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2022年4月7日更新
[おきなわいいもの]城紅型染工房(ぐすくびんがた)Gusukubingata Okinawa -since1971
鮮やかな色彩と、おおらかな文様が魅力の「琉球紅型」。
500年の歴史がある伝統工芸で、その伝統を守りつつ新しい感覚で紅型商品を生み出している「城紅型染工房」を紹介します。
【おきなわいいもの】
Gusukubingata Okinawa -since1971
城紅型染工房(浦添市前田)は、ことしで創業51年を迎える紅型工房兼ギャラリー。「暮らしの中に紅型を」をコンセプトに紅型が施されたベビー服やTシャツといった小物雑貨や、タペストリー(壁掛け)など、暮らしの中に彩りを添えるアイテムを制作・販売する。手作りによって生み出される紅型のぬくもりを感じられる。
山城信吾店長は「経験豊富なデザイナーにより生み出された約100種類のアイテムを扱っています。出産祝いをはじめ、結婚祝い、記念日、四季折々のイベントはもちろん、部屋の雰囲気作りや季節感の演出に役立つアイテムとしても好まれています」と話す。絵柄もユニークなものが多く、首里城やシーサー、恐竜、ヒーローものなど多彩。
絵柄を染める顔料にも注意を払う。「Tシャツやベビー服など頻繁に利用するアイテムは、洗濯しても簡単に色落ちしないよう摩擦に強い顔料を使っています」と、長く楽しんでもらえるよう工夫している。
「『紅型』というと着物のイメージが強く、高級で敷居が高く、以前は来店されるお客さまの年齢層も高めでしたが、近年は、子育て世代を中心に客層も広がりました」と山城さん。
こいのぼりやかぶと、ひな祭りなどの節句柄を紅型の絵柄に使うのは意外に少ないという。「アパート住まいなどでこいのぼりを飾るスペースの確保が難しいといった人も、タペストリーやスタンドなら気軽に取り入れられ、片付けや収納も楽とお客さまからも好評です」と山城さん。そのほか、紅型模様が施されたスマホケースや革製品、すべて手描きで一点もののストールや日傘も人気。
現在、「紅型をもっと身近に感じてほしい」と紅型染め体験にも力を入れている。子どもから大人まで夢中になって楽しめると好評だ。干支や季節のデザインなどもそろっているので、ぜひ体験してみては? おうち時間で楽しめる紅型染め体験キットも販売中。いつもとちょっと違う贈り物にもおすすめ。
紅型 Bingata
〈紅型タペストリー【兜・かぶと】〉
端午の節句の象徴でもある兜と菖蒲(しょうぶ)、沖縄の赤瓦屋根を組み合わせてデザイン。子供の健やかな成長を幸せを願って制作。幅約45㎝×縦90㎝
〈紅型鯉のぼりスタンド〉
部屋に飾るだけで季節感を楽しめる「紅型鯉のぼり」。上部の風車は沖縄の長寿のお祝い“カジマヤー”(97歳のお祝い)にあやかり健康長寿を願い制作。全体のサイズ(組み立てた時のイメージサイズ)高さ:約53㎝×横幅:最大約30㎝
〈命名 干支紅型タペストリー・干支ベビー肌着〉
生まれ年の干支に名前と生年月日を入れて、わが子や孫の誕生記念の一枚に。幅約14.5㎝×縦41㎝ 出産祝いに最適な干支ベビー肌着も有り。
〈紅型ストール〉
桜や月桃の実など沖縄のモチーフを新しい感性で表現。カジュアルにもフォーマルにも使える万能なストール。全て手作りの一点ものです。
〈紅型名刺入れ・アマビエマース御守り・小物入れ〉
ちょっとした贈り物におススメな紅型の小物や沖縄らしい紅型名刺入れ等も充実。
〈手帳型スマートフォンケースMサイズ〉
城紅型オリジナル手帳型スマートフォンケース。紺と赤色が「琉球ペイズリー」、黄色は「牡丹の花」と「唐草模様」をあしらった「牡丹唐草」
●城紅型(ぐすくびんがた)染工房
沖縄県浦添市前田4-9-1
TEL 098-887-3414
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『週刊ほ〜むぷらざ』おきなわいいもの
第1809号 2022年4月7日掲載