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2019年7月18日更新

[2019夏休み企画]DAY CAMP(デイキャンプ)|非日常の感動を手軽に!

この夏は、外に出て思いっきり遊びたい―。そんな人に向けて今回は、気軽に日帰りで楽しむ「デイキャンプ」を提案。家族や知人、友人同士で自然に触れながら食事や遊びを楽しんで!



身近にあるものを利用しながら、手軽に日帰りキャンプを楽しむ「デイキャンプ」。その魅力は「非日常の感動体験を気軽に、手軽に味わえること」。タープの張り方や簡単にできる料理などを沖縄県キャンプ協会のメンバーに教えてもらった。


県キャンプ協会のメンバーら。ブルーシートや竹を活用して作るタープや、手軽にできる野外料理などを取り入れることで、キャンプもより身近になるという


キャンプと言えば、時間をかけてテントを張り宿泊するイメージを抱くが、デイキャンプは一般的なキャンプよりも荷物が比較的少なく簡単に楽しめるのが特徴。「最大の魅力は、手軽に簡単に非日常が味わえること」と沖縄県キャンプ協会の中山良正会長(76)は話す。日常とは違った環境に触れることで、オンとオフを明確に切り分けることができ、リラックスできる。

「ゲームのような仮想体験とは違い、体を使ってさまざまな体験をすることで、より印象的なものとなり、感動体験につながる」。例えば、子どもたちにとっては、木登りや、水遊び、昆虫を捕まえたり、冒険をしたりと新しい体験ができる場にも。「蚊がいたり、昆虫や毛虫もいて、苦手な人にとってはいいことばかりではないけれど、自然のもつ美しさや面白さ、不思議、ありがたさ、怖さ、困難などが体感できる。そんな体験を通じて自信がつき、達成感が得られ生きる力につながる」という。

また、お父さんが火をおこしたり、子どもがテント張りを手伝ったりと、家族間でもそれぞれの役割を決めて協力し合うことで、協調性が養え、コミュニケーションを深めるいい機会になる。さらに「ごみは持ち帰る」、「煙が隣の人たちに迷惑にならないか」など、マナーや社会的ルールを理解する場にもなる。野外活動を通して人を育てることができるのもキャンプの魅力だ。


工夫する習慣も

キャンプでは「この道具を使わないといけない」といった決まりはない。使えるものであれば身近なものを工夫して活用することが増えるため、応用力が身につくのも大きい。

食事も楽しみの一つ。「メニューは子どもと一緒に考えるといいと思います。食材は生もののような傷みやすいものや、卵のような壊れやすい食材は、トラブルを防ぐためにもできるだけ避けて」とアドバイス。よくキャンプでカレーをつくるのを目にするが、それは野菜を切ったり、煮込んだり、よそったりと役割分担が多くなるから。みんなで作ることで味も格別なものになるはずと中山さんは言う。みんなで作れて手軽なオススメメニューはこちら(←リンク張る)に紹介しているので参考に。

「注意したいことや安全の確保など、楽しむためのポイントもしっかり把握していい思い出になるキャンプにしてほしい」と話した。



沖縄県キャンプ協会の中山良正会長
県内のキャンプに関するイベントや県内の教育機関でもキャンプを安全に楽しむための指導などを行う

沖縄県キャンプ協会
080-1701-6694

 
 













沖縄県キャンプ協会の宮里勉理事長

三つの結びでタープも簡単

キャンプでは木陰をつくり、荷物などを置くタープ(テント)を立てることからスタート。ブルーシートや竹を使って簡単にできますよ。タープを張る際に大事になるのが、ロープワーク。ブルーシートにひもを通すための小穴(ハトメ)にひもを通し、右ページで紹介している三つのひもの結び方を活用するだけで、簡単にタープを立てることができます。ひも結びは、洗濯ひもを取り付けたり、車の荷物を固定したりと普段の生活にも役立つので、覚えておくと便利です。



キャンプのポイント

❶どこでやるか
キャンプ場なら炊事場やトイレなど水洗まわりは充実していて、BBQ設備が設けてあるところもあり便利。山や海などで行う場合は、火や水を使えるか、必要な道具はそろっているかしっかり確認する。場所によっては火が使えないところもあるので事前にチェックを。
 
❷マナーを守る
火を起こす場合は、煙が回りに迷惑にならないか、注意したりごみは持ち帰るなど、マナーを守って。

❸注意したいこと
夏のキャンプは、熱中症対策としてこまめに水分補給をするのが大事。蚊はもちろん虫さされも多いので、虫よけ剤を準備したい。きれいな水のところにはブヨがいる場合が多く、スズメバチやムカデ、ハブなどにも注意したい。ほかにも、植物のトゲがかぶれを起こす原因になることもあるので長袖・長ズボンを着用するのがおすすめ。日焼け止めや日よけの帽子も忘れずに。

❹安全の確保
安全第一が基本。ひとけのないところで行うキャンプは、それなりの知識がある人がいないと危険も伴うので、避けたい。川の近くで行う場合、テントを張るのは危険。川の流域で急な大雨が降ると鉄砲水となって襲ってくる場合があるからだ。また万一に備えキャンプの場所に救急車の出入りができるかなども確認したい。


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 [2019夏休み企画]みんなで作るキャンプ料理|下ごしらえで手際よく
 
編集/安里則哉
『週刊ほ〜むぷらざ』2019夏休み企画
第1668号 2019年7月18日掲載

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安里則哉

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日々、課題ばかりですが、取材ではできる限り、対象者の人間性が引き出せたらと思い、仕事に努めています。食べることが大好き。そのためダイエットにも力を入れたところですが、いまだ実現せず(笑)。

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