金城真知子
2022年9月20日更新
自分では見えない「変化と成長」|金城真知子さんのコラム
3人の子育てワーキングママ金城真知子が「ホッとする沖縄時間vol.83」をつづります。
毎週末やってくる台風。
スケジュール調整に追われていたら9月も終盤に差し掛かり、もうすぐお彼岸。
親族BBQもできてないし、友人と海遊びもやれなかったなー。
できなかったことを数え始めたら、今年の夏は、大イベントも企画倒れなまま
あっという間に終わってしまいそうで、なんだか寂しい。
そんなドタバタした日常の中でも、毎週なんとか続けられているのが、
自宅で行っているオンライン・フィットネス。
パソコンの画面越しに、インストラクターの先生から
インナーマッスルを鍛える週に1回1時間の運動なのだが、
「成長」というキーワードを元に、
ひもといてみると、実に面白くって。。。
今日のコラムでは、運動苦手な40代の子育てママ目線で、
自分の体を通して感じた感覚をアレコレ語ってみたい。
〜〜 運動を始めたきっかけは、尿もれ 〜〜
少し、、、というか、かなりお恥ずかしい話なのだが、
運動を始めたきっかけは、尿もれだった。
まだ40代になったばかりなのに、
くしゃみをすると失禁してしまうことが増えてきて、
自分の体の衰えに、かなりの恐怖を感じていた。
(このまま50代になったら、どうなっちゃうんだろうって)
毎日、仕事と育児と家事で、抱っこしたり
スーパーからの食材を運んだりと体を使っているが、
「筋トレ」は、ほとんどやったことがない。
少し体が疲れて、整体にいった時には
「足の筋肉が全然ないですねー」と笑わる始末。
関東に住んでいるラジオ時代の後輩が、インストラクターとして
骨盤底筋群を鍛えるフィットネスをやっていることをしって申し込んだ。
これが昨年の4月の話。
ここから、私の「見えない成長」が始まっていくのである。
〜〜 できていない自分を認める 〜〜
最初は1時間のメニューについていくのに必死で、
後半になると「足がつってしまう」日も多々あった。
先生のように、うまくポーズを取れないし、
何度も休憩をはさまないと、ついていけない。
運動をした日は、たいてい体中だるくって、
翌日は必ず筋肉痛になってしまう。
「私って、こんなに体力ないんだ」
画面に映る周りの女性たちと比べて
うまくできない自分が恥ずかしくなってくる。
自分の体が映らないように、何度も「画面をオフ」したかったし、
理由をつけて休もうかと何度も思っていた。
でも、画面オフして自分を見えなくしたり、
トレーニングを休んだところで、現実は何も変わらない。。。
「誰かと比べることじゃないしね」と開き直って、
まずは半年間、続けてみることにした。
〜〜 半年後の変化 〜〜
本来なら、
「◯キロやせました!」とか
「引き締まった体になりました」
って言いたいところだが、
見た目の変化は、ほとんどなし。
誰からも「まーちー、引き締まったね」とか
「やせたね〜」なんて言われなかったので、
半年やっても、見た目や体形は
あまり変わらないのが現実だった。
ただ、、、気がつけば、尿もれの心配が
ほとんど無くなっていた。
「見えない部分」で
確実に変化が始まっていたのだ。
そして体重を量る時にも変化が現れてきて、
体重こそ、それほど変わらないが、
・体脂肪率が下がって
・体年齢が若くなった!
誰に報告するわけでもない、
小さな変化が、本当にうれしかった。
〜〜 そのまま継続していると 〜〜
その後も週1フィットネスを続けていると、
立っている時の意識が変わってきた。
肩甲骨を下げたり、
内ももを意識したり、、、
ふとした瞬間に、自分の体に意識が向かうようになってきて、
「ポジション」を確かめては、Lessonで教わった正しい位置に戻す。
スーパーでカートを押している時も
学童のお迎えで、娘を待っている時も、
思い出しては、体の位置を少しずつ微修正。
そんなことをしているうちに、
頭と体がつながってきたみたいで
日常のスキマ時間が楽しくなってきた。
〜〜 今週のLessonで 〜〜
インストラクターの先生から、
「ちょっと、初めての動きにトライしていいですか」とのこと。
教わりながら、みんなで実践!
