「風はすっかり秋めいている」|本村ひろみのコラム|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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COLUMN

本村ひろみ

2020年10月1日更新

「風はすっかり秋めいている」|本村ひろみのコラム

フリーパーソナリティーの本村ひろみさんが、暮らしを楽しむアンテナを巡らせて日々の沖縄・風景をレポートします。fun okinawaコラム「おきなわ暮らし散歩 Vol.71」

風はすっかり秋めいている

朝夕の風が心地いい季節になりましたね。
見上げる空もすっかり高くなって、空の青が目に優しいトーンに変わってきました。朝食で季節の果物を楽しむのですが、この季節、スーパーに行くたびに新しい果物が次々と登場しています。葡萄(ぶどう)に桃、柿に梨、そして香り豊かな洋梨。
私たちが未知のウイルスに日々戦々恐々としている間にも、自然は変わりなく季節を届けてくれます。いつもどおりに。
スーパーの帰り道、「あれっ、いつの間に」と、中庭に咲いている彼岸花を発見。線香花火のように花開いた華やかな赤い花。今年も合えましたね!


ボーダレスなインとアウト
在宅時間が長くなってくると、ちょっと近くまでの買い物に部屋着のままで出かけるようになった。クタクタではないTシャツに短パンにサンダル。まるで海にでも行くようなこの格好はどこまで(場所)許されるのかな。帽子を目深にかぶって、日焼け止めクリームだけ。眉を描いてもちろんメイクは無し。それでも夏場はこのファッションも有りだったのかもしれないけど、肌寒くなってくると部屋着では外出も難しいかな。いやいやジャケット羽織れば大丈夫、などと私のなかでは部屋着のインとアウトがボーダレスになってきている。仕事で街に行くときは少し気合入れますが。
この日常着のボーダレス現象、皆さんはどうなのか気になるところです。

 

右目の憂鬱(ゆううつ)
久しぶりのものもらい。右目の下まぶた、目尻の際。人と話していても目のことが気になってしまうし。大きめの手鏡を鞄(かばん)から取り出しては何度も鏡をのぞく。こんなに小さな不調でも憂鬱になる。
体調不良になったらどうしよう、と不安を抱く日々に早く別れを告げたい。
 
 

調理時間も秋
山の地方に住む友人から栗が届いた。
さっそくゆでてみる。友人からは「ゆでる時に塩を少し入れてみてね」と有り難いアドバイス。ラジオを聞きながらコトコトとゆでている時間、台所側のベランダから涼しい風が舞い込んできた。ゆで終わって栗の皮をむき、ご飯と炊く。炊きたてのご飯にホクホク黄色い栗。秋をいっぺんに楽しめる時間。外はすっかり宵闇。もうすぐ大きな月が上がる。

世界はすっかり秋めいている。

本村ひろみ

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ロマンチストなラジオDJ
那覇市出身。清泉女子大学卒業、沖縄県立芸術大学 造形芸術研究科修了。現在、ラジオ沖縄「GO! GO! ダウンタウン国際通り発」「We love yuming2(毎週 日曜日 19時~20時)」でパーソナリティーを務める。

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