夏休み特集「海と遊ぼう」|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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2016年7月21日更新

夏休み特集「海と遊ぼう」

この夏は海を遊び尽くそう! 気軽に楽しめる干潟巡りから、編集部オススメのマリンレジャーまでを紹介。

好奇心くすぐる干潟巡り


海を気軽に楽しむなら干潟巡りがオススメ! 親子で楽しめるツアーは、ヤドカリやカニ、ナマコなど好奇心をくすぐるさまざまな生き物が見られる。昼間に潮が大きく引く夏の間は、干潟巡りにはうってつけだ。

親子で楽しく生き物観察


「わぁ~、ヤドカリ。カニもいっぱいいる!」と子どもの歓声が上がる。「ほかにもおもしろい生物がたくさんいるよ!」と、案内人で自然体験型のプログラムを提供するキュリオス沖縄の仲栄真礁さん(28)。

仲栄真さんが担当する「博士と行く、魅惑の沖縄干潟! 干潟の生き物ハンターになろう!」は、海草が茂る海草藻場や砂浜、岩礁帯などを巡るツアー。屋嘉田潟原(恩納村)がそのスポットだ。「砂浜や海草藻場など、環境によって生息している生き物も変わるので、さまざまな生物に出合えるのが魅力」と説明する。

ツアーに参加した比嘉里沙さん(31)、友愛さん(4)、彩斗君(1)親子と共に海岸へレッツゴー! まず、仲栄真さんは「枯れた海草が波打ち際にたまっているよね。これは豊かな海草藻場がある証拠なんだ」と説明。「なるほど」と比嘉さん親子。

浅瀬でナマコを発見! 仲栄真さんの「ナマコは何を食べているか分かる?」との質問に、親子が首をかしげる。「実は砂を食べているんだよ。砂に混じった有機物を食べ、砂をはき出す。砂を浄化することもあり、海には欠かせない生き物なんだ」との説明に目を丸くする。里沙さんの「汚れた海にナマコを放てば、きれいになるのかな?」との質問に仲栄真さんは「なるかもしれませんよ、試してみたいですね」。

ツアーでは、干潟で海の生き物を観察するだけでなく、海の危険生物やサンゴの産卵シーンなども写真で紹介。案内人が手作りの資料片手に分かりやすく解説してくれるのも、楽しみながら学べるポイントだ。

「安全に気を付けるのはもちろん、ただ歩くだけじゃなく、しゃがんだり、岩をひっくり返したりして生き物を探してみるのも面白い。手持ちサイズの図鑑を使い、見付けた生き物についてその場で調べてみることでより理解も深まり、多くの発見があるはず」とアドバイスした。


恩納村の屋嘉田潟原には、海草藻場、砂浜、岩礁帯など多くの見学スポットが



多彩な生物がズラリ
上写真は手前中央から、時計回りに「ルリマダラシオマネキ」「フタスジナマコ」「チドリミドリガイ」「アジロイモ」「シコロサンゴ」「ベニシオマネキ」
 

学び、子どもの成長も

同ツアーでは、実際にどんな生き物に出合えるのか? 仲栄真さんに聞いてみると、「貝やナマコ、ウニ、エビ、カニ、ゴカイなど数えられないほど多くの生き物が生息。私のお気に入りは、青色の甲羅が美しいカニ『ルリマダラシオマネキ』。警戒心が強く、観察するには巣穴から出てくるのを待つ根気が必要」と話す。

ツアー後、「大好きなヤドカリや変わった形の生物が見られ、楽しかった」と、友愛さん。母親の里沙さんは「普段見ることのできない海の生き物に触れ、子どもたちにとってもいい勉強になった」と話した。これまで生き物に触れなかった友愛さんもツアーでは触れたことに驚き、成長が感じられたとも。思い出作りはもちろん、夏休みの宿題にも役立ちそう!
 


体験した親子も大満足

今回、ツアーを体験した比嘉友愛さん、里沙さん、彩斗君(写真右から)。普段は海に足を運ぶことはなかなかないので、いい体験ができたと大喜び。子どもたちは「変わった形の生物がいる!」などと興味深々。「機会があればまた参加したい」と笑った。

 

知っておきたい! 海の危険生物
海の危険生物は浅い海中やサンゴ礁、岩礁などに生息。刺されたら悪化しないうちに医療機関で治療を。
※沖縄県保健医療部薬務疾病対策課のホームページを参考に!「海洋危険生物 沖縄県」で検索を
 

参加希望者は下記へ
<博士と行く、魅惑の沖縄干潟! 干潟の生き物ハンターになろう!>
所要時間約2.5〜3時間、料金5500円(1人)※対象年齢は5歳〜。グループ貸し切りは1人6,500円(4人参加時)より。詳細は下記の問い合わせ先へ。
■問い合わせ先
(一社)キュリオス沖縄
那覇市前島2-5-17 福琉産業ビル前島6階
098-917-5300
http://curiousokinawa.com/

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安里則哉

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編集者
日々、課題ばかりですが、取材ではできる限り、対象者の人間性が引き出せたらと思い、仕事に努めています。食べることが大好き。そのためダイエットにも力を入れたところですが、いまだ実現せず(笑)。

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