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2017年8月19日更新

夏は熱のバランスに注意|心も体も健康にアーユルヴェーダ

5千年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」を基に、スパを経営する株式会社i-PLANA代表の知念伽央梨さんが、その理論を紹介します。今回はアーユルヴェーダからおすすめする夏の過ごし方を取り上げます。

夏真っ盛りの沖縄。クラクラするような太陽に、「体が溶けてしまう」と思うほど暑い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

夏は一年の中で一番、体力や消化力、抵抗力が弱くなるとアーユルヴェーダでは考えられています。そのため、過度な運動は控えた方がいいといえます。

私はエアコン、食事、睡眠に気を付けていますよ。冷え過ぎた環境は体を乾燥させ、痛みを呼び起こしてしまうと考えられています。エアコンの風が直接、体に当たらない工夫をしたり、時にはエアコンに頼らず風通しの良い服を着て過ごすのもいいと思います。アーユルヴェーダでは、夏は綿製の白か涼しさを感じさせる薄い色合いの服をすすめています。

食事は、肉を使ったスープなど、消化に負担が少なくて適度な脂肪を含み、甘味をもった流動的なもので、体にエネルギーを与えられるようなものを取りましょう。

豚肉と冬瓜(とうがん)の汁物もおすすめ。冬瓜は知力向上の野菜と言われており、ゴーヤーは体の余分な熱を取り、また、苦味は血液をきれいにするとあります。私はチャンプルーの仕上げに、冷性で甘味のギー(無塩バターを加熱し、水分とタンパク質を除いたもの)を入れて風味を楽しんでいます。

エネルギーを温存するためには良い睡眠をとることも大切。アーユルヴェーダは寝室の色合いについて落ち着いた青や緑色をすすめていますよ。花を飾ったり月光を楽しむことも夏を涼しく過ごす知恵として古典書に記されています。窓から月が見えるようにベッドを配置できたらとてもすてきですよね。

白湯や常温の水を飲むと体に良いという考えが知られつつありますが、気温が高く、熱の高い体質の方は無理をして熱い白湯を飲むと気分や体調を崩すことも。やや冷たいハーブティーで熱のバランスをとることも良いですね。現在の体や心の状態を見て、摂取するものを決めていくことが大切ですね。


寝室に花を飾ったり(写真右)、ハスの花(写真左)を見ると涼し気な雰囲気になる。

ギーを食事に加えると風味も良く味わうことができる。


インフォメーション

  • アーユルヴェーダに学ぶ「美と食」ー究極の美容法と食のメソッドー
    開催日/2017年8月27日(日)PM1:00~PM3:30
    場 所/EMウエルネスリゾートホテルコスタビスタ沖縄(北中城村)
    講 師/講師は、クリシュナU.K、 崎浜キヌ、知念伽央梨
    受講料/2000円(前売り券発売中)




株式会社 i-PLANA
代表 知念伽央梨さん
・米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携 Ayur Vedic Medicine Practitioner
・日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー


i-PLANA(アイプラーナ)
090-1946-9030
沖縄県北中城村美崎111-4


心も体も健康にアーユルヴェーダ
本コーナーは「シニアウエーブ」と「週刊ほ~むぷらざ」の連動企画。次回は2017年9月7日(木)のほ~むぷらざに掲載。

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この記事のキュレーター

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ちぃちゃん

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元企画・編集プランナー
身の回りの「はてな?」や「なるほど!」を追い求めながら、好奇心のアンテナを張り巡らせて日々、取材中。何でもやるからには「徹底的」に。そのための息抜きも大切に。メリハリのある暮らしと、メリハリのある仕事のこなし方ができるよう心がけています。

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