出産・子育て
2023年2月16日更新
[痛くないおっぱいのあげ方]おっぱいを十分含ませて|はじめての育児②
文・島袋 史
初めての子育ては不安がいっぱい! そんなパパとママに向け、「ゆいクリニック」院長の島袋史さんが、赤ちゃんのお世話の基本をレクチャー。2回目は、痛くないおっぱいのあげ方について。
おっぱいが痛い! 授乳がつらい! そんな場合には赤ちゃんがおっぱいにうまく吸いつけていない可能性があります。でも大丈夫。痛くないおっぱいのあげ方があります。 ポイントは次の八つ。
❶お母さんはソファなどに座り、しっかり後ろにもたれるようにする。
❷赤ちゃんのおなかとお母さんのおなかを密着させて、向き合う姿勢をとる。
❸赤ちゃんの姿勢は耳と肩と腰が一直線で、ねじれていない。
❹赤ちゃんはやや上向きでおっぱいに密着する。
❺赤ちゃんの頭をおさえず首を支える。
❻赤ちゃんの口が大きく開き、乳房を十分に含めるタイミングでくわえさせる。
❼赤ちゃんの舌は下の歯茎より前方に伸び、乳頭を包んでいることを確認する。
❽授乳中、リズミカルにおっぱいを飲む音が聞かれたり、口が吸いながら動いていることを確認する。
授乳の姿勢は、横抱きや脇抱きなどいくつかあります。お母さんのおっぱいの形や、乳首の形によって抱き方を変えると、赤ちゃんが飲みやすくなる場合があるので、いろいろな抱き方でトライしてみることをおすすめします。
どうしてもおっぱいが痛くて授乳がつらいという場合には、おっぱいサポートの強力な助っ人である助産師さんの出番。ぜひお気軽に相談してみてください。
院長 産婦人科 島袋 史さん(左)、理事長 小児科医 島袋 忠雄さん
2011年に開院した沖縄市登川の産婦人科ゆいクリニック。自宅のようにリラックスできる空間を目指し、建物には木材を豊富に使用。妊婦への食事には添加物を使わないなど「体に良いと分かったことはどんどん取り入れている」と院長の島袋史さん(52)。お産を通し母親として一人の女性としての成長をサポートする。
〈問い合わせ先〉
産婦人科 ゆいクリニック
TEL098-989-3801
沖縄市登川2444番地3
https://r.qrqrq.com/wuFnMal6
これまでの記事はこちらから。
『週刊ほ〜むぷらざ』はじめての育児
第1854号 2023年2月16日掲載