新年度が始まってもうすぐ１カ月。
新しい環境には慣れてきましたか？

ママたちにとっては子供の春休みが終わった〜と思ったら、またすぐ大型連休がスタート！
今度は、連休の予定を立てなきゃ〜って思いつつ、まだ何も決まってないわが家。

そろそろ決めなきゃなーと思いつつ、現実は
「今日は子供たち学校行けた〜」と胸をなでおろす毎日で、
休暇の計画どころじゃないのが現実なのです。

娘の登校渋りが始まっていて・・・
今月のコラムは、甘えが強くなった小２末娘のお話です。



〜〜　毎朝の儀式　〜〜

家族で一番最後に起きてくる末娘。

いや、起きてくるという自発的な感じは一切なくて、
こちらが無理やり起こしている感じ。

最初は「朝だよ〜」って優しく声をかけるんですが、
朝食準備の合間を見ながら、何度も呼んでるうちに
「ちょっとー早く起きて〜〜！もう７時過ぎてるんだよ〜！」
と語気が強くなっていくんです。

兄や姉にも声掛けしてもらいながら、子供部屋と台所の行き来。
最終的には、お布団の上にうずくまった娘の体をひっくり返したり、
体を抱き上げたり、膝に乗せたり、手を引いたり繰り返していると、そのうち
うっすら笑みを浮かべ始めます。

（なーんだ、やっぱり起きてるじゃん）

毎朝、一連の「朝起き儀式」をするまで起きてくれない。。。

そして、やっと起きてきたかと思えば
「むにゃむにゃ言葉」が始まる時もあるんです。

口をほぼ動かさず「むにゃむにゃ語」で、何かを訴えてくる様子

「え？　どういう意味？　タオル取ってっていうこと？　ご飯食べないってこと？」

上手に受け取れずにいると、娘もさらに不機嫌を爆発させるから
私もイライラが伝染して「何？　この意味のない無駄な時間！」って
怒りそうになっている。いや、確実に怒ってしまっている。。。

こんな光景って、わが家だけなんでしょうか？？

〜〜　小２の環境　〜〜　

毎朝、耳元で「今日、学校休みた〜い」とささやいて
「ママ今日は家でお仕事？」「じゃぁ、休んでもいい？」って
しょっちゅう聞いてくるし。

小１の最初は、もう少しテキパキと準備ができていたのになぁ〜。

お姉ちゃんたちは中学生だから、つい就寝時間が
遅くなってしまって朝が起きにくいっていう原因も
もちろん親の責任としてあるわけですが、
それにしても、最近は甘えが強いんですよね。

いろいろ悩んでいるタイミングで、ちょうど
小学生向け塾を経営している知人の話を聞く機会がありました。

すると、育てやすくなったと感じる小２〜小４こそ
大人が気にかけてあげてほしい時期なんですよ！と
教えてくれたんです。



〜〜　周囲のまなざし　〜〜

確かに、小学校１年生の入学時は、
園児の頃とは大きく環境が変化するので
親も先生も手厚いサポートがありますよね。

小２の進級となると
まだ慣れない１年生を迎えてあげよう！って
「小さなお姉ちゃん扱い」になるし、
先生からの宿題サポートも一気に減ってしまうんです。

周囲の大人も「もう自分の事は自分でできるよね」って
気持ちになっているから、子供も戸惑ってしまうんだとか。

たしかに。。。
「もう２年生だもんね」「お姉ちゃんでしょ」
って自立してほしい気持ちが、私の中にもありました。

そんな気持ちを、
娘の方が敏感に感じ取っていたんでしょうね。

もっと私に、かまってよ〜〜って（笑）



〜〜　甘えてもらえるうちがカワイイのよ　〜〜

今日も、遅刻ギリギリの娘を乗せて、学校まで車を走らせる。
ドアを開けて、運転席の私を見ず「いってきます」と
言い放った娘が「あ！！」って慌てて戻ってきました。

「え？　忘れ物？」後部座席を確認しながら、
急いでスライドドアをあけると、
「ママとギュ〜するの忘れた」と一言。

「えっ、あ、そうだね、ハグ忘れちゃってたね」
不意打ちのうれしさに
うまく言葉にならない。

シートベルトを外して、大きく後ろに体をそらし
シートの合間から娘とハグをする。。。

「学童のお迎えもママが来てよー、早く来てよー」
念を押して、走って登校していく。





まだうまく言えないけど、
こんな朝がしばらく続いたとしても、
きっと大丈夫な気がする。

子育ての先輩たちが何度も口にする言葉。
「甘えてもらっているうちがカワイイのよ」

娘は、まだ２年生。
余裕のない私から少し抜け出して、
甘えてもらえることにも感謝できそうな気がしてきた。




金城真知子さんのコラム［カテゴリー：子育て 大人女子を応援］