読了時間 約4分
整形外科をはじめ、複数科で診療している「医療法人 八重瀬会 同仁病院」(浦添市)。同院の整形外科の特徴や、2026年5月31日(日)に開催する市民公開健康講座のことを整形外科部長の比嘉清志郎さんに聞いた。
※当記事は、「週刊ほ〜むぷらざ」第2023号(2026年5月21日発行)の掲載記事を再構成したものです。
医療法人八重瀬会 同仁病院整形外科部長の比嘉清志郎さん

「整形外科には常勤の医師が6人、非常勤が8人在籍。それぞれの専門分野で幅広い治療を行います」と、自身の専門である膝関節の模型を手に話す整形外科部長の比嘉清志郎さん
最新治療を導入 31日に公開講座
Q 整形外科の特徴は?
A さまざまな専門分野の医師が膝や股関節、脊椎、腰、肩、スポーツ外傷など幅広く対応し、手術だけでなく投薬や運動療法、再生医療など患者さん一人ひとりに最適な治療法を提案しています。関節を人工物に置き換える「人工関節手術」と、自分の関節を有効利用できるようにする「関節温存手術」でそれぞれ専門性の高い医師が在籍しています。
最新の治療技術も積極的に取り入れ、人工関節専用ロボット支援手術を県内で先駆けて導入。0.5ミリ単位の精度で骨を削ることができ、手術時間の短縮にもつながっています。また、手術前にCT画像から骨の3Dモデルを作製し、手術中に手術器具が今、体のどの位置にあるか確認できるナビゲーションシステムによって、難しく繊細な手術もより安全で正確にできるようになりました。
再生医療では患者自身の自然治癒力を活用します。採取した患者の血液から炎症を抑制する働きがあるタンパク質や、傷を治す働きがある血小板などを高濃度抽出して、関節に注射(APS治療・PRP治療)。痛みの改善や損傷部位の修復が期待できます。PRP治療はプロスポーツ選手などアスリートの方にも実績があります。

手術支援ロボットを使った人工関節手術
Q 公開講座の内容は?
A 「股関節・ひざ関節の痛みと最新の治療方法」と題して、私と整形外科医の島川朋享、理事長・院長の山内裕樹が登壇します=囲み参照。私からは膝の人工関節手術についてお伝えします。島川医師は膝の関節温存手術について、すねの骨を少し切って脚の荷重バランスを整えることで膝の負担を軽減する「骨切り術」などを紹介します。山内医師は専門である股関節の最新治療法について解説します。講話だけでなく、自宅で簡単に取り組める健康体操の実演も行われます。特にストレッチは関節の痛みの予防には大事です。
関節の痛みは早期に受診した方が治療の選択肢も多く、回復も良好です。この講座がきっかけで気になる不調を診てもらおうという人が増えてほしいですね。
Q 仕事のやりがいは?
A 私は膝・スポーツ外科が主な専門ですが、膝の痛みで困っていた患者さんが治療を経て歩けるようになったり、直接患者から感謝の言葉をもらったりすると、これまでやってきたことが報われたと感じ励みになります。より質の高い手術が提供できるよう、新しい情報を積極的に取り入れていきたいです。
股関節・ひざの痛みの最新治療を講演

前回、浦添市で行われた講演会の様子女性スタッフは、奧さんの利桜さん(左)。夫婦で息のあった仕事ぶりをみせる
医療法人八重瀬会同仁病院は5月31日(日)13時から、市民公開健康講座を開催する。会場は宜野湾市の沖縄コンベンションセンター会議場A1。参加無料。申し込みは同院連携室で、電話098(870)5375。またはこちらから。
お問い合わせ
医療法人 八重瀬会 同仁病院
沖縄県浦添市城間1-37-12
電話 098(870)5375
↓画像をクリックすると、健康講座の申し込みフォームに移動します
