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2021年12月30日更新

[アジアのお正月]新年を祝う祭りや食事

水を掛け合う祭りや、カラフルな飾り付け、食文化など、アジア各国の正月はさまざま。タイ、インド、中国の文化について、それぞれの国に詳しい3人に話を聞きました。

 インド  断食で体調を整える


シュクラ・アシュトシュさん
インド出身。那覇市の「クッキントーク」で講師を務める

新しい年を感謝の気持ちで迎えるのは日本と一緒ですが、インドでは地域によって祝い方が違います。私のふるさとである北インドのラックノーという町では、元日の3日前から5日までの合計8日間は、断食をするのが恒例。断食の際は食事を全く取らないのではなく、あまり量を食べてはいけないとされ、体調を整え、体を変化させるという目的があります。

断食が終わり9日目にみんなで盛大に食事を楽しむのです。メニューは具体的に決まってはいませんが、必ずミルクとギー(動物性油脂)を使った料理を出し、それに加えておかず2品と甘いものがあります。

また、正月には女性はサリー、男性はクルタという民俗衣装や洋服を新調するのも習わし。子どもたちに新しい洋服やお金をあげる習慣もあります。

そのほか、正月には神様が家を訪れると考えられており、歓迎の意味を込めて、家の周りをライトアップ。玄関先に小麦粉で作った飾り物を施します。家族全員で作り、虹をイメージした7色を使うことがルール。小麦粉で作るのは、後に動物の餌にするなど、環境を考えてのことです。


民族衣装を着るインドの人々。女性の衣裳は「サリー」、男性の衣裳は「クルタ」という


小麦粉で作ったカラフルな飾り物の「ランゴーリ」は玄関先の床に施す


 

 タイ  4月に水掛け祭りを実施


冨松 寛考さん
タイ国政府観光庁福岡事務所職員

タイでは1月1日と、華僑の旧正月も祝われますが、タイの人々が最も楽しみにしているのが、「ソンクラーン」というタイ正月です。

毎年4月13~15日にタイ全土で行われ、その期間は祝日。太陽の軌道が12カ月の周期を終え、新たに白羊宮(おひつじ座)に入る時期を祝うものなのですが、現在は「水掛け祭り」として有名です。伝統的手順としては、まず仏像に清めの水を掛けます。その後、長寿と感謝を込めて年長者の手に水をかけ、その一連の流れの後は無礼講で友人や通りがかりの見知らぬ人などと水を掛け合うのです。コロナ禍以前は、観光客が参加する様子もよく見られました。

ソンクラーンを満喫するなら、北部チェンマイがおすすめ。「サリー・ピーマイ・ムアン」と呼ばれる寺院境内では、砂でパゴダ(仏塔)を作る競争や、托鉢の僧侶に食べ物を献上する伝統的な仏教儀式を見ることができます。また、旧市街エリアは1・5㌔㍍のほぼ正方形の堀と城壁に囲まれており、多くの市民が堀の水を利用した水掛け合戦を楽しみます。


互いに水を掛け合うタイの人々。水鉄砲を使う人もいる


 

 中国  餅、魚料理、ギョーザ食べて縁起良く


唐 宏英さん
中国出身。貿易事業を手掛ける「宏信株式会社」代表

中国の地域は、長江を基準に北と南で分けられることが多く、食文化の違いが正月の食事にも表れます。私の出身地である重慶市は南側に位置し、正月には必ず「年糕(ネンガオ)」という餅を食べます。「糕」と「高」の字が同じ読み方をすることから「年々ますます運などが高く(良く)なるように」と考えられているためです。また、食卓の中央には魚料理を並べます。「余る」という意味の「余」と「魚」が同じ読み方であるため、「年々、食や財が増えて豊かになるように」と願いが込められています。

一方、北側の地域の主食は小麦粉であるため、正月には家族で手作りしたギョーザを食べます。具材が皮に包まれている様子にちなみ、「一家だんらん」を願うそう。

日本でいうお年玉は「紅包(ホンパオ)」と言われ、赤い封筒にお金を入れます。現在はスマホの普及で、電子マネーで送ることも増え、便利になりました。


中央に魚料理があり、手前左下が焼いた年糕


赤い封筒に包まれた「紅包」

編集/安里則哉・比嘉知可乃
『週刊ほ〜むぷらざ』アジアのお正月
第1795号 2021年12月30日掲載

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日々、課題ばかりですが、取材ではできる限り、対象者の人間性が引き出せたらと思い、仕事に努めています。食べることが大好き。そのためダイエットにも力を入れたところですが、いまだ実現せず(笑)。

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