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2023年7月27日更新

[美容形成外科]落ちにくい皮下脂肪 凍らせて排出|教えて!ドクター当山〈261〉

ダイエットしてもなかなか痩せない部位の一つが「お尻の下のバナナロール」、つまりお尻と太ももの境に付いた皮下脂肪だ。「年とともに取れにくくなる、この皮下脂肪への対処こそ医療の出番。凍らせて代謝させることが可能です」と当山美容形成外科の当山拓也院長。今回は皮下脂肪とその治療について話を聞きました。

お尻の下のバナナロール、おなか周りのラブハンドルな

落ちにくい皮下脂肪 凍らせて排出

 「クールスカルプティングエリート」 
 

―ダイエットしても落ちにくい脂肪があるとか?

 当山 
はい。そもそも私たちの体に蓄積している脂肪は、主に内臓脂肪と皮下脂肪に分かれます。食事制限や適度な運動をすることで体重が減ることはよく知られていますよね。その際、主に減るのは脂肪ですが、特に内臓脂肪は落ちやすいことが分かっています。

一方で落ちにくいのが皮下脂肪。年齢とともに落ちにくくなる特徴があります。


―皮下脂肪はなぜ落ちにくい?

 当山 
ホルモンバランスや代謝の影響を非常に大きく受けると言われているのが皮下脂肪で、脂肪を覆うタンパク質の膜が固くなり、年齢とともに代謝しにくくなっていくのが原因と考えられています。

落ちにくいのは主におなか周りやお尻、二の腕、あごの下など。SNSなどでよく見掛ける「ラブハンドル」「バナナロール」「ふりそで」とは、この落ちにくくなった皮下脂肪のことです。

ラブハンドルはおなか周りに付いた皮下脂肪のことで、「浮輪」とも。バナナロールはお尻と太ももの境に付いた皮下脂肪、ふりそでは二の腕のたるみを指します。どれもクスッと笑ってしまう表現ですが、その正体はにっくき脂肪たち。若い頃はなかったはずなのに、年を重ねると目立ってきてしまうこの皮下脂肪に悩まされる女性が、当院にも多く来院されています。



脂肪細胞のみ融解し排出

―どう対処すればいい?

 当山 
少し前までは脂肪吸引などの手術が主でしたが、今は気になる部位の脂肪だけを凍らせ、代謝を促す医療機器が登場。以前ご紹介した「クールスカルプティングエリート」です。
 
厚生労働省の承認機器で、脂肪細胞のみにダメージを与えるため安心。施術はベッドに40分ほど横になっている間に終わります。融解した脂肪細胞は数週間から数カ月かけて体外へ排出します=イラスト参照。一度部分痩せに成功した所はリバウンドしにくいのも利点です。

痩せにくい所や部分痩せにこそ医療が必要。この夏は医師の適切なアドバイスの下、ダイエットに取り組んでみませんか?


※次回は、「正しい再生医療とは?」を取り上げます。



当山 拓也 氏
当山美容形成外科 院長

東京医科大学卒業後、東京大学医学部形成外科学教室入局。東京警察病院、杏林大学形成外科等で研さんを積む。リッツ美容外科・東京院、東京西徳洲会病院形成外科・美容外科医長、アヴェニュー表参道クリニック副院長をへて、2017年4月に医療法人形成会当山美容形成外科副院長に。2018年、同院院長に就任。


<この記事に関する問い合わせ先>
医療法人形成会 当山美容形成外科
098-867-2093
http://www.touyama.com/



<過去記事一覧>


『週刊ほ〜むぷらざ』 教えて!ドクター当山<261>
第1877号 2023年7月27日掲載

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