天然染料ヘナを極める（１）＝ヘナの基礎知識

植物100％で頭皮、体に優しく

植物からできている天然染料のヘナ。インドの伝承医学・アーユルヴェーダでは、薬草として5000年にわたり使われてきた歴史がある。ヘナは白髪を染めたり、トリートメントといった髪への効果だけでなく、体内の毒素を排出するデトックスも含めたアンチエイジング効果も注目の的だ。ヘナを取り扱う（株）ｉ-ＰＬＡＮＡの知念伽央梨代表は、ヘナの良さを体感したひとり。「当社では上質のヘナを中心に、４種のハーブをブレンドすることでより頭皮や体に優しいものを提供している」と話す。シリーズで「天然染料ヘナ」を紹介してもらう。１回目はヘナの基礎知識。



薬草のような香りがするヘナは塗布後、1～2時間置いて洗い流す


◆ヘナとは？
インドに自生する植物で、単独で使うと白髪がオレンジ色に染まる。同社が取り扱うヘナは、インドのラジャスタン地方で栽培され、葉の部分のみを使用した高品質のもの。知念さんは「茎が混入していたり、肌に炎症を引き起こすジアミン系ヘアカラーを混ぜたブラックヘナと呼ばれる質の悪いヘナがある。ヘナ100％かしっかり確かめて」とアドバイスする。

◆効能
ヘナの葉に含まれる色素成分のローソニアアルバ（略称・ローソン）。「ローソンには抗菌、抗炎症、止血作用などがあるほか、肝臓の毒素を取り除くデトックスや、子宮の働きを整える作用がある」と知念さん。髪に保護被膜を作り、ハリとコシが出る髪質になったり、フケやかゆみ、抜け毛といった頭皮のトラブルも改善するという。

◆4種混ぜる効果は？
ヘナ単独だとオレンジ色に発色。しかし、茶や黒っぽく染めたい場合に加えるのがインディゴ。さらに、アーユルヴェーダ三大ハーブのひとつアーマラキーや７種のハーブをブレンドしたハーバルブレンドを混ぜ合わせることによって、髪の色合いや髪、地肌により優しくなる。

◆注意点
ヘナは体を冷やす性質があるため、月経中や妊娠中は避けたほうがいい。また、髪質が変わり、パーマがかかりにくくなるようだ。使う前には、パッチテストを忘れずに。

4種をブレンドして相乗効果

リーフヘナ
白髪染めとして使用され、化学染料とは異なり地肌に塗布することができる。肌に模様を描いたりする染料としても人気がある。（左下）

インディゴ
藍染めに使われることで知られており、ヘナと混ぜると髪が茶か黒色に。頭皮をきれいにし、髪に栄養を与えるといわれている。（右下）

アーマラキー
ビタミンCがレモンの10倍以上と豊富で、髪の成長を促進し、ヘナの発色と色の安定を助ける。（右上）

ハーバルブレンド
髪の保護や頭皮を若々しく保つなど、アーユルヴェーダ理論に基づいた７種のハーブをブレンド。（左上）

 

☆宮古でアーユルヴェーダ・ヘナ教室開催☆

①11月17日（木）
　13時～15時　ヘナ教室（1,000円）
　15時30分～17時30分　アーユルヴェーダ教室（2,000円）
②11月18日（金）
　11時～13時　アーユルヴェーダ教室（2,000円）
　13時30分～15時30分　ヘナ教室（1,000円）
＜場所＞
リラクゼーションKAI（沖縄県宮古島市平良字西里295-2 大衆時計店2階）
＜問い合わせ＞
090-1946-6140（砂川）
080-1776-7352（川平）
 

☆那覇市緑化センター開催☆

11月23日（水）13時～15時
参加無料
＜申し込み＞090-1946-9030
＜場所＞沖縄県那覇市おもろまち3-2-1 緑化センター内B教室



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『週刊ほーむぷらざ』第1527号　2016年10月20日掲載