ビューティー
2021年2月25日更新
“すっぴん風”でマスク対策|美makeup
[美makeup]執筆/平良芽依美(資生堂ジャパン(株)沖縄オフィス)
最近は、マスク着用や在宅ワークの普及で、ナチュラルなベースメークを好む人が増えています。とはいえ、素肌感の強いメークでは肌の悩みをカバーしきれず、疲れて見えることも。また、マスクへのメークの付着が気になりベースメークをしないという人もいますが、実は「スキンケア」もマスクに付着することはご存じですか? つまり、化粧水や乳液でしっかり保湿をしても、マスクでこすれてうるおいが落ちてしまっているということ! それを避けるためにも、マスク着用時のフェースパウダーは欠かせません。
そんな悩みを解決すべく注目されているのが、素肌のようなナチュラル感がありながらも、気になる肌悩みを自然にカバーできる「“すっぴん風”メーク」。今回はそのコツを紹介します。
フェースパウダーで仕上げを
■STEP1 下地でトーンアップ
まずは、肌のくすみや色むらを目立たなくするために、カラーコントロール効果のある下地で肌をトーンアップ。うっかり日焼けを防ぐためにも紫外線カット効果があるものを選びましょう。色によってメークアップ効果が異なるため、肌状態や好みに合わせてチョイスを。
〇ラベンダー…くすみや色むらをカバーして透明感アップ
〇ピンク…血色感アップでイキイキとした肌の印象に
〇イエロー…シミ、そばかす、クマを目立ちにくくカバー
■STEP2 気になる部分のみカバー
下地でカバーしきれなかった肌悩み(シミ、ニキビ跡、赤みなど)をカバーします。ポイントは、「気になる部分だけ」にファンデーションやコンシーラーを薄く使用すること。マスクをしていても見える目回りの肌は、きちんとカバーして明るい印象に仕上げましょう。
■STEP3 フェースパウダーを重ねる
仕上げに、フェースパウダーを顔全体に重ねます。毛穴をふんわりぼかして透け感のある仕上がりになる「ルーセントタイプ」がおすすめ。フェースパウダーを使用することで、メークがマスクに付着するのを軽減しながら、摩擦による肌荒れや乾燥まで防ぎやすくなります。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
気になる肌悩みを自然にカバーした“すっぴん風”メークをマスターすれば、「マスクを着けていても外しても肌がきれいよね」なんて言われるかもしれません。だんだんと日差しが強くなってくるこれからの季節。肌を乾燥や紫外線から守りつつ、美しく見せるベースメークで、今の肌も未来の肌までもキレイを保ちましょう。
“すっぴん風”メークのポイント
図1 図2
STEP1 化粧下地を適量手のひらに取って5カ所におき=図(1)、指の腹を使って顔全体になじませる=図(2)。色むらが気になる部分は、さらに少量を薄く重ねる。
STEP2 ファンデーションやコンシーラーで色むらが気になる箇所を部分的にカバー。特に色むらが出やすい赤丸箇所=図(3)=は丁寧に仕上げる(下地で肌悩みがカバーできた場合は、STEP2の省略可)。
図3
STEP3 パフやブラシで顔全体にフェースパウダーを。毛穴が気になる際はパフにパウダーを多めに取って、片手で肌を引き上げなから毛穴を埋めるイメージで多方向から押さえこむように付ける。サラサラ感を感じる程度に付けるとマスクへのメークの付着を軽減できる。
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『週刊ほ〜むぷらざ』美makeup
第1751号 2021年2月25日掲載 毎月第4週に掲載