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運動器カテーテル治療や動注治療によって体の長引く痛みの治療を手掛ける、さくがわクリニック(沖縄県浦添市)。院長の佐久川貴行さんに、「ヘバーデン結節」の原因や治療法について聞きました。(監修/佐久川貴行・さくがわクリニック院長)
診察室でも手軽にできる治療法
Q ヘバーデン結節とは?その症状は
A 軟骨がすり減り指の関節に痛み
ヘバーデン結節は、手指の第1関節(爪の付け根近く)の軟骨がすり減り、骨にトゲができて、徐々に関節が変形していく関節症の一種です。
特に40代以上の女性に多く、加齢とともに発生頻度が上がります。初期は指を曲げ伸ばしすると痛む、赤く腫れ上がってズキズキするといった症状が見られます。ペットボトルのふたを開ける、炊事や洗濯をする、字を書く、パソコンのキーボードをたたく、といった日常の何げない動作で痛みを感じるようになり、大きなストレスとなります。
数年から10年ほどの時間をかけて骨の形が徐々に変形し、思い通りに曲げ伸ばしができなくなることもあります。最初は人さし指だけだったものが、気づくと中指や薬指も痛くなったり、もう片方の手へと徐々に広がっていったりするケースも珍しくありません。


Q 動注治療とは? その特徴は
A ひじや手首から投薬して痛み軽減
一般的な治療法としては、安静、鎮痛薬の内服、テーピング、関節内ステロイド注射などがあります。変形が強く、痛みが改善しない場合には手術が検討される場合もあります。
痛み止めやテーピングで改善が見られなかった人や、手術を避けたい人に選択肢の一つとしておすすめしたいのが当院が手掛ける動注治療です。変形した指関節の周囲に異常血管(モヤモヤ血管)が増えることが、痛みの原因になっていることが分かってきました。
動注治療は、手首またはひじの動脈に注射器で投薬する治療法です。薬剤が血管を通って患部に届くと、痛みの原因となるモヤモヤ血管を減らします。施術は手術室ではなく、診察室でいすに座ったまま、採血のような感覚で受けられます=下図参照。片手であれば止血を含めて5分程度で終了し、体への負担が非常に少ないのがこの治療法の特徴です。採血で使う針よりも細い針を使用するため、麻酔なしでもほとんど痛みを感じませんし、治療後の日常生活に特別な制限もありません。

治療後すぐに痛みが消えるわけではなく、1カ月ほどたった頃から次第に痛みが改善され、2カ月ほどで治療前より良くなったと実感できるケースが多いです。患者から家事の際に痛みを感じにくくなった、曲げ伸ばしによる痛みやこわばりが軽減したという喜びの声も。
ヘバーデン結節は、骨の変形が進む前の早い段階で治療することで、進行を遅らせることができると考えられています。動注治療では、患部の指を治療すると、薬剤が他の指にも流れるため、まだ痛んでいない指への予防効果も期待できます。40代~50代の世代の患者の中には、まだ症状がないもう片方の手も予防的に治療を希望する人も増えています。
※動注治療は、オクノクリニック(表参道・銀座・横浜)の奥野先生が2014年に開発された治療で、年間4000件の治療実績があります。
監修者プロフィル

さくがわ・たかゆき/沖縄県宜野湾市出身。放射線診断専門医。IVR(画像下治療)専門医・指導医。運動器カテーテル治療研究会・監事。2021年9月、浦添市前田にさくがわクリニックを開院
お問い合わせ
さくがわクリニック
沖縄県浦添市前田1丁目11番1号 1階
電話 098(877)5577【予約制】
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