年2月5日現在）

沖縄からのアクセス例：那覇空港から福岡空港へ移動し、マニラ行きの便に乗る。マニラから飛行機でダバオを目指す。

－食べてほしい料理は？

帰省した時に食べたくなるのは豚の丸焼きです。各家庭では結婚式や子どもの1歳の誕生日など大きなお祝いのほか、ホームパーティーの際には家の庭で一日かけて焼くんです。ハーブやニンニクで味付けされていて皮がパリッとしておいしいです。飲食店や市場ではカットして販売しているので食べやすいですよ。

地元のお酒では、サンミゲルビールが有名。コンビニでも購入できます。味は少し苦め。泡盛のような位置づけのヒネビラは、水割りやストレートで飲むのが一般的です。名産のピーナツを油とニンニクで炒めたおつまみがあれば、お酒が進みます（笑）。

餅米をココナツミルクで炊いてバナナの葉に包んで蒸したビコは甘いスイーツ。おやつにおすすめです。市場の屋台では、ココナツの実と練乳をまぜたボクジュースなどを買うことができます。バナナやマンゴー、ドリアンなども安く手に入りますよ。

国内限定のファストフード店のジェリビーでは、甘いバナナケチャップを使ったスパゲティが人気。きっと驚くと思います。

市場ではバナナやマンゴーなどが安く購入できる

トライスケールはちょっとした移動に便利

ダバオにある山「マウントアポ」

ホームパーティーの際の豚の丸焼きなど

リゾート地でもあるサマール島のビーチ

－見どころは？

フィリピンで一番高い山アポは富士山のような存在です。ダバオ市内から車で1時間で行けるので、ハイキングや朝日を見るために登る人をよく見かけます。

毎年8月には、農作物の豊作を願う、カダヤワンという祭りがあります。1週間行われるのですが、中でも各地域の伝統的なダンスが披露されるパレードが一番の見どころです。民族衣装を着る人もいるので注目してみてください。この祭りでミスダバオの選出会もあります。

個人的にダバオはマニラよりも治安が良くて観光しやすいと思います。ダイビングができるリゾート地サマール島へも船で1時間で行けます。

マヨネーズは種類が豊富。「ハム入り」などは日本では珍しいのでお土産に選ぶ人もいますよ。ほかには、ドライフルーツやピーナツのお菓子も人気です。ぜひダバオに行ってみてくださいね。

紹介してくれた人

山川シェリルさん　1980年、フィリピンのダバオ出身。約20年前に来日。愛知県での生活を経て15年前に沖縄へ。現在は介護施設で勤務。3児の母。好きな沖縄料理は「てびち」。

聞き手・比嘉知可乃
『週刊ほ〜むぷらざ』やっぱり旅が好き！＜10＞
第1906号　2024年2月15日掲載

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この記事のキュレーター

スタッフ: 比嘉知可乃

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新人プランナー（企画・編集）
1990年生まれ、うるま市出身。365日ダイエット中。
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