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コロナ禍を経て、沖縄県内の葬儀や法要のあり方は変化。また、近年葬儀費用に関するトラブルが増えている。総合葬祭(有)カデナ花輪の天久未来課長に、最新の葬儀事情と後悔しないための事前相談のポイントを聞いた。(編集部/栄野川里奈子)
複数の業者に依頼 料金表示を確認
県内では以前は告別式を行う一般葬が主流だったが、現在は家族葬が増加傾向にあり、全体の7割を占める=下グラフ。

天久さんは「参列者は親族や仕事の関係者など、50~100人ほどが一般的です。その規模における弊社の葬儀費用の目安は、お花代を除いて約20万~25万円ほど。ただし、費用は地域や会社によって変わります」と説明する。
また、逝去後から火葬までの間、遺体を葬儀社や斎場の安置室へ搬送するケースが半数以上だという。「特に都市部では住宅環境や駐車場の問題があり、ご自宅での安置が難しいケースが多いです」。法要も変化していて、自宅ではなく法要会館を利用するケースが増えているという。

費用のトラブルが増加
最近増えているのが、葬儀の費用に関するトラブルだ。背景にインターネットやSNSの普及がある。手軽にプランや価格情報を調べられるようになった一方で、格安プランをうたう広告やホームページを見て依頼した結果、「高額なプランを勧められた」「追加費用を請求された」といったケースが発生している。
全国的にも葬儀関連の相談は増えていて、消費生活センターなどに寄せられた相談件数は2025年度で1005件(前年は979件)。国民生活センターが、注意を呼びかけている。
こうしたトラブルを防ぐために、天久さんが勧めるのが「事前相談」だ。「一部の広告やホームページなどで、実際の相場からかけ離れた安い金額が表記されていることがあります。弊社にも『依頼した業者に不信感があるため変更したい』という相談が寄せられます。契約前であれば変更しやすいのですが、契約後だと違約金が発生する場合があるため注意が必要です」
逝去後は短時間で葬儀社を決めなければならず、目についた業者へ焦って依頼してしまいやすい。特に病院では長時間の安置が難しいことが多く、事前相談で信頼できる業者を選んでおくことが大切だ。あらかじめ決めておくことで、悲しみの中で慌てることなく、費用やプランを落ち着いて比べられる。最近は、家族だけでなく本人の事前相談も増えているという。

葬儀社の選び方について、「できるだけ、複数の業者に相談をしてください。料金の示し方があいまいな業者には注意が必要です。提示された費用に何が含まれているのか、追加料金が発生する条件などを確認しておくといいですよ。ホームページ上に沖縄の葬儀社名が書かれていても、電話をすると県外の仲介業者につながるケースもあるので、対面での相談をお勧めします」とアドバイスした。
教えてくれた人

総合葬祭(有)カデナ花輪の天久未来課長
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毎週木曜日発行「週刊ほ〜むぷらざ」これから始める終活ノート(3)
第2037号(2026年8月27日発行)から転載
