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2018年10月11日更新

首里琉染(りゅうせん)代表取締役の大城裕美さん|幸せ運ぶ贈り物 サンゴ染

沖縄の魅力を発信する企業を紹介。vol.214
創業45年の「首里琉染」は、オリジナルのサンゴ染や、紅型を扱う手染め工房。小物から着物まで、商品は多彩だ。大城裕美代表取締役(53)は「伝統を大切にしながら、現代に合う商品を提案しています。幸せを運ぶと言われるサンゴ染は、贈り物にもご好評いただいています」と話す。創業45年を記念し、10月21日までセールを開催している。

幸せ運ぶ贈り物 サンゴ染

首里琉染
代表取締役
大城裕美さん



独自の技法 贈答品に人気

Q.サンゴ染とは?
A.サンゴの化石に生地をあて、染料のついた道具で表面を擦って染めます。職人が色のバランスを見て、サンゴを重ねて染め上げます。手染めなので、一つとして同じものはありません。
サンゴ染の魅力は、自然の模様のため見ていて飽きないこと。古くから、満月の夜に産卵するサンゴは子宝運を高めると言われ、妊娠・出産のお守りに用いられてきました。長寿や家庭円満を招く、とも言われています。
現在、条例でサンゴの化石を採取することは禁じられていますが、琉染では条例ができる40年前に浜に打ち上げられたサンゴを使用しています。独自の技法が認められ、内閣府より地域資源という認定を受けました。サンゴ染体験も好評ですよ。

Q.多彩な商品がありますね。
A.当初は着物中心でしたが、15年ほど前から身近に取り入れてもらえる小物を扱い始めました。現在は、テーブルセンターや絵皿、ストール、名刺入れなど、さまざまな商品を取りそろえています。
特に人気が高いのが、贈答品です。サンゴ染を始め、鳳凰や龍など縁起のいい模様が入った紅型のアイテムを、新築祝いや会社の設立記念に贈る方が多いですね。

Q.創業45年、年月の重みを感じます。
A.創業者である先代、山岡古都は、紅型の染色指導のために京都より来沖。沖縄の工芸を守るために首里琉染を開設しました。
その志を受け継ぎ、伝統を守り、伝えながら、現代に合わせた新たなものを生み出すことを大切にしています。最近は、琉球にまつわる商品に取り組んでいます。
代表になり15年。以前は観光客中心でしたが、歴史や情報の発信で、本物志向の地元のお客さまが増えました。
工房は首里城の入り口にあった中山門の跡地にあり、沖縄を代表する気持ちでおもてなしをしています。一度きりではなく、ご縁を大切にしたいです。

  
サンゴ染めの絵皿や風呂敷、テーブルセンターは、贈答品としても人気

10月21日まで「縁&嬉」セール


45周年を記念し、10月21日まで「縁&嬉」アニバーサリーセールを開催中。訳あり品が50~80%オフ。新商品のお披露目も同時開催。大城さんによる、心地良い空間作りのための色彩心理の相談会も行う。

<問い合わせ>
首里琉染
098‐886‐1131 


『週刊ほーむぷらざ』発信!沖縄の魅力ー未来をつくる企業ー<214>
第1629号 2018年10月11日掲載

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