[沖縄をあそぼう!]沖縄・家族で遊べる五つのダム|涼を求めてダム巡り|fun okinawa~ほーむぷらざ~

沖縄で暮らす・食べる
遊ぶ・キレイになる。
fun okinawa 〜ほーむぷらざ〜

沖縄の魅力|スマイリー矯正歯科

毎日を楽しく

体験・遊ぶ

2017年7月27日更新

[沖縄をあそぼう!]沖縄・家族で遊べる五つのダム|涼を求めてダム巡り

夏真っ盛り! 涼を求めてダム巡りはいかが? 沖縄本島には国と県が管理する10のダムがあり、湖畔の散策路や公園、資料館が整備されるなど親子で遊べるスポットとなっている。7月21日~31日は、国土交通省および林野庁が定めた「森と湖に親しむ旬間」。まだ間に合う関連イベントと合わせて紹介する。

体験・遊ぶ

タグから記事を探す

倉敷ダム

親子での水遊びが楽しい

沖縄市とうるま市にまたがる県管理のダムで、周辺には工夫を凝らしたさまざまな施設が点在している。特に河川から水を引いた全長約110メートルの小川があるヤンバルムイ一帯は、親子で水遊びを楽しむのにぴったり。「水のおもしろさ」をコンセプトに作られた資料館には水の不思議を体感できる装置や1日6回上映されるシアターもあるなど見どころも十分。また、高さ約41メートルの展望タワーからはダムの全景や太平洋、東シナ海も一望できるなど絶景が楽しめる。

小川のせせらぎが心地いいヤンバルムイ|倉敷ダム
小川のせせらぎが心地いいヤンバルムイ

水深は浅くファミリーでも安心して遊べる


ダムカードの配布場所は管理所の2階(9時~12時、13時~17時)



イベント
「倉敷ダムまつり」が2017年8月6日(日)に開催。ゴーカートやプールでの手こぎボートなど盛りだくさん。舞台イベントもある。一部有料。雨天中止

○沖縄県うるま市石川楚南879-1/098-938-9325(倉敷ダム管理所)/開門8時~閉門21時。資料館は9時~17時、展望タワーは10時~16時30分/無休(資料館、展望タワーは年末年始閉館)/P約150台


 

福地ダム

沖縄最大! 県民の水がめ

降水量が多いやんばるには九つのダムがあり、沖縄本島各地へと送水されている。中でも福地ダムは堤高91.7メートル、総貯水量5500万立方メートルあり、その規模は沖縄最大。直接海へ放流できる全国でも珍しい上流洪水吐を持つ。
湖畔公園や展望所が整備されているので、自然を感じながらのんびりと散策してみたい。また、ダム湖をクルーズできる自然観察船・ゴンミキ号(有料)が運航し、ダム湖畔に広がる木々を湖上から眺めることができる。水資源とダムについての展示解説を行う資料館もあり。


森の中に満々と水をたたえるスケールの大きなダム


ダムカードは同ダム管理支所で配布(9時~17時)土・日・祝は巡回のため一時不在の場合あり

沖縄県東村川田中上原1105-108/0980-53-6111(福地ダム管理支所)/見学自由。資料館は9時~17時/無休/P69台
※ゴンミキ号は5人以上で運航(1人1000円)。月曜運休。問い合わせは0980-43-3300 東村ふるさと振興(株)


 

羽地ダム

風光明媚でドライブにも

名護市羽地大川上流域にあり堤体近くの多目的広場では自然の中でスポーツなどを楽しむことができる。水の流下する力で圧縮空気を作り出しダム内で利用する世界初の「ダム用空気エネルギーシステム」や、圧縮空気がゲートの役割を果たす国内初の「空気ロック式ゲートレス取水設備」など最新設備も導入された注目度の高いダムでもある。
王朝時代にこの地で治水事業を行った蔡温にちなみ「蔡温あけみお湖」と名付けられたダム湖の湖面は、森の緑を映し癒やされる景色。長さ約200㍍ある堤体上は石畳になっていて古道を歩いている気分に。ダム湖をまたぐ「またきな大橋」は、サクラをモチーフにした美しい橋で人気のドライブルートになっている。


右奥に見えるのがまたきな大橋


ダムカードは同ダム管理支所で配布(9時~17時)土・日・祝は巡回のため一時不在の場合あり

沖縄県名護市田井等1017-8/0980-53-6411(羽地ダム管理支所)
見学自由。資料館は9時~17時/無休/P210台



 

漢那ダム

生態系の保全に配慮

河川に生息する生物の生活域が分断されるのを避けるためダムに魚道を設置。人工の湿地帯(ビオトープ)を作り生物の生息環境も創出する。観察路や芝生広場、展望台もありレクリエーションの場としても利用されている。


下流域にはマングローブも


イベント
「漢那ダムまつり」が7月30日(日)に開催。カヌー体験や風車工作など親子で体験できるイベントも

沖縄県宜野座村漢那中山原2015-2/0980-53-6321(漢那ダム管理支所)
見学自由。資料館は9時~17時/無休/P100台



 

金武ダム

環境と文化財を保護

億首川中流にあり沖縄自動車道がダム湖をまたぐ。一帯には多くの動植物が見られ、その生息環境を保全している。王朝時代の主要道の遺構も発見され、往時をしのばせるように復元も施された。


2014年に完成した新しいダム

沖縄県金武町金武9959/0980-52-3872(金武ダム管理支所)
見学自由。資料館は9時~17時/無休/P93台


 

知ってるとお得!
ちょっとツウなダム情報


①ダムマニア注目の「ダムカード」
名刺サイズのカードでダムのことを知ってもらうことを目的として作成。ダムの目的や形式、情報などが記されている。無料で配布されているので、ダムを訪れた記念にぜひ手に入れよう。

②「沖縄観光インフラカード」
観光に貢献するインフラについて理解を深めてもらうことを目的に発行されるカード。首里城や道の駅などの種類があり、ダム関係では北部ダムツーリズムとして福地ダム、漢那ダム、羽地ダムなどのカードがある。各ダムの管理所などで配布。



③「やんばる9ダム スタンプラリー」開催中!
9月30日(土)までやんばるの九つのダムのスタンプを集めるラリーを開催中。
すべてのスタンプを集めると景品がもらえる。6月までに80人が制覇。



④「夏休み親子ダム環境体験学習会」参加者募集!
8月9日(水)に開催される小学生の児童を持つ親子を対象にしたツアーで、漢那ダムと羽地ダムを見学。参加費は無料。めったに見ることのできない堤体内部の見学もあり興味深い。

※③④は、http://www.dc.ogb.go.jp/toukan/のイベント情報を確認


取材/伊東一洋(トラベローグ)
『週刊ほーむぷらざ』沖縄をあそぼう(15)
第1567号 2017年7月27日掲載

※倉敷ダム以外の写真は「沖縄総合事務局北部ダム統合管理事務所」提供

体験・遊ぶ

タグから記事を探す

この記事のキュレーター

スタッフ
funokinawa編集部

これまでに書いた記事:4413

沖縄の大人女子を応援します。

TOPへ戻る