今年の夏の憩いの場所を探しています|本村ひろみさんのコラム|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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本村ひろみ

2024年7月23日更新

今年の夏の憩いの場所を探しています|本村ひろみさんのコラム

フリーパーソナリティーの本村ひろみさんが、暮らしを楽しむアンテナを巡らせて日々の沖縄・風景をレポートします。fun okinawaコラム「おきなわ暮らし散歩 Vol.115」

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暑中お見舞い申し上げます。
クラクラする危険な暑さが続いていますが皆さんはバテていませんか?



思い起こせば80年代から90年代、ラジオカーリポーターで外から天気予報を中継していた頃、夏休みの暑い日は「日中の最高気温はなんと30℃を超えて32℃の予想です!」と言って、「海に行く方は日焼け止めを忘れずに」と伝えていました。暑さの注意喚起が日焼け止めレベル。そして「それではリクエスト曲はチューブでビーチタイムをおかけします」と、当時は天気予報のあと街を歩いている方からリクエスト曲を頂いては夏のヒットソングをオンエアしていました。
いやー、今となってはなんとものどかな夏の中継。暑いけどそれでもウキウキな感じ。命の危険となる「熱中症」は存在せず(多分)、暑くてバテるのは「日射病」でした。皆さん覚えていますか?「日射病にならないように日陰で過ごして下さい」だったんですよ。日陰ならしのげる暑さだったんです。
話を戻すと、ひと昔前までは30℃が暑い日の基準だったと記憶。沖縄ではどんなに暑くても33℃くらいが暑さのマックスだったのです。しかしそれが、今年ついに35℃超え!。
7月15日に那覇空港で35.7℃と、沖縄で観測史上最高気温を記録したうえに108年ぶりに3日連続で35℃以上の猛暑日。県外に至っては「温度計が39℃を示しています」と中継している。
いったい南極の氷はどうなっているんだろう。地球の未来が気になって仕方がありません。



暑い日の街歩きで憩いの場所だった本屋さんが一つなくなった。リウボウ7階にあったリブロ。そこに行くのはルーティンだった。新刊の棚をひととおり眺めて、そのあと地図や歴史の本棚へ移動。行く予定がない場所でも地図を眺めていると、今度ここに行きたいなと楽しい気分になるし歴史の本はアジア・アフリカ・ヨーロッパまで勢力を伸ばしたオスマン帝国や古代中国、建国時代のアメリカなどボーダーラインの時代の歴史を読み始めるとあっという間に時間がたったりした。本屋さんがなくなったので、日常の動線が少し変わった。
だから、暑い夏、新しい心のオアシスを探しているところ。



まだまだ7月。
夏の本番はこれからですね。
どうぞ皆さんもご自愛ください。

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ロマンチストなラジオDJ
那覇市出身。清泉女子大学卒業、沖縄県立芸術大学 造形芸術研究科修了。現在、ラジオ沖縄「GO! GO! ダウンタウン国際通り発」「We love yuming2(毎週 日曜日 19時~20時)」でパーソナリティーを務める。

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