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2021年5月5日更新

片手で開閉「滑り止めマット」|介護の楽ワザ①

家族の介護をしている人が、経験から得た介護のこつや便利な道具、シェアしたい情報を紹介。今回、Aさんがおすすめするのは、物が滑らない「シリコンマット」です。

シリコーンマットに食器を置くと、傾けても食器が動かない。料理が取りやすく、食事が楽に。片手を使える場合は一人で食事ができる

シリコーンマットに置いた化粧品のふたが片手で開けられる

[Aさんのケース]
左半身不随になった義母を在宅介護中。滑り止めマットのおかげで義母は一人でできることが増え、義母も私も心に余裕ができました。


義母は脳卒中の後遺症で左半身に障がいがあります。利き手である右手は問題ありませんが、右手を使うために、左手が補助する動きのなんと多いことか。介護で改めて気付きました。

食事や薬の服用など、当初は片手でうまくできず、常に介助が必要でした。ところが、シリコーン製のマットを介護用品の通販サイトで購入してから、義母も私も生活がぐっと楽になったんです。

マットの上に置いた物は滑りにくくなるので、食器が安定し、片手でも食べやすく、ドレッシングや瓶詰め食品のふたも片手で開けられるようになりました。錠剤もマットの上で扱えば、転がってなくなることもありません。


自分で化粧し、表情もイキイキ

ぬるぬるして滑りやすい化粧品のふたも片手で開けることができ、義母は自分で顔の手入れをするように。気持ちに張り合いが出るのか、表情も明るくなりました。義母の立場で考えると、「いちいち誰かに頼まず、自分のタイミングでできるってすごくいい」のではないでしょうか。介助する私も、何時間もつきっきりの介護から離れる時間が生まれ、お互いに心の余裕ができました。

マットの上だと紙やノートも固定されるので文字も書きやすい。義母は家計簿日記も積極的に書いているので、きっと頭の体操になっていると思います。

滑り止めのマットのおかげで、介助がなくてもできることが増え、生き生きする義母の様子は、私もうれしく、元気を与えてくれました。


シリコーンマットでできること
・瓶や化粧品のふたの開閉が片手でできる
・錠剤が転がりづらい
・食器やノートが滑らない

 

 専門家からひとこと! 「できる」が自信に 福祉用具でサポート

「やりたいときに、自分でできる」と、介護される側もする側も励みになります。

要介護者は世話をしてもらっていることに感謝しつつも、負い目を感じ、生きる希望を持てないほど落ち込むことも多くあります。

福祉用具を活用して「自分でできる」ことを増やしたり、時には人生の先輩として要介護者に相談するなど、人として求められ、家族や社会の一員として存在を認められていると感じることは、その人の「生きがい」につながります。また、身だしなみを整えることは、生活意欲を向上させ、身体状況にも良い影響を与えます。特に女性のお化粧は、段取りがあったり、人に見られることを意識するなど、認知症予防にも効果があると期待されています。

介護される側もする側も、福祉用具や介護サービスなどを活用し、負担軽減を図りながら、その人らしい生活が送れるといいと思います。


井岡有子さん
いおか・ゆうこ/医療法人おもと会訪問リハビリぎのわんおもと園 理学療法士



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取材/赤嶺初美(ライター)
毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1761号 2021年5月6日紙面から掲載」

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