ビューティー
2016年5月5日更新
ハーブを生活に取り入れて【スパ パティヤ】
5000年の歴史で培われてきたインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」について、スパを経営する株式会社i‐PLANA代表の知念伽央梨さんが紹介。2回目のテーマは「アーユルヴェーダとハーブ」です。
ハーブを生活に取り入れて
ヘナは毛穴の脂分や汚れを取り去り、洗った後は何ともいえない爽快感。上質のものを選ぶのがポイントだ/写真
「アーユルヴェーダといえばハーブ、ハーブといえばアーユルヴェーダ」と言っても過言ではないくらい、たくさんのハーブが登場します。その数はハーブ辞典があるほど。今は絶版になってしまったこの辞典は私の宝物です。今回は、簡単なハーブドリンクとケアに使えるハーブを紹介します。
ぬるま湯にウコンの粉と岩塩をひとつまみ。これでうがいをするとのどのケアができます。ウコンはお湯を注いで飲むのもOK。天然の抗生物質とも言われていますが、取り過ぎはよくありません。
スライスしたショウガと、折ったシナモンスティック(パウダーも可能)を鍋で2~3分煮出したジンジャーシナモンティーは冷房で冷え過ぎたときにおすすめ。コリアンダーシードを一晩水に漬けたデトックスウオーターは、体の余分な熱を尿として排出、夏から秋に飲むのがおすすめです。
数千ともいわれるハーブの頂点に立つアーユルヴェーダ三大ハーブが、アシュワガンダ、シャタワリー、アーマラキー。残念ながらアシュワガンダは日本には入って来ませんがそれ以外の二つは手に入ります。シャタワリーは女性ホルモンのバランスを整えると言われています。アーマラキーはビタミンCが豊富で、肌や頭髪を健やかに保つ若返りのハーブ。熱に強く、お茶や料理にも使え、ペーストにしてまぶたに乗せると目の疲れが和らぎます。
頭皮ケアにはヘナ、シカカイ、ビャクダン。ヘナは白髪染めとして知られていますが、一番の目的は全身のデトックス。シャンプーや入浴剤としても使います。犬に使うと、臭いが軽減され、毛がツヤツヤサラサラに。洗い流したヘナは殺菌作用があって配管をきれいにし、川や海に流れても環境を汚す心配はありません。紹介したハーブは全てスパパティヤで取り扱い中。体や環境に優しいハーブを生活に取り入れると、植物の恩恵がジワジワと体感できると思いますよ。
スパ パティヤ(ホテルモントレ沖縄 スパ&リゾート内)
098-964-1808
営業時間:AM11:00〜PM10:00
http://www.hotelmonterey.co.jp/okinawa/spapathya/
アーユルヴェーダのハーブ体験
会 場/スパパティヤ
受講料/2000円
日 時/6月11日(土)11時~13時=ハーブを使ったドリンク・コスメ作り
6月12日(日)11時~13時=ヘナ・ヘナアート体験。
ヘナ&フェイシャルトリートメント
(ハーブマスク付き、90分)
料金/1万2000円が4860円(髪の長さで料金が変わります。5月10日スタート)
※ヘナは塗布後、自宅で洗い流していただくので帽子等を持参。またはヘナ4種1回分を持ち帰り、自宅でセルフケアすることも可能。その際はフェイシャル60分。
株式会社 i-PLANA
代表 知念伽央梨さん
季刊「Seniorwave(シニアウェーブ)」と週刊ほ~むぷらざの連動企画。
『週刊ほーむぷらざ』心も体も健康にアーユルヴェーダ<2>・第1503号 2016年5月5日掲載
この記事のキュレーター
- キュレーター
- ちぃちゃん
これまでに書いた記事:84
元企画・編集プランナー
身の回りの「はてな?」や「なるほど!」を追い求めながら、好奇心のアンテナを張り巡らせて日々、取材中。何でもやるからには「徹底的」に。そのための息抜きも大切に。メリハリのある暮らしと、メリハリのある仕事のこなし方ができるよう心がけています。