保存がきく冬瓜で鎮静&デトックス|心も体も健康に 沖縄アーユルヴェーダ

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5千年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」を知念伽央梨さん(i-PLANA代表)が紹介します。今回は「夏を爽やかに過ごす冬瓜(トウガン)の活用法」について。(監修/知念伽央梨 i-PLANA代表)

スープやスイーツに

昨年、畑で収穫した「シブイ(冬瓜)」を使いアーユルヴェーダのスイーツを作りました。

夏野菜の中でも、ヘチマやキュウリ、夕顔、スイカなどのウリ科の野菜は長い期間、食べられて栄養豊富。老廃物の排出が期待できるものが多いです。その中でも冬瓜は「夏にとれて冬まで保存できる」ということから冬瓜という名がついたと言われるほど長期保存ができます。

冬瓜はインドや東南アジアなど熱帯地域が原産の野菜。暑い地域で育つ野菜は熱を鎮静する作用が期待できます。

冬瓜も夏の気温上昇により過剰になった心身の熱を鎮静し、強烈な暑さから多量に摂取した水分(ソフトドリンクや冷たいビールなどを含む)によって起こるむくみに対して、余分な水分を排出。体内の水分バランスを調整してくれるデトックス食材でもあります。野菜をとることで自然にクールダウンとデトックスが期待できるなんて、ありがたいですね。

昨年収穫した冬瓜を氷砂糖で煮詰めたスイーツ

「若返りの秘薬」の主成分

アーユルヴェーダでは、冬瓜を「薬」として扱います。若返りの秘薬と言われる「舐(な)め剤」を日常的に少量摂取するのですが、その主な材料は冬瓜。みずみずしい果肉には栄養素が豊富で消化しやすく、味に特徴が少ないため、さまざまな食材やスパイスと合わせ煮詰めることに適しています。

夏は1年で最も消化力が低下するという季節。意外と自分の消化力が落ちていることに気がつかないものです。低下している状態でいつもと同じような食事や量をとっていると消化に負担がかかり、胃腸の調子が悪くなることもあります。

そんな時は食材や調理法を見直してみましょう。私はスパイスと合わせたシンプルで簡単な冬瓜スープを作ります。鶏ダシやコンソメなど、さっぱりしたダシ汁とクミンパウダー少量で煮たオリジナルスープです。クミンシードを使う場合は油で熱したものをスープに入れています。岩塩で味を調え、少量の刻みショウガ、お好みでミョウガ、大葉を刻み入れ、梅干しの果肉をつぶして入れるなど風味を楽しみながら消化力を上げるようにしています。

冬瓜は身体の熱を冷ますだけではなく、イライラ感を鎮めると考えられていますから、この夏を爽やかに過ごすなら食事やおやつを工夫したいものですね。たくさん出回るときに買っておいて常備野菜として台所に保存しておくのも手。災害時に野菜を購入できない場合にも役に立ちそうです。

インフォメーション

◆「アーユルヴェーダカフェ」
〈内容〉
・アーユルヴェーダの体質チェック
・夏の疲れをとる料理やスイーツ
・夏野菜でつくるオージャスドリンク(若返りドリンク)
〈日時〉2026年10月19日(月)午前11時~午後2時
〈場所〉沖縄県北中城村美崎
〈参加料〉3500円
〈定員〉6人 ※達し次第締め切り
《問い合わせ・申し込み》電話 090(1946)9030

監修者プロフィル

(株)i-PLANA代表 知念伽央梨さん
米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携AyurVedicMedicinePractitioner・日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー、琉球料理伝承人


毎週木曜日発行「週刊ほ〜むぷらざ」心も体も健康に 沖縄アーユルヴェーダ(122)
第2035号(2026年8月13日発行)から転載