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2024年1月18日更新

イタリア・ルッカ|歴史と共存する城壁の街[やっぱり旅が好き!⑨]

主宰するイタリア料理教室の受講生と、年に一度イタリアを訪れるマルコさん。出身地ルッカは「歴史ある城壁が有名。ファッロという小麦はお土産にもおすすめ」という。



イタリア・ルッカ
歴史と共存する城壁の街

-どんな都市か?

ルッカはイタリアの中部にあるトスカーナ州の県の一つです。人口は約9万人。宜野湾市と同じくらいです。カトリック教徒が多く、教会がたくさんあります。

首都ローマからは高速道路を使用して車で約4時間。山から流れる水が豊富で、街の至る所に泉があります。その水を水筒などに入れて飲むのは当たり前なので、ルッカでは水は飲み放題です。

街の中心地は古くからある城壁でぐるっと囲まれているのが最大の特徴です。その外周は4キロほどあり、城壁内には約9千人が暮らしています。飲食店や書店、衣料品店などがあるほか、城壁は厚みが10メートル以上もあるので、城壁の上を散歩する人もよく目にします。ただし、城壁付近の道は石畳でできており、保全のために車の進入ができません。訪れる際は歩いて回るということを忘れずに。シェア自転車を借りるのもいいと思います。

イタリアは石でできた古い建物が多く、建築様式を見るのも楽しんでほしいです。ルッカ県庁は1300年代に建てられたものですし、築900年の教会などもあります。ちなみに、私が生まれた家は築300年でした!

また、オペラの「蝶々夫人」などを作曲したプッチーニが生まれた家は博物館として楽しめるようになっています。


「ルッカ」の基本情報
国名:イタリア共和国
首都:ローマ
言語:イタリア語
通貨(レート):ユーロ 1ユーロ=157.38円(2024年1月8日現在)

沖縄からのアクセス例:那覇空港から羽田空港や成田空港へ移動し、ローマ行きの便に乗る。ローマから飛行機でフィレンツェに行き、電車や車でルッカを目指す。



-どんな料理が楽しめる?

ローマ帝国時代、アジアなど他の大陸からもローマにさまざまな食材が届いたことから、イタリアは食材が豊富で美食の国として知られます。ルッカの山岳地域の特産物であるファッロ(スペルト小麦)は昔から食べられている小麦です。一般的な小麦よりも味が濃く、豊かな香りが特徴です。煮込んでスープにしたり、サラダで食べたりする人が多いですね。

干しぶどうと、アニスというスパイスが入ったブッチェラートは甘いパンのようなものです。パン屋さんでも購入できますが、城壁内にある伝統的なレシピで作っているお店が人気です。

山がある地域なので、ポルチーニなどきのこ類を使ったパスタ料理もよく食べられています。トリュフは料理のトッピングに使われることが多いですね。

バールと呼ばれる飲食店は、コーヒーやアルコール類、サンドイッチなどが楽しめる地元の人がよく訪れる場所です。喫茶店のような感じなので、日本でいうバルとは少しイメージが違います。

 
街中にある古い教会
街中にある古い教会
 
スープなどで食べるファッロ
スープなどで食べるファッロ

甘いパンのようなブッチェラート
甘いパンのようなブッチェラート

ルッカの家庭料理である栗のパスタ 
ルッカの家庭料理である栗のパスタ

街の中心地を囲む城壁街の中心地を囲む城壁
 

-おすすめのお土産は?

お土産には、軽い乾燥ポルチーニや、日本では手に入りづらいファッロはいかがでしょう。市場なら量り売りの体験まで楽しめると思います。

気温が20~30度の5~6月が過ごしやすい季節です。11月には「ルッカコミックス&ゲームス」という、漫画やアニメの大きなフェスティバルがあるので、旅行の際は参考にしてみてくださいね。


 

 紹介してくれた人 
マルコ・マッセターニさん 1963年、イタリアのルッカ出身。98年から沖縄在住。現在は自宅でイタリア料理教室とイタリア語教室を主宰。幼少期の食事を思い出すことから、好きな沖縄料理は「ヒラヤーチー」。

聞き手・比嘉知可乃
『週刊ほ〜むぷらざ』やっぱり旅が好き!<9>
第1902号 2024年1月18日掲載

この記事のキュレーター

スタッフ
比嘉知可乃

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新人プランナー(企画・編集)
1990年生まれ、うるま市出身。365日ダイエット中。
真面目な話からくだらない話まで、「読んだ人が誰かに話したくなる情報」
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