おしゃれなお部屋図鑑|Book Café & Hallゆかるひ(那覇市)|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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2017年10月10日更新

おしゃれなお部屋図鑑|Book Café & Hallゆかるひ(那覇市)

週刊タイムス住宅新聞に掲載されているオシャレなお部屋図鑑vol.40。
ナチュラル&フレキシブル/書斎

ナチュラル&フレキシブル/書斎

多機能ボックスで気軽に模様替え

本に囲まれた木の空間

那覇市久茂地の繁華街の一角で、ゆったりと食事や読書などを楽しむことができる「Book Café&Hallゆかるひ」。木のインテリアを基調とした店内は、柔軟に空間アレンジができるよう工夫されている。


コの字形のフロアに本の販売・貸し出しスペース、カフェスペース、イベントスペースを設けた同店。ひと続きになっている本コーナーとカフェは、低めの本棚で緩やかに仕切られ、開放感と落ち着きを備えた空間になっている。

オーナーの屋嘉道子さん(65)は、「イベントやワークショップ、展示会などで店内のアレンジを変えることが多いので、家具は使い勝手のいい箱型の棚を組み合わせたものが多いのよ」と工夫を紹介。

ホームセンターなどで手に入る杉の足場板で作ってもらったという木の棚は、本棚やイス、テーブルの脚などフレキシブルに活躍。同じサイズで作られているので、組み合わせて大きめの家具として利用することもできる。

また、窓からの光や蛍光灯の明かりが柔らかに照らす店内は、安価で手に入るプラスチック製のグリーンで彩られ、目にもやさしい空間になっているのが印象的。気軽にマネできそうな屋嘉さんのアイデアは、読書の秋をより楽しいものにしてくれそうだ。




縦横に組み合わせ自在な窓辺の棚
厚さ3cmほどの杉材4枚で作られた棚は、高さ40cm x幅30cm x奥行き28cm。本を収めるにもイスにするにもちょうどいいサイズで、縦にも横にも積み重ね可能な優れものだ。また、窓辺の一枚布のカーテンが外からの光をソフトに。リラックスして読書ができる空間になっている。



ポイント
編みひもとグリーン
入り口のウインドーや天井に飾られたプラスチック製のグリーンは、ホームセンターでロールで購入したものを適当な長さにカット。手芸用の糸で編んだひもの網目をフックにかければ、枝を結ぶこともできるし、葉っぱなどを網目の間に挿すこともできるそう。



ポイント
習字紙の明かり
建物に備え付けの直管型の蛍光灯に両面テープで習字紙を貼り付けて、簡単おしゃれに明かりをアレンジ。光がソフトになるだけでなく、奥のテーブル席を照らすペンダントライトともマッチして、インテリアに統一感が。習字紙なら破けた時の取り換えも簡単。


モダンな作家ものを気軽に



屋嘉さんのお気に入り
木の家具にマッチする沖縄の工芸品

沖縄の工芸品が大好きで、作家さんを招いたワークショップや展示販売会などを積極的に開催している屋嘉さん。「ついつい自分で買ってしまうのよ」という作品は、店内で提供するメニューなどに利用して、気軽に作品に触れてもらう機会をつくっているという。
陶芸家の安里貴美枝さんのマグカップや、芭蕉布作家の金城由美子さんのコースターなど、店内の温かな雰囲気になじむ工芸品にもホッとする。



[DATA]

Book Café & Hallゆかるひ


沖縄県那覇市久茂地3-4-10 3F(地図
098-860-3270
午前11時~日没
休 日/火曜・水曜
駐車場/なし

http://blog.goo.ne.jp/yukaruhi


取材/藤井千加(ライター)
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞 第1657号・2017年10月6日紙面から掲載

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