すると先生がうれしそうに、
「これがブレずにできるってすごい!! アスリートでも難しいんですよ!」って笑顔で拍手!
「体幹がしっかりしてきましたね。脳の司令がちゃんと体に届いて、司令通りに、自分の体が動かせるようになってきたって証ですね。みなさんの成長、ホントすごーーい」って、
満面の笑みで喜んでくれた。
運動苦手な私が、アスリート並?
まさか〜!!
もちろん、先生はオーバーに褒めてくれたハズだけど、
言わた後に、振り返ってみれば、
最近は、足がツルことはなくなったし、
みんなの動きについていけるようになった。
長時間のデスクワークでも、
腰が痛くなる事もなくなったし、
足のむくみが取れてきたのか
前より「足首」が細くなってきたこともうれしい!
この歳だから、
誰かに「肌見せ」したいわけゃないし、
体にピタッとしたファッションも好みじゃない。
ただ、ただ、
誰に報告するほどでもない、小さなトラブルが減って、
いつもの日常が「楽」になっているのが本当にうれしいのだ。
社会のニーズとしては、
スグに結果が出ること、分かりやすい「激変」が求められているかもしれないけれど、
小さな変化を重ねていくことで、
振り返った時に「あれ? こんなにできるようになってる!」って実感することの方が
結果的に、大きな成長につなっている実感がある。
日々の小さな変化だから、自分だけでは、なかなか気づけない。
だからこそ、それに気付いてくれる人、
小さな成長や変化を一緒に喜んでくれる人がいるって、ホント幸せなことだと感じた。
オンラインのフィットネスを通して感じた成長と変化。
これって、子育てでもたくさんのことに当てはまる。
ずっと見続けている「親」だから分かること。
今度は子どもたちにも、声にだして、小さな成長と変化をたくさん伝えていこう!
金城真知子さんのコラム[カテゴリー:子育て 大人女子を応援]
スケジュール調整に追われていたら9月も終盤に差し掛かり、もうすぐお彼岸。
親族BBQもできてないし、友人と海遊びもやれなかったなー。
できなかったことを数え始めたら、今年の夏は、大イベントも企画倒れなまま
あっという間に終わってしまいそうで、なんだか寂しい。
そんなドタバタした日常の中でも、毎週なんとか続けられているのが、
自宅で行っているオンライン・フィットネス。
パソコンの画面越しに、インストラクターの先生から
インナーマッスルを鍛える週に1回1時間の運動なのだが、
「成長」というキーワードを元に、
ひもといてみると、実に面白くって。。。
今日のコラムでは、運動苦手な40代の子育てママ目線で、
自分の体を通して感じた感覚をアレコレ語ってみたい。
〜〜 運動を始めたきっかけは、尿もれ 〜〜
少し、、、というか、かなりお恥ずかしい話なのだが、
運動を始めたきっかけは、尿もれだった。
まだ40代になったばかりなのに、
くしゃみをすると失禁してしまうことが増えてきて、
自分の体の衰えに、かなりの恐怖を感じていた。
(このまま50代になったら、どうなっちゃうんだろうって)
毎日、仕事と育児と家事で、抱っこしたり
スーパーからの食材を運んだりと体を使っているが、
「筋トレ」は、ほとんどやったことがない。
少し体が疲れて、整体にいった時には
「足の筋肉が全然ないですねー」と笑わる始末。
関東に住んでいるラジオ時代の後輩が、インストラクターとして
骨盤底筋群を鍛えるフィットネスをやっていることをしって申し込んだ。
これが昨年の4月の話。
ここから、私の「見えない成長」が始まっていくのである。
〜〜 できていない自分を認める 〜〜
最初は1時間のメニューについていくのに必死で、
後半になると「足がつってしまう」日も多々あった。
先生のように、うまくポーズを取れないし、
何度も休憩をはさまないと、ついていけない。
運動をした日は、たいてい体中だるくって、
翌日は必ず筋肉痛になってしまう。
「私って、こんなに体力ないんだ」
画面に映る周りの女性たちと比べて
うまくできない自分が恥ずかしくなってくる。
自分の体が映らないように、何度も「画面をオフ」したかったし、
理由をつけて休もうかと何度も思っていた。
でも、画面オフして自分を見えなくしたり、
トレーニングを休んだところで、現実は何も変わらない。。。
「誰かと比べることじゃないしね」と開き直って、
まずは半年間、続けてみることにした。
〜〜 半年後の変化 〜〜
本来なら、
「◯キロやせました!」とか
「引き締まった体になりました」
って言いたいところだが、
見た目の変化は、ほとんどなし。
誰からも「まーちー、引き締まったね」とか
「やせたね〜」なんて言われなかったので、
半年やっても、見た目や体形は
あまり変わらないのが現実だった。
ただ、、、気がつけば、尿もれの心配が
ほとんど無くなっていた。
「見えない部分」で
確実に変化が始まっていたのだ。
そして体重を量る時にも変化が現れてきて、
体重こそ、それほど変わらないが、
・体脂肪率が下がって
・体年齢が若くなった!
