金城真知子
2020年6月9日更新
「当たり前」から気づいた大切な事|金城真知子のコラム
3人の子育てワーキングママ金城真知子がつづる「ホッとする沖縄時間」をつづります。
「当たり前」から気づいた大切な事
〜〜 6月のわが家 〜〜
1カ月半遅れで小学校もスタート!
「毎日学校に通えるかな」「勉強ついていけるかな?」
始まって数週間はいろんな心配もあったけれど、わが家の子どもたちは、特に変わった様子もなく、元気に登校できている。
『毎日学校に通うこと』
当たり前のように思えるような日常が、こんなにも「ありがたい」事だったなんて・・・この数カ月を通して、毎日のように「ありがたいね」って思いや言葉が、あふれでてくるようになった。
直接お世話になっている学校の先生方をはじめ、近所のスーパーで働く方や、そのスーパーに商品を届けてくれる生産者や流通の方々。。。今も尚、命の現場で最善を尽くしてくださっている医療従事者の皆さま。
直接会っていなくても、目に見えない「つながり」を感じては、たくさんの人の活動のおかげで「生かされている」事に感謝がうまれてくる。
「元気に、いってらっしゃい」
開校してくれる、登校できる、元気な子どもを見送ることができている!!
ランドセル姿の子どもを見送りながら、泣いてしまったママは、きっと私だけじゃないハズ。。。
〜〜 私の仕事 〜〜
そんなたくさんの方のおかげさまで生かされているにもかかわらず、
司会と講師業をしている私の仕事は、ここ3カ月ゼロに等しい。。。
社会のお役に立てていないモドカシサがあるのだが「ピンチはチャンス」と自分に語りかけながら、今は「学び直し」の時間を過ごしている。
やっている事は大きく三つ
・経験の棚卸しで「自分らしさ」をみつめる
・経営やマーケティングの勉強
・講師業の基礎固め
学びのスタンスは「自分と社会」を行き来する。
自分自身の過去や内面に深〜くダイビングする日もあれば、社会という大空から、ドローンの視点で地上を眺める日もある。
ONLINEで日本中とつながりながら、学べる今が 楽しくて楽しくてしょうがない。
大人になると、どうしても仕事や家族、生活に直結する事を最優先にしちゃいがちなので、まとまった「学ぶ時間」って貴重である。
だからこそ、子どもから「ママただいま〜」の声がかかるまで、帰宅に気づかないって日も多々ある。。。それほど「新しい学びの世界」にどっぷりハマっている。
〜〜 子どもの事を気にしていなきゃ! 〜〜
自粛期間中に軽くなった母親業が「子どもを気にしない時があってもOK」という事。
これまでの私は、無意識のうちに「誰がどこに居る」とか「どんな事をやっている」くらいは、把握できるようにしていた(という事に気づいた!)。
だから、家族が家に居る時は「別の事に集中する」なんて全く無くって、いつでも誰かのことを気にかけていたのだ。
それがステイホーム中に、家族全員がずーっと居たもんだから、一緒にいても
「お母さんの役割からいったん離れ、私のやりたい事に没頭する」という、切り替えが出来るようになったのだ!
これは、私の中で、とーっても大きな変化だった。
私が本やパソコンで学んでいる間は、娘も同じ机で宿題を始めたり、お絵描きや工作をしている。息子はちょっと離れた場所で、大好きなONLINEゲームに夢中になっている。親子で同じリビング内にいるんだけど、お互いが特に干渉もせず、それぞれが自分の時間を過ごしている(*^^*) 自粛期間中に自然と身についてきたわが家の過ごし方。
〜〜〜 当たり前から気づく事 〜〜
コロナウイルスがもたらした社会の変化は、まだまだ先が読めない事ばかり。
そんな中でも、
「当たり前に思えた事も、実は、当たり前じゃない」
と気づいた時から、たくさんのつながりを感じ、深い感謝の思いが湧いてきた。
わが家の在り方にも変化が出てきて、また少しずつ前に進めそうである。
今日もこのコラムを書きながら、6年もの間、こうして執筆のチャンスを与えつづけてくださる編集者の皆さまと、読んでくださっている読者様に感謝の思いがあふれて目頭が熱くなっている。この「目に見えないつながり」こそ(ほぼ無職の)今の私を励ましてくれる、ありがたいありがたいステージなのである。
いろいろあるけど「それでも、前へ!」
この1歩こそが、未来へつながっていると信じているから(*^^*)
金城真知子さんのコラム[カテゴリー:子育て 大人女子を応援]
この記事のキュレーター
- キュレーター
- 金城真知子
これまでに書いた記事:77
フリーパーソナリティー
沖縄県南城市出身。琉球大学卒業。
ラジオパーソナリティー・ウェディング司会者・スマイルトレーナー®
FM沖縄『ちゅら玉・浪漫紀行』ではライター兼ナレーターを担当。
沖縄の自然や習慣・格言などを題材にウチナーグチを交えて紹介。
本コラムでは、沖縄で暮らす3児のワーキングママとして、家族の日常を綴っていく。