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2024年3月28日更新
[メーク術]パーソナルカラーを味方に|美makeup
[美makeup]執筆/資生堂ジャパン(株)沖縄オフィス 平良芽依美
似合う色を見つける方法として人気の「パーソナルカラー診断」。パーソナルカラーとは、肌・髪・瞳の色など、自分が生まれ持った色素をもとに、その色素と調和のとれる色(=自分に似合う色)のことです。服やメークなど色選びの参考にすることで、肌や顔色を美しく見せるだけでなく、魅力と個性を引き立てて印象アップにもつながります。男性もパーソナルカラーを知ることで、服選びやメンズメークに活かすことができ、特にビジネスシーンでの自己演出に効果的ですよ。
4パターンに分類
自分のパーソナルカラーを見分ける際は、まず肌の色みが「イエローベース(イエベ)」なのか「ブルーベース(ブルべ)」なのかを判断します。そこから、明度・彩度、質感などを考慮し、「イエベ春」「ブルべ夏」「イエベ秋」「ブルべ冬」と4パターンに分類します。
とはいえ、自分で判断するのは難しいですよね。そこで、簡単な質問にYES・NOで答えて、自分のパーソナルカラーをセルフチェックしてみましょう=下図。
※紙や印刷によって、実際の色とは異なる可能性があります。
●イエベ春(Spring)タイプ
明るく爽やかで、親しみやすく生き生きしたイメージを持っています。肌は黄みを帯びて明るく、ツヤや透明感があるのも特徴。明るく健康的なイメージを活かした、ナチュラルでキュートなメークが似合います。
肌作り…本来持っているツヤを生かした光沢のある肌に仕上げるのがおすすめ。
色選び…コーラルピンク・オレンジ・グリーンなど、クリアではっきりした色が似合う。
●ブルべ夏(Summer)タイプ
ソフトでエレガント・上品で知的なイメージを持っています。肌は赤みを帯びて、ピンクがかったきめ細かい繊細さが特徴。コントラストが強くなりすぎないよう、穏やかなトーンでまとめるメークがおすすめです。
肌作り…下地にラベンダー系を使用すると、透明感が引き立つ。
色選び…ラベンダー・グレイッシュブルー・スモーキーピンクなど、クールなパステル系が似合う。
●イエベ秋(Autumn)タイプ
暖かみや穏やかさがあり、シックで落ち着いたイメージを持っています。肌は黄みが強くマットで、キレイに日焼けする方が多いのも特徴。大人っぽいメークを意識すると、本来持つ都会的な魅力がより際立ちます。
肌作り…肌に赤みがある場合は下地などで色補正すると、洗練された印象に。
色選び…ブラウン全般・オレンジ・ゴールドやベージュなど、落ち着いた穏やかな色が似合う。
●ブルべ冬(Winter)タイプ
キリっとしたかっこいいイメージや、華やかなイメージを持っています。肌はツヤや光沢感があり、黒目(虹彩)がくっきりとしているため目力が強いのも特徴。アイラインとリップをポイントにしたメークなど、メリハリのあるメークが似合います。
肌作り…本来持っているツヤ感や光沢感を活かした仕上がりにすると◎。
色選び…ブラック・グレー・レッド・シルバーなど、インパクトのある色が得意。
パーソナルカラーで導き出された色は、あくまでも「似合う傾向のある色」です。自分の魅力や個性をアピールするためにも、パーソナルカラーを上手に取り入れつつ、自由にメークを楽しんでくださいね!=おわり
『週刊ほ〜むぷらざ』美makeup
第1912号 2024年3月28日掲載 毎月第4週に掲載