薬膳ごはんと食材帖|[米麹]夏バテ防止、体力補充に|fun okinawa~ほーむぷらざ~

沖縄で暮らす・食べる
遊ぶ・キレイになる。
fun okinawa 〜ほーむぷらざ〜

沖縄の魅力|スマイリー矯正歯科

わたしらしく

毎日のレシピ

2020年7月16日更新

薬膳ごはんと食材帖|[米麹]夏バテ防止、体力補充に

夏こそ免疫力が下がりやすい季節。

まだまだ暑い日が続きますね。夏の季節は生命の原動力となる「陽気(エネルギー)」を養う季節ですが、暑さで食欲不振や睡眠障害などがおきやすく、体力が落ちやすい時季でもあります。また、体内に過剰にこもった熱は、熱中症の原因となるだけでなく、イライラや不眠を招き、体力や精神を消耗し、疲労やだるさに悩まされる季節でもあります。夏こそ免疫力を強化し、新型コロナに負けない体作りを目指しましょう。

今の季節、免疫力アップに最適なのが、米麹を使った甘酒です。

米麹(こめこうじ)


消化を助け、エネルギーを補充する。衰えている体の調子を整え、胃腸を元気にするとされている。胃腸の調子を崩して下痢をした場合、それを緩和させる力があるとも言われている。



米麹  消化を助け胃腸を元気に

夏こそ免疫力が下がりやすい季節。

まだまだ暑い日が続きますね。夏の季節は生命の原動力となる「陽気(エネルギー)」を養う季節ですが、暑さで食欲不振や睡眠障害などがおきやすく、体力が落ちやすい時季でもあります。また、体内に過剰にこもった熱は、熱中症の原因となるだけでなく、イライラや不眠を招き、体力や精神を消耗し、疲労やだるさに悩まされる季節でもあります。夏こそ免疫力を強化し、コロナに負けない体作りを目指しましょう。

今の季節、免疫力アップに最適なのが、米麹を使った甘酒です。

甘酒は栄養価が高く、食べる点滴、総合栄養食品とも言われています。

薬膳的な効果としては、消化を助け、エネルギーを補充して衰えている体の調子を整え、胃腸を元気にするとされています。また、胃腸の調子を崩して下痢をした場合、それを緩和させる力があるとも言われています。

バランスの良い食材

栄養学的には、発酵過程で100種類近い酵素が含まれている米麹は、食べ物を消化吸収しやすい状態に導きます。また、ビタミンB群を多く含みB1・B2・B6などの健康維持に不可欠なビタミンを多量に作り出し、糖質や脂質を分解。代謝を助けて新陳代謝を促進するとされ、体を温める働きもあると言われています。それ以外に、免疫力をアップさせるサポート役の必須アミノ酸が豊富に含まれています。

食材は、食品の持つバランスと、どれだけ吸収できるかということがとても大切です。その点、甘酒は、総合的にバランスのとれた食材と言えます。       

黒ごま甘酒



●材料(2人分)
甘酒…………………………………………200g
黒ごまペースト………………………大さじ3
クルミ………………………………………30g

●作り方
1.すべての材料をミキサーに入れ、かき混ぜてできあがり。

甘酒


●材料
米麹…200g~300g
米……………1合
水……………2合

●作り方
1.炊飯器に、米・分量の水を入れ軟らかめのごはんを炊く。
2.炊き上がったご飯に、180mlの水を入れて混ぜる。
3.少し冷まし、65℃くらいの温度にする。
4.3に米麹をほぐして入れ、炊飯器のふたを開け、清潔な布巾をかぶせて約6時間発酵させる。冷蔵庫で約1週間保存可。
※体調が悪い場合や、手に傷がある時は米麹を直接手で触らないほうが良い。

甘酒との組み合わせにオススメ

【胃腸が冷えやすく下痢しやすい場合】
ショウガ・黒糖・ナツメグ・豆板醤・サンショウなど。
★しょうゆと組み合わせドレッシングにするのも良い。

【胃腸を元気にする】
サツマイモ・ヤマイモ・大豆・コーラルビーブロッコリー・エシャロット・リンゴなど。
★甘酒に塩を加え食材とあえて温サラダに!

【免疫力や体力アップ・夏バテ防止】
黒ごま・クルミ・ニンジン・パセリ・ブドウクワの実・カシスなど。
★甘酒を加えてジュースにし、毎朝飲むと良い。


著者の宮國由紀江さん
みやぐに・ゆきえ/栄養士。病院の栄養士を経て、薬膳研究家へ。国際中医薬膳士。琉球料理伝承人。薬膳の普及に努める。薬膳琉花代表。県内外で講演。県栄養士会会員。



宮國由紀江さんが書いた「薬膳でメンテ」(タイムス住宅新聞社発行)が県内書店で発売中!
かぜや不眠、便秘など、日々の不調を食事でサポートする心強い一冊だ。1500円(税別)。
問い合わせはタイムス住宅新聞社☎︎098(862)1155へ。


関連記事
「薬膳ごはんと食材帖①」豚豆(ブタマメ)の特徴
「薬膳ごはんと食材帖②」米
「薬膳ごはんとい食材帖③」ナガイモ・ヤマイモ
宮國由紀江さんインタビュー 彩職賢美リターンズ
宮國由紀江さん・松本嘉代子さん対談
「家庭料理をクスイムンに」

毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1715号 2020年7月16日紙面から掲載」

毎日のレシピ

タグから記事を探す

この記事のキュレーター

スタッフ
funokinawa編集部

これまでに書いた記事:4161

沖縄の大人女子を応援します。

TOPへ戻る