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2021年7月22日更新

[沖縄・美容形成外科]皮膚の老化・関節痛・脳梗塞後遺症に|教えて!ドクター当山〈238〉

当山美容形成外科が皮膚の老化や関節痛、脳梗塞後遺症の三つの疾患に対して行っている再生医療。その際に用いている細胞がこのほど、「TOPs細胞」と名付けられ商標が共同出願された。

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皮膚の老化・関節痛・脳梗塞後遺症に

東京大学発「TOPs細胞」で
良質な再生医療を

当山美容形成外科が皮膚の老化や関節痛、脳梗塞後遺症の三つの疾患に対して行っている再生医療。その際に用いている細胞がこのほど、「TOPs細胞」と名付けられ商標が共同出願された。出願は東京大学の齋藤琢准教授とアヴェニューセルクリニックの辻子晋作医師によるもので、当山拓也院長も当初より開発に携わってきたもの。「TOPs細胞」を使った当山美容形成外科の再生医療について、改めて話を聞いた。

自分の細胞を治療に使う

―再生医療は大きく分けて2種類あるそうですね。
当山
はい。一つは健康な人の細胞から耳や心臓の一部を大量に作成し、先天的に耳がない患者さんや心臓の機能が弱っている方の治療に用いる方法です。

2014年に世界で初めてiPS細胞を用いた移植手術が行われるなど、着実に成果を上げ、今まで治療方法のなかった難病や、先天的に機能が失われている患者さんにとっては、希望の光が見えてきたところ。ただし、治療方法の開発に時間やお金がとてもかかるため、普及には時間がかかるのが欠点です。

もう一つは、患者自身の細胞を治療に用いる方法。自分の細胞を使用するため安全性が高く、採取・培養し投与するまでに1カ月程度と短いのも大きな利点です。

当院では後者の再生医療を実施。皮膚の老化現象や関節痛、脳梗塞後遺症の三つの疾患に対して受けていただくことができます。
 

「細胞の質」にこだわる

―その際、用いられているのが、院長自身も開発に携わった「TOPs細胞」というわけですね。
当山
はい。当院で実施している再生医療は、患者様の細胞を採取し投与するので、安全性がとても高いのが特長です。一方、採取した細胞の性質は人によってさまざま。従って採取・輸送・培養のすべての過程において、より高いレベルで細胞の質を維持しなくてはいけません。

そのため当院では当初から、国内トップレベルの実績を持つアヴェニューセルクリニックの辻子晋作医師と、東京大学医学部整形外科の齋藤琢准教授が、共同で改良を積み重ね確立した手法で、患者自身の細胞を採取・培養し、治療に用いています。この手法により培養加工された細胞がこのほど「TOPs細胞」と名付けられ、商標が共同出願されました。

ちなみにTOPsとは、辻医師の姓、齋藤医師の名の共通頭文字Tを先頭に置き、ヒト脂肪由来幹細胞を意味するOrthopaedics and Plastic surgery-oriented adipose-derived stem cellの中の頭文字を取って名付けられています。


―東京大学や国内トップレベルのクリニックのお墨付きで、細胞の質が違うというわけですね。
当山
はい。今や化粧品のうたい文句にも「再生医療」の言葉が使われる時代ですが、ひと口に再生医療といっても内容はさまざま。

当院は、特に細胞の質にこだわっており、患者様から採取した細胞の状態が常に最高の状態になるよう、東京大学整形外科や各専門企業と常に連絡を取り合っています。患者様により最適な細胞治療を受けていただけるよう、今後も力を尽くします。


当山 拓也 氏
当山美容形成外科 院長

東京医科大学卒業後、東京大学医学部形成外科学教室入局。東京警察病院、杏林大学形成外科等で研さんを積む。リッツ美容外科・東京院、東京西徳洲会病院形成外科・美容外科医長、アヴェニュー表参道クリニック副院長をへて、2016年4月に医療法人形成会当山美容形成外科副院長に。17年6月、同院院長に就任。



 TOPs細胞 共同研究開発者 
辻 晋作 氏 アヴェニューセルクリニック 再生医療統括医師
辻 晋作 氏
アヴェニューセルクリニック
再生医療統括医師

「良質で、負担の軽い、信頼される幹細胞治療を」

当クリニックでは、東京大学整形外科、各専門企業との共同研究によって培った組織採取方法、培養方法を用い、「TOPs細胞」と名付けた脂肪由来間葉系幹細胞を提供しています。

TOPs細胞は、「一人でも多くの患者様に、良質で、負担の軽い、信頼される幹細胞治療をお届けしたい」との志を共有し、幹細胞治療の第一線で活躍する多くの医師・医療機関を通じて患者様に提供。私たち現場の医師の声により、常に改良を続けています。

これからも多くの医師たちと協力し、治療・研究を重ね、その結果を共有することで、細胞治療の発展に貢献。患者様に最良の幹細胞をお届けしていきます。


TOPs細胞 TOPs細胞
「TOPs細胞」の培養・加工イメージ



<この記事に関する問い合わせ先>
医療法人形成会 当山美容形成外科
098-867-2093
http://www.touyama.com
Eメール info@touyama.com


※次回は「眉毛下切開で昔の二重がこんにちは」です。


<過去記事一覧>

 

『週刊ほ〜むぷらざ』 教えて!ドクター当山<238>
第1772号 2021年7月22日掲載

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