誰に報告するわけでもない、
小さな変化が、本当にうれしかった。
〜〜 そのまま継続していると 〜〜
その後も週1フィットネスを続けていると、
立っている時の意識が変わってきた。
肩甲骨を下げたり、
内ももを意識したり、、、
ふとした瞬間に、自分の体に意識が向かうようになってきて、
「ポジション」を確かめては、Lessonで教わった正しい位置に戻す。
スーパーでカートを押している時も
学童のお迎えで、娘を待っている時も、
思い出しては、体の位置を少しずつ微修正。
そんなことをしているうちに、
頭と体がつながってきたみたいで
日常のスキマ時間が楽しくなってきた。
〜〜 今週のLessonで 〜〜
インストラクターの先生から、
「ちょっと、初めての動きにトライしていいですか」とのこと。
教わりながら、みんなで実践!
すると先生がうれしそうに、
「これがブレずにできるってすごい!! アスリートでも難しいんですよ!」って笑顔で拍手!
「体幹がしっかりしてきましたね。脳の司令がちゃんと体に届いて、司令通りに、自分の体が動かせるようになってきたって証ですね。みなさんの成長、ホントすごーーい」って、
満面の笑みで喜んでくれた。
運動苦手な私が、アスリート並?
まさか〜!!
もちろん、先生はオーバーに褒めてくれたハズだけど、
言わた後に、振り返ってみれば、
最近は、足がツルことはなくなったし、
みんなの動きについていけるようになった。
長時間のデスクワークでも、
腰が痛くなる事もなくなったし、
足のむくみが取れてきたのか
前より「足首」が細くなってきたこともうれしい!
この歳だから、
誰かに「肌見せ」したいわけゃないし、
体にピタッとしたファッションも好みじゃない。
ただ、ただ、
誰に報告するほどでもない、小さなトラブルが減って、
いつもの日常が「楽」になっているのが本当にうれしいのだ。
社会のニーズとしては、
スグに結果が出ること、分かりやすい「激変」が求められているかもしれないけれど、
小さな変化を重ねていくことで、
振り返った時に「あれ? こんなにできるようになってる!」って実感することの方が
結果的に、大きな成長につなっている実感がある。
日々の小さな変化だから、自分だけでは、なかなか気づけない。
だからこそ、それに気付いてくれる人、
小さな成長や変化を一緒に喜んでくれる人がいるって、ホント幸せなことだと感じた。
オンラインのフィットネスを通して感じた成長と変化。
これって、子育てでもたくさんのことに当てはまる。
ずっと見続けている「親」だから分かること。
今度は子どもたちにも、声にだして、小さな成長と変化をたくさん伝えていこう!
金城真知子さんのコラム[カテゴリー:子育て 大人女子を応援]
この記事のキュレーター
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フリーパーソナリティー
沖縄県南城市出身。琉球大学卒業。
ラジオパーソナリティー・ウェディング司会者・スマイルトレーナー®
FM沖縄『ちゅら玉・浪漫紀行』ではライター兼ナレーターを担当。
沖縄の自然や習慣・格言などを題材にウチナーグチを交えて紹介。
本コラムでは、沖縄で暮らす3児のワーキングママとして、家族の日常を綴っていく。