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2016年12月8日更新

特別な節目を器で演出|沖縄 暮らしのでざいん

執筆/沖縄暮らしのでざいん研究会 新里香代子
【新年を迎える準備】師走の慌ただしさの中、新しい年を迎える準備も少しずつ進めたいものです。「元旦は一年のうちで最も特別な日」と話す西大八重子さん(西大学院学院長)に、おめでたい新年を演出する工夫を聞きました。

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いよいよ今年も師走を迎え慌ただしい季節になりました。すでに忘年会で忙しくしている方、クリスマスを心待ちにしている子どもたちも多いと思います。慌ただしい毎日ですが、新年を迎える準備も少しずつ進めたいところです。

「小さい頃から一年の節目を感じて暮らすということは、心の成長につながるんですよ」と話すのは、西大八重子さん(西大学院学院長)。一年365日の中で「ハレの日(非日常)、ケの日(日常)」を区別して過ごすことを意識する。ハレの日には、特別な日であるという気持ちとともに、装いや、食卓の器などにも配慮する心構えを持って過ごしてほしいと話します。

一年のうちで、最も特別な日は元旦です。「元旦は、日本人であるという気持ちを新たにする、一年で最も大切な日と言われていますが、最近はにぎやかな行事なども多いため、おろそかになりがちです。一年の計は元旦にあり。新たな年をどう過ごすか決心を固める日でもあるので、大切なご家族のためにも準備を整えてその日を迎えてほしいと思います」。
新年を演出するのに用いやすいのは器。漆器や重箱、雑煮用の椀など、お正月になると必ず出す、わが家ならではの特別な器があると効果的です。

「お正月料理は、毎年新しいものを作るより、わが家ならではの料理を作り続けることが大事です。その家に行くと必ずそれが出てくるような。クーブイリチーやターンム田楽でもいい。お正月に作られる料理があり、それが親から子へ受け継がれていくことがいいんです。今年らしい顔として、新しい料理を1、2品加えたり。それに、家族が身に着けるもの、肌着でよいので、新しい物を一枚用意して新年を迎えてほしいですね。気持ちを一新することにつなげられます」

一年のスタートを特別な気持ちで迎え、大切に過ごしてほしいと話す西大さん。身の回りにあるものを工夫して新年の演出に利用するのも楽しいこと。良い年をお迎えください。



家族が好きな料理を重箱に盛り付けるだけでも「特別な日」を感じる効果が


なかなか使わずに棚にしまってある器や重箱を使うと特別感がアップ


ソーキ汁やイナムドゥチにお餅を入れるとお雑煮に。すまし仕立ての汁には焼いた角もち、みそ仕立ての汁には焼いていない丸もちを入れます


身近に咲いている花に松と菊を加えるだけでお正月の演出ができます。手持ちの器を花器に見立ててもOK。わが家ならではのお花にチャレンジしてみては




季節のオススメ!
干支の置物で運気UP
年末が近づくと干支の置物をよく目にします。来年の干支は「酉(とり)」。縁起物でもある干支の置物を飾ることは運気UPにつながるかもしれません。沖縄の伝統玩具でもある琉球張り子の「酉」は一つずつ手作りされ、鮮やかな色彩と少しずつ違う味わいのある表情がカワイイ一品です。

<協力>
玩具ロードワークス
沖縄県那覇市牧志3-6-2
098-988-1439




西大八重子さん(西大学院学院長)
学院では女性向けに、心構えと生活技術をトレーニング。月に一度の料理教室では、健康でおいしく、食卓を笑顔で囲める料理と知恵を伝えています。


沖縄 暮らしのでざいん
特別な節目を器で演出
豊かな森で育つ島の木
 


『週刊ほーむぷらざ』
第1534号 2016年11月10日掲載
沖縄 暮らしのでざいん(33)

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