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金城真知子

2017年5月12日更新

アウトドアな家時間|金城真知子のコラム

沖縄で暮らす3児のワーキングママとして、家族の日常を綴っていく。「沖縄で、暮らす・はぐくむ Vol.31」



出身が本島南部の私。実は北部にも「別邸」を持っている。
といっても…、実は姉家族の家のこと。冒頭から大ぼらでごめんなさい。姉家族が昨年、名護市に一軒家を構えたため、北部に行く機会が増え、距離感もぐんと縮まった。



姉が仕事ということもあり、GW期間中は私の実家でお泊りだっためいっ子2人。最終日は私が名護まで2人を送りながら、子どもたちと一緒に姉の新居での初の「お泊り」を経験してきた。

広い庭では、ハイビスカスやテッポウユリが彩りとなり、いろいろな種類のグリーンが並んで生け垣を成している。そして庭先には、前に訪ねた時には無かった「ウッドデッキ」が完成していた。素足で感じる杉板の感触。ひんやりしていてすごく気持ちいい。

日が傾きかけてきたころ、義兄が帰ってきた。姉が準備してくれていたカレーも食べぬうちに、「ま〜ち〜、肉食べる?」の声。
「え?? イイの〜?」と、遠慮がちな私の答えをよそに、外で火を起こしはじめた義兄。さすが、マリンレジャーの会社を経営しているだけあって、家にいながらアウトドアな感じがすごい! 聞くと植栽もウッドデッキも全て義兄が作ったらしい。




そのうち木炭にも火が着き、これまた七輪をぐるりと囲んだお手製の六角テーブルでバーベキュー! 大ぶりのお肉。肉汁が滴るたびに豪快に煙が立ち上る。しばらくすると姉も帰ってきて合流。ちょうど心地よい風が吹いてきて、「自分たちが子どこのころもよく庭にブルーシート敷いて、お月さまを見ながら夕飯したもんね〜」なんて、懐かしい話も飛び出してきた。

子どもたちの顔を見ると、普段見せない大きな口で肉をほお張っている。そして、ニ〜ッとBIGスマイル! 真っ暗な中、キャンプライトに照らされながらみんなで食べるお肉と特大ソーセージは、これまた格別だった。



姉の家は朝も心地いい。明るくなると飼っているセキセイインコが朝を告げてくれた。

この日は息子が一番に起きて、2人ソファでのんびり! そのうち姉も起きてきて「ま〜ち〜、コーヒー入れようか〜」の声。朝一番にドリップしてくれるところは、やっぱり母親譲り。もう何年も一緒に住んでいないのに、同じ朝の習慣がたまらなく心地いい。



徐々にみんな起きてきて朝ごはんのスタート! 小学校1年生になっためいっ子が、末娘に「トマト食べる? だったら、お外行こう〜!」と誘った。庭先のミニトマトがちょうど収穫のころを迎えているのだ。娘の小さな足に靴をはかせ、手を引いて一緒に庭をお散歩。小皿いっぱいの採れたてトマトを手土産にダイニングへと戻ってきた。
テーブルには、姉お手製のホットドッグとアボカドサンド。なんてぜいたくな朝なんだろう。

朝ごはんを食べている間に雨が降り出したので、今日は計画していた外出を断念してお家でのんびりすることにした。
それにしても、姉の家は、室内も結構なアウトドア。ソファのすぐ真上にはターザンロープが結わえられていて、その横にはハンモック。玄関口には、「子どもがいつでもお絵かきできるように」と壁一面に黒板用のペンキが塗られている。私の子どもたちもそれぞれ好きな場所で過ごしながらのんびりしていて、これもまたいい感じ。

「今を心地よく」

姉夫妻といるとすごく感じるこの言葉。
日々の暮らしの中にこそ「遊び心」と「ゆるさ」が大切なんだな〜って感じる。

「家」ってこうあるべきとか、「子育て」中はダメとか、誰に制限されているわけでもないのに、「こうしなきゃいけない」って日々を窮屈にしてしまっているのは、自分自身なのかもしれない。

家路につく車の中で、窓を少しあけ「すぐに『心地いい』に変えられるコトって何かな〜」を考える。
新緑の風が車中を軽やかに吹き抜けていった帰り道だった。


 


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フリーパーソナリティー
沖縄県南城市出身。琉球大学卒業。
ラジオパーソナリティー・ウェディング司会者・スマイルトレーナー®
FM沖縄『ちゅら玉・浪漫紀行』ではライター兼ナレーターを担当。
沖縄の自然や習慣・格言などを題材にウチナーグチを交えて紹介。
本コラムでは、沖縄で暮らす3児のワーキングママとして、家族の日常を綴っていく。

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