ニラと卵黄で至福の一品『ニラ月見おひたし』|野菜Style|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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2017年5月4日更新

ニラと卵黄で至福の一品『ニラ月見おひたし』|野菜Style

野菜Style[26]|野菜ソムリエプロの堀基子さんとドクターの国仲弘一さんが、野菜を楽しくオシャレに取り入れ、体の中から健康的にキレイになって肥満を解消する生活スタイルを提案! 今回はニラと卵黄で至福の一品『ニラ月見おひたし』

ニラ月見おひたし|野菜Styleレシピ
 

ニラと卵黄で至福の一品

ニラ1束1人で食べられる!

野菜ソムリエプロの堀基子さんと、ドクターの国仲弘一さんが、野菜を楽しくオシャレに取り入れ、体の中から健康的にキレイになって、肥満を解消する生活スタイルを提案! 今回は、ニラを使った簡単でおいしい一品を紹介します。


国 仲
シンプルだけど魅力的な逸品ですね。さっとゆがいたニラの甘みに、黄身をからめると、さらにおいしくなる。一人で一束、ペロリと食べられます!

 堀 
ニラと卵の相性は最高ですよね。刻みニラたっぷりの卵焼きと、ニラ月見おひたしは、わが家の定番です。

国 仲
酒のさかなにも、白いご飯にも合いますね。

 堀 
ニラ特有の香り成分アリシンは、ビタミンB1の吸収を助けて、疲労回復にパワーを発揮するので、お疲れ気味のパパやママにはもちろん、スポーツを頑張る部活生やアスリートにもオススメなんですよ。また、食物繊維が豊富ですから、腸内環境を整えて、ダイエットにも強い味方です。

国 仲
疲れたな…と感じたら、迷わずニラですね!

 堀 
ところで5月の第4週は肝臓週間とのことですが、沖縄県民はいかがですか?

国 仲
肝臓はかなり病気が進行しないと自覚症状が表れず、「沈黙の臓器」と呼ばれるのですが、沖縄県では肥満の増加とともに脂肪肝が増えていると思います。さらに、沖縄県のアルコール性肝疾患による死亡率は、人口10万人当たり男性は全国の6.6人に対し、沖縄県は2倍近い12.6人で、女性も全国平均より高いそうです(2011年度人口動態統計)。ついつい飲み過ぎてしまう、毎日のように飲むなど、肝臓に負担がかかる飲酒習慣が原因でしょうね。

 堀 
1日当たりの適正飲酒量は純アルコール量20グラムですから、泡盛なら0.5合、ビールなら500ミリリットル、ワインならグラス2杯。女性なら、この半分。これを超えると生活習慣病になるリスクが高くなるんでしたね。

国 仲
適正飲酒量の3倍を超えると多量飲酒になり、アルコール性肝疾患や脂肪肝、脳卒中、糖尿病、消化器のがんなどのリスクが高まり、僕の専門の乳がんのリスクも上がります。アルコール依存症も心配ですね。

 堀 
飲み過ぎないこと。週に2日は休肝日を作ること。体にやさしい酒のさかなを選ぶことも大切ですよね。

国 仲
ニラはどうでしょう?

 堀 
アルコールを摂ると不足しがちなビタミンB1の吸収を助けてくれますし、お酒を飲むと体内の活性酸素が増えるそうですが、ニラに豊富に含まれるベータカロテンは抗酸化力にすぐれていますから、今日のメニューは心強いですね。

国 仲
僕はさっぱりとぽん酢しょうゆでいただきます!黒ビールが合うかな?

 堀 
くれぐれも飲み過ぎにはご用心を(笑)。


疲労回復&抗酸化力!


レシピ

『ニラ月見おひたし』

材料(2個分)
ニラ 1束
卵黄 1個
だししょうゆ(ぽん酢しょうゆ、めんつゆなどお好みで) 大さじ1

 

作り方
1. ニラはさっとゆで、束ねて水気を絞り、だししょうゆをまわしかけて再び絞り、4センチの長さに切る。
2. 器に立てて盛り、卵黄をのせる。
 



ニラ

収穫期 通年
産地 県内各地
・抗酸化力にすぐれたベータカロテンが豊富で、ビタミンCやE、カリウムやカルシウムなどのミネラル、食物繊維も豊富に含む。
・特有の香りはアリシンという成分によるもので、ビタミンB1の吸収を助け、疲労回復に役立つ。

ニラの甘みと食感が、卵黄とよく合う!



国仲弘一(くになかこういち)
医師、医学博士。琉球大学医学部附属病院第1外科 助教。乳腺・甲状腺外科 チーフ。日本外科学会専門医、日本乳癌学会専門医。日々、がんの治療や再発予防に奮闘中。自らも約30kgのダイエットに成功。趣味は料理、マラソン、ワイン、カメラ。




堀基子(ほりもとこ)
野菜ソムリエプロ。アスリートフードマイスター3級。ベジフルビューティセルフアドバイザー。アンチエイジング・プランナー。沖縄野菜プロジェクト協同組合理事。15kgの減量を達成した経験から、「野菜style流ダイエット講座」も開講中。


Dr国仲×野菜ソムリエ堀「野菜Style」|funokinawa


『週刊ほーむぷらざ』
Dr国仲×野菜ソムリエ堀 野菜Style<26>
第1555号 2017年5月4日掲載

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