多様性の意義を問う衝撃作

著者の作家生活１０周年を記念した書き下ろし長編小説。多様性の意義を問う衝撃作品。

息子が不登校になった検事・啓喜、初めての恋に気づいた女子大生・八重子、ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある人物の事故死を機に、それぞれの人生が重なり合う。しかし、そのつながりは「多様性を尊重する時代」にとって、不都合なものだった…。

正欲

朝井リョウ　著
新潮社
１８７０円（税込み）

提供／ジュンク堂書店　098（860）7175

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『週刊ほ〜むぷらざ』エンタメ・BOOK情報
第1760号　2021年4月29日掲載