出かける機会の多い夏休み。足を延ばして、おいしい「沖縄スイーツ」を食べに行きませんか。ひんやりスイーツから定番おやつまで、作り手こだわりの一品をお届けします。35年、かぼちゃ一筋のサーターアンダギーや、もち店のぜんざい、豆腐店の豆乳ソフト、自家製みそのみそクッキー。1度は食べたいおやつを紹介します。
たっぷりモチモチ もち店のぜんざい|古謝もち店(うるま市)

ぜんざい500円
レトロな外観が目を引く「古謝もち店」は、3代続くもち店。看板メニューの「ぜんざい」は、紅白もちがたっぷり。もちは、冷たくても硬くならずにモチモチ。小豆は程よい甘さでやわらかく、氷はフワフワ、サッと溶ける。
店主の古謝義彦さん(64)は、「もち粉100%だからおいしいよ。おいしくするためのコツが、たくさんある」と笑う。
「きなこぜんざい」は、きなこがたっぷりかかっていて香ばしい。あまじょっぱいタレがどこか懐かしい「みたらしだんご」は一本100円。温かい状態で売られている。お店の横のイートインスペースで食べることができる。
近所の中学生や市外から来る客で、週末は行列ができることも多いという。売り切れ次第終了。

ミルク&きなこぜんざい700円

みたらしだんご100円
店舗情報

- 沖縄県うるま市安慶名2‐14‐16
- 午前9時〜(売り切れ次第終了)
- 不定休
- 電話 090(1510)8375
豆腐店の豆乳ソフトクリーム|茶屋 首里とうふ(那覇市)

豆腐屋さんのソフトクリームミックス(550円)
創業1969年の豆腐屋(株)首里とうふの直営カフェ「茶屋 首里とうふ」。夏の一押しは、豆乳ソフトクリーム。できたての自家製豆乳を使っていて、コクがありながらもさっぱりとした後味だ。厳選された抹茶を使った抹茶ソフトは、爽やかな香りとうまみが広がる。両方味わえる「ミックス」が人気。

抹茶ソイラテフロート(980円)
「首里とうふあんだーぎー」は、島豆腐がたっぷり練り込まれた生地で、外はカリッ、中はふわふわ。ソフトクリームをあんだーぎーでディップして食べてもおいしい。新商品の「抹茶ソイラテフロート」は豆乳抹茶ラテにソフトクリームをのせた贅沢なラテだ。店内で食べることも、テイクアウトも可能だ。

首里とうふあんだーぎープレーン(2個350円)。黒蜜きなこ、キャラメル、チョコレート、マンゴー味もある
取材中、地元の人や旅行客がひっきりなしに訪れていた同店。責任者の當山大助さんは「国内外の方に、沖縄の豆腐ってこんなにおいしい、ということを知ってほしい。首里とうふが生まれ、育てていただいた首里を盛り上げたい」と話した。
店舗情報

首里城近く、龍潭通りに建つお店
- 沖縄県那覇市首里鳥堀町1-11-5
- 午前10時~午後6時
- 定休日:なし
- 電話 080(3366)5405
かぼちゃサーターアンダギー 一筋35年|かぼ天の店なかそね(沖縄市)

かぼちゃのサーターアンダギー。マーマレードやピーナツバター、はちみつをのせるのもオススメだという
かぼ天の店なかそねは、かぼちゃのサーターアンダギー一筋35年。サーターアンダギーはやわらかく、かぼちゃの風味がフワッと香る。
こだわりは生のかぼちゃを使うこと。店主の仲宗根太志さん(72)は「フレークや冷凍とは、香りが風味が全然違う」と、年中産地を変えて完熟のおいしいカボチャを調達する。「火加減、水加減、油、塩、温度、一つ一つが大事」と説明する。

サーターアンダギーは1袋5個入り、600円
仲宗根さんの両親が弁当屋を始めたのは40年前。35年前、人気だったかぼちゃのサーターアンダギー1種類に商品を絞った。1日に700~800個を作り、売り切れ次第閉店する。一昨年、お客さんのSNSがバズり、朝7時に開店するお店は、朝10時でオーダーストップすることも多いという。購入は電話予約が確実。

夏限定メニューのぜんざい(400円)
店舗情報

左から店主の仲宗根太志さん、3代目の正晋さん
- 沖縄県沖縄市胡屋6-7-6 駐車場あり
- 午前7時~午後3時(売り切れ次第終了)
- 定休日:日曜日、慰霊の日
- 電話 098(932)4109
自家製みそのみそクッキー|菊みそ加工所夢工房(八重瀬町・沖縄市)

ザクザク食感の「アメリカンクッキー」(上、150円)、プレーンな「マーブルクッキー」(120円)
菊みそ加工所夢工房は、天然醸造のみそを使った「みそクッキー」が人気。みそクッキーは「マーブルタイプ」と、コーンフレーク入りの「アメリカンクッキー」の2種類。優しい甘さの中に、みその香りとコクが効いている。
1987年に先代の母菊江さんが始めたみそ工房を引き継いだ平安名陽子代表(61)。自家製の麹(こうじ)を使用し、国産大豆を使った無添加の白みそを使ったスイーツやドレッシングを販売している。

材料は大豆、米、塩の三つのみ。昔ながらの製法で作る白みそ(700円)
「安心して食べられるものを食卓に」という母の思いを受け継ぎ、商品を開発した。添加物は極力使わず、体に優しいものを作り続けている。クッキーやシフォンケーキ、みそ、ドレッシングなど製品は30種類ほど。平安名さんの孫をモデルにしたパッケージもかわいらしく、手土産にもぴったりだ。

右から平安名陽子代表、クッキーを作っている娘の亜美さん
店舗情報

本店外観、男の子のキャラクターが目を引く。周囲にサトウキビ畑が広がる、静かな場所に建つ
【本店】
- 沖縄県八重瀬町当銘254 駐車場あり
- 午前10時~午後6時
- 定休日:水曜日、毎月2日、不定休あり
- 電話 098(998)0219
【登川店】
- 沖縄県沖縄市登川1029-1 駐車場あり
- 午前10時~午後6時
- 定休日:日曜日、不定休あり
- 電話 098(989)4010
取材/栄野川里奈子
毎週木曜日発行「週刊ほ〜むぷらざ」おいしい夏 沖縄スイーツ
第2031号(2026年7月16日発行)から